海事プレスの記者陣によるコラム。
2024年7月11日
◆タンカーからドライバルク、そしてLNG船へ—。シンガポールを定期的に訪れ、日本の海運会社らの活動を定点観測すると、シンガポールの地の利を生かす海運事業の幅が広がっていることがよく…続き
2024年7月10日
◆「むかしむかし、“円”が世界で一番強かった頃。いつかのゴールドラッシュのようなその街を移民たちは“円都(イェンタウン)”、と呼んだ」という語りで始まる映画『スワロウテイル』。約3…続き
2024年7月9日
◆寿司のネタで何が一番好きかと聞かれれば、ウニと答える。寿司を食べるなら必ず一貫はウニを入れたい。先日、馴染みのお寿司屋さんに行くと大将に「今日のウニはイマイチかもしれない」と言わ…続き
2024年7月8日
◆最近の超円安を受けて、邦船大手の社長経験者が「若い時から、海運とはなんと儲からない産業なのだろうかと思っていた」と話していたことをふいに思い出した。氏によると、稼げない理由には日…続き
2024年7月5日
◆「コロナ禍以来の混乱状態です」—ある船会社の方の言葉だ。昨今のコンテナ海上運賃の急騰を受けて、関係者からは当時を振り返る声をよく聞くようになった。新型コロナウイルスの感染者が日本…続き
2024年7月4日
◆日本を代表する船舶を決める「シップ・オブ・ザ・イヤー」は、今年で34年目を迎えた。この賞の受賞船は、その時代の技術トレンドをよく反映している。かつては高速化や大型化、国産化。その…続き
2024年7月3日
◆自動車船の船内見学会が、コロナ禍による中断を経ておよそ5年ぶりに再開される。7月15日の「海の日」に東京国際クルーズターミナルで開催されるイベント「海の日プロジェクト in 青海…続き
2024年7月2日
◆転職と聞いて浮かぶイメージはどんなものだろうか。ステップアップ、キャリアチェンジといったポジティブなものから、不真面目や飽き性などネガティブな印象までさまざまだろう。総務省が発表…続き
2024年7月1日
◆今年も「海の月間」が始まる。ご存知の通り、「海の日」を中心に7月1日から31日までの1カ月間は「海の月間」と位置付けられている。日本ではもともと、1876年に明治天皇が東北巡幸の…続き
2024年6月28日
◆ある夜、大学時代の陸上部仲間のグループラインに、1本の動画が共有された。何だろうと思い再生ボタンを押すと、15歳当時の真っ黒に日焼けした記者が、大会でトラックを激走している動画だ…続き
2024年6月27日
◆インド現地紙は今月、同国石炭省が2025年度までに石炭の輸入ゼロを目指す方針だと報じた。インドでは石炭輸入ゼロの目標達成のため、国内炭の増産を進めており、今年度中に新たに20の炭…続き
2024年6月26日
◆フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!。春は街中で明らかに新社会人だと思われる人たちを見かけることが多かったが、それが減ったのも夏の扉が開いた合図なのかもしれない。 ◆さて最近、…続き
2024年6月25日
◆ドライバー不足というと、「物流の2024年問題」でトラック業界が多く取り上げられるが、バスのドライバーも不足している。ニュースで、市町村を走る路線バスが減便し、利用している住民か…続き
2024年6月24日
◆米ニューヨーク市で海に面し、複合一貫輸送施設としての活用を企図した用地となっているサウス・ブルックリン・マリンターミナルで、洋上風力発電設備の新設プロジェクトに対応した陸上拠点と…続き
2024年6月21日
◆「興味を持つ人間が少なくなった業界は、徐々に廃れていく」。最近、複数の取材先でこのような言葉をいただいた。物流は動いていることが当然と思われている。血液と同じで、止まった時には甚…続き
2024年6月20日
◆筆者の出身地の話で恐縮だが、出身地は日本で8県しかない俗に言う“海なし県”である。仕事で海事産業に関わるようになってから、出身県が同じという方になかなかお目にかかれない。人口が多…続き
2024年6月19日
◆「船つくれ、といわれる環境は初めてです」。長年海運界に従事するあるタンカー関係者はこう話す。タンカーマーケットは船種により差異はあるもののおおむね好調を維持している。この先のマー…続き
2024年6月18日
◆VLCC、VLOC、VLGC、VLEC—このように業界内で「Very Large ~~ Carrier」を表す略称はいくつかあるが、昨秋頃から新造船市場で新たに加わったのが、大型…続き
2024年6月17日
◆先日、日本郵船と日本海洋事業が今年4月に秋田県男鹿市内に開設した洋上風力発電向け訓練センター「風と海の学校 あきた」の開所式を取材した。同センターは男鹿半島にある秋田県立男鹿海洋…続き
2024年6月14日
◆年初から始めた長期大型連載企画「船主業の未来」では50人を優に超える関係者に取材した。印象に残っている言葉は多々あるが、そのうちの1つが船主経営者が話していた「船主業は最後には不…続き