海事プレスの記者陣によるコラム。
2025年5月16日
◆ここのところ、社内の蔵書や過去の資料の整理を進めている。長年積み上げてきた資料を「残すべきもの」と「手放すべきもの」とに仕分けしている。膨大な資料の中には、入社以来一度も目を通し…続き
2025年5月15日
◆邦船大手の2025年度通期業績予想が出揃った。最大の注目点は、今期の海運マーケットの大きな変動要素である米国の政策と紅海情勢を業績にどのように織り込むかだが、ひょっとしたら邦船大…続き
2025年5月14日
◆最近、ZINEにハマっている。経済産業省のウェブマガジンによると、ZINEとは、アメリカで生まれた文化で、個人や少人数で発行する自主的な出版物のことを指す。個人的な思想や趣向が色…続き
2025年5月13日
◆振り返れば、昨年の米大統領選挙期間中から、米国洋上風力業界には暗雲が立ち込めていた。トランプ氏はSNSや支持者集会で「洋上風力発電プロジェクトがクジラを殺す」「景観を損なう」など…続き
2025年5月12日
◆大型連休の初め、実家に帰って農作業をほんの少しだけ手伝ってきた。田んぼの整備や苗作りなど、田植えの前にやるべき作業はたくさんある。90歳の祖母はテキパキと記者や母に指示を出し、誰…続き
2025年5月9日
◆米国のトランプ大統領は6日、イエメンの武装組織フーシ派との停戦に合意したと表明した。米国とフーシ派、双方が攻撃を停止するもので、フーシ派による紅海周辺での船舶への攻撃停止が含まれ…続き
2025年5月8日
◆先日、とある発表の記者会見に参加させていただいて少々違和感を感じる場面に遭遇した。まだまだ修行が足りない記者なので、数年後には考えが変わる可能性もあるが現時点で感じたこととしてつ…続き
2025年5月7日
◆ノルウェーで世界遺産となっているフィヨルドを航行する旅客船やフェリーに、ゼロエミッションを義務付ける規制について、その要件やスケジュールに関する検討がノルウェーの議会で進んでいる…続き
2025年5月1日
◆国際海事機関(IMO)は4月開催した第83回海洋環境保護委員会(MEPC83)で、国際海運の温室効果ガス(GHG)排出ゼロ目標達成に向けた具体策を承認した。使用燃料のGHG強度を…続き
2025年4月30日
◆就航中の船舶に港や海上で訪船し、航海スケジュールを変更させないことを最優先に、緊急で行う修理を指す沖修理。船のメンテナンスに欠かせない沖修理だが、国内で展開する事業者は一部を除き…続き
2025年4月28日
◆米トランプ政権の再登場は状況が突如として変わり得ることと一極集中へのリスクを改めて思い出させた。振り返ると2020年以降、海事産業はいくつもの急激な変化に直面してきた。コロナ禍、…続き
2025年4月25日
◆新年度がスタートして1カ月近くが過ぎたが、まだまだ真新しいスーツに身を包んだ新入社員の姿を取材先でも見かけることがある。今週に東京都内の造船エンジニアリング会社を取材で訪れた際も…続き
2025年4月24日
◆4月は海運マーケットを取り巻く環境が大きく揺れ動いた。米中の関税戦争に、米国通商代表部(USTR)が発表した中国建造船などに対し入港料を課す措置と、新たな火種になりそうな発表が続…続き
2025年4月23日
◆この1カ月あまり、世界の海事都市であるロンドン、シンガポール、今治をそれぞれ訪れた。欧州・大西洋の大拠点であるロンドンは久しぶりの訪問だったが、海事に関してはブレグジットの影響も…続き
2025年4月22日
◆米国通商代表部(USTR)が中国建造船に対して入港料を課す措置を発表した。通商法301条に基づく措置で、中国政府による自国海事産業への不当な支援への対抗という建付けだ。この間のや…続き
2025年4月21日
◆日本郵船は14日、グループ会社の旭海運、八馬汽船、三菱鉱石輸送の事業統合を発表した。合併時期は2026年1月、新会社の名称は「NYKバルクシップパートナーズ」を予定している。新会…続き
2025年4月18日
◆大学時代を振り返ると、学外での学びも多かった。記者が最も印象に残っているのは、1年生のときに参加したある自治体のインターン。住民の取り組みを学生記者として取材し、自治体の広報誌に…続き
2025年4月17日
◆環境省が今月、「ブルーカーボンを活用! 令和の里海づくりに向けた藻場・干潟の保全・再生の評価の手引き」を公表した。「里海」は人手が加わることで生物生産性と生物多様性が高くなった沿…続き
2025年4月16日
◆記者のふるさとでは、ご近所のほとんどが農業を営んでいた。田んぼが広がる田舎道を、小中9年間通い続けた。一家総出で田植えや稲刈りをするのは当たり前。通学路にはサクランボの木々が立ち…続き