1. コラム

青灯

海事プレスの記者陣によるコラム。

2025年5月9日

【青灯】日常的な不確実性

◆米国のトランプ大統領は6日、イエメンの武装組織フーシ派との停戦に合意したと表明した。米国とフーシ派、双方が攻撃を停止するもので、フーシ派による紅海周辺での船舶への攻撃停止が含まれ続き

2025年5月8日

【青灯】日本初でなかったとしても

◆先日、とある発表の記者会見に参加させていただいて少々違和感を感じる場面に遭遇した。まだまだ修行が足りない記者なので、数年後には考えが変わる可能性もあるが現時点で感じたこととしてつ続き

2025年5月7日

【青灯】フィヨルドのゼロエミ取り組み

◆ノルウェーで世界遺産となっているフィヨルドを航行する旅客船やフェリーに、ゼロエミッションを義務付ける規制について、その要件やスケジュールに関する検討がノルウェーの議会で進んでいる続き

2025年5月1日

【青灯】環境営業が物量を稼ぐ時代は

◆国際海事機関(IMO)は4月開催した第83回海洋環境保護委員会(MEPC83)で、国際海運の温室効果ガス(GHG)排出ゼロ目標達成に向けた具体策を承認した。使用燃料のGHG強度を続き

2025年4月30日

【青灯】物流支える重要なピース

◆就航中の船舶に港や海上で訪船し、航海スケジュールを変更させないことを最優先に、緊急で行う修理を指す沖修理。船のメンテナンスに欠かせない沖修理だが、国内で展開する事業者は一部を除き続き

2025年4月28日

【青灯】分散化で激変リスクに備える

◆米トランプ政権の再登場は状況が突如として変わり得ることと一極集中へのリスクを改めて思い出させた。振り返ると2020年以降、海事産業はいくつもの急激な変化に直面してきた。コロナ禍、続き

2025年4月25日

【青灯】都市型ハイブリッド造船業

◆新年度がスタートして1カ月近くが過ぎたが、まだまだ真新しいスーツに身を包んだ新入社員の姿を取材先でも見かけることがある。今週に東京都内の造船エンジニアリング会社を取材で訪れた際も続き

2025年4月24日

【青灯】変動の波に立つ

◆4月は海運マーケットを取り巻く環境が大きく揺れ動いた。米中の関税戦争に、米国通商代表部(USTR)が発表した中国建造船などに対し入港料を課す措置と、新たな火種になりそうな発表が続続き

2025年4月23日

【青灯】ロンドン、シンガポール、今治の三都物語

◆この1カ月あまり、世界の海事都市であるロンドン、シンガポール、今治をそれぞれ訪れた。欧州・大西洋の大拠点であるロンドンは久しぶりの訪問だったが、海事に関してはブレグジットの影響も続き

2025年4月22日

【青灯】米国の中国船措置と30年前の議論

◆米国通商代表部(USTR)が中国建造船に対して入港料を課す措置を発表した。通商法301条に基づく措置で、中国政府による自国海事産業への不当な支援への対抗という建付けだ。この間のや続き

2025年4月21日

【青灯】245歳の新会社

◆日本郵船は14日、グループ会社の旭海運、八馬汽船、三菱鉱石輸送の事業統合を発表した。合併時期は2026年1月、新会社の名称は「NYKバルクシップパートナーズ」を予定している。新会続き

2025年4月18日

【青灯】神戸から広げる地方創生

◆大学時代を振り返ると、学外での学びも多かった。記者が最も印象に残っているのは、1年生のときに参加したある自治体のインターン。住民の取り組みを学生記者として取材し、自治体の広報誌に続き

2025年4月17日

【青灯】令和の「里海づくり」

◆環境省が今月、「ブルーカーボンを活用! 令和の里海づくりに向けた藻場・干潟の保全・再生の評価の手引き」を公表した。「里海」は人手が加わることで生物生産性と生物多様性が高くなった沿続き

2025年4月16日

【青灯】日常にある価値

◆記者のふるさとでは、ご近所のほとんどが農業を営んでいた。田んぼが広がる田舎道を、小中9年間通い続けた。一家総出で田植えや稲刈りをするのは当たり前。通学路にはサクランボの木々が立ち続き

2025年4月15日

【青灯】万博が開幕

◆13日、大阪・関西万博が開幕した。会場は夢洲(ゆめしま)。大阪港の夢洲コンテナターミナルに隣接した場所にある。大阪メトロではこれに先立ち、今年1月に中央線を延伸して設置した夢洲駅続き

2025年4月14日

【青灯】費用効果とタイミング

◆先月はまさに学生たちは春休みなのだと感じることが多かった。普段乗る電車は某テーマパークに遊びに行こうとしている学生の集団が増えた。春は出会いと別れの季節と言うが、友人たちとの最後続き

2025年4月11日

【青灯】代替燃料の取り組み進む

◆温室効果ガスの排出削減へ、推進システムに代替燃料を使う船舶が世界で相次ぎ就航している。外紙報道によると、ノルウェーではこのほどバイオメタノールを燃料とするフィーダーコンテナ船が就続き

2025年4月10日

【青灯】PR手段としてのフェリー

◆最近、フェリー旅を再開した。年末に東京九州フェリーで新門司港から横須賀港まで乗船し、今年3月末には大阪港から愛媛の東予港まで四国開発フェリー(オレンジフェリー)の“おれんじおおさ続き

2025年4月9日

【青灯】クラスターとしてさらなる成長へ

◆税制面での優遇を背景に海外企業を誘致する国は多いが、海事産業でその一角を占めるのがキプロスだ。とりわけ船舶管理会社については、主要各社が拠点を構えており、キプロスから管理されてい続き

2025年4月8日

【青灯】「女性船員」がニュースでなくなる日

◆80~90年代の“世の中の当たり前”のどこに今の若者は違和感を持つのか―。クイズ形式で探っていく趣向のテレビ番組につい見入ってしまった。映し出されたのは鉄道会社の窓口に若い女性が続き