海事プレスの記者陣によるコラム。
2025年12月3日
◆AXSマリンによると、今年1~9月に8万~8万5000重量トン型パナマックス・バルカー(カムサマックス)が寄港した積出港として最も多かったのは、ブラジルのサントス港だった。今年は…続き
2025年12月2日
◆港湾分野を担当するようになって苦労したのは業界知識を身につけること。まだまだ教えてもらうことばかりだが、当初はさらに訳も分からずのスタートだった。ただ、それでも自分の強みの1つだ…続き
2025年12月1日
◆北半球で9月といえば季節が夏から秋へと移行する時期であり、反対に3月ごろは季節が冬から春に移行する時期となる。北極海では例年3月に海氷面積が最大となり、9月に最小となる。ところが…続き
2025年11月28日
◆コンテナ船マーケットが落ち着きつつある。過去5年間は、コロナ禍や紅海情勢の悪化に伴う喜望峰経由への迂回定着、米国トランプ大統領の関税政策による影響などを受け、市況が乱高下した。特…続き
2025年11月27日
◆P&I各クラブが来保険年度の更改方針を決める理事会について、大半のクラブが今月末で終了する見通しだ。各クラブの更改に向けたスタンスも明らかになってきた。基本的に今保険年度は多くの…続き
2025年11月26日
◆海洋事業、洋上風力発電、宇宙。日本の海事産業にとって新規事業の領域は、より深い海や空へとスケールの大きな広がりを見せているが、実は足元にもニューマーケットが存在する。それは船舶の…続き
2025年11月25日
◆都内ではインバウンドの観光客を見ない日はないが、最近は地方都市でもインバウンドの観光客を多く見かけるようになった。広島県の尾道を訪れた際も、観光客が尾道水道沿いで自転車を漕いでい…続き
2025年11月21日
◆従来のエネルギーの先行きをめぐり、今年の国際エネルギー機関(IEA)による「World Energy Outlook 2025」はまだ需要が長く続く世界観を濃くした。これまでの脱…続き
2025年11月20日
◆過去30年ほどの海運会社の中期経営計画を簡単に振り返ってみたい。多角化の一環として新規事業は常に打ち出されてきた。傾向としては不況期に策定された経営計画は投資力が限定されているこ…続き
2025年11月19日
◆人工知能(AI)の普及がもたらす労働市場の地殻変動。その兆しとして注目されているのが、最近話題の米国の「ブルーカラー・ビリオネア」現象だ。AIが急速にホワイトカラー業務を代替し、…続き
2025年11月18日
◆本紙は連載「船舶用船料先物取引(FFA)を知る・使う」(全7回)を、エクセノヤマミズ穀物部の大本博司副部長のご協力を得て10月に掲載した。スポットの定期用船(タイムチャーター)価…続き
2025年11月17日
◆記者は学生の頃からモダニズム建築巡りをほそぼそと続けている。特に前川國男建築が好きで、青森・弘前の作品群を観に行ったこともある。前川の弟子にあたる丹下健三の建築も大好きだ。彼の作…続き
2025年11月14日
◆先日、ジャパンモビリティショーに訪れた。自動車ファンはもちろん、家族連れや就活生、ビジネス関係者まで多様な層が会場を訪れ、東京ビッグサイトの東・西・南3つの展示棟はどこも大勢の人…続き
2025年11月13日
◆慣れとは恐ろしいもので、例えば最初は便利さをありがたがっていたものも、時間がたつと当たり前になってしまう。先日、移動中に電車を逃してしまったのだが、次の電車の時間をみて「あと10…続き
2025年11月12日
◆1年半ぶりのフィリピン・マニラ。取材したのは商船三井グループの船員配乗会社マグサイサイ・MOL・マリン(MMM)が開催した船員家族会だ。早朝、街にはマラソンをしている市民の姿。聞…続き
2025年11月11日
◆「『もやいこ』でいいかね」。正月など親族一同が集まったとき、大皿に盛られた料理を出しながらよく祖母はそのように言う。この場合は、料理を最初から小皿に取り分けず、各自で大皿から料理…続き
2025年11月10日
◆欧州で内陸河川を航行するクルーズ船が完全自律航行を成功させたニュースが海外メディアで報じられていた。オランダ・ロッテルダムの東方を流れるメルウェデ川で有人の航行デモンストレーショ…続き
2025年11月7日
◆今年度の年末年始例外荷役は実施する方向で決着した。2001年度から毎年続いてきた年末年始の例外荷役だが、昨年度は約23年ぶりに不実施になり、船社や荷主は対応に追われた。「年末年始…続き
2025年11月6日
◆先月からP&Iクラブや保険ブローカー開催のセミナーが相次いでいる。この時期に行われるのは来保険年度の更改に向けて、顧客である船主らにP&I保険を含む船舶保険全体、あるいは各クラブ…続き
2025年11月5日
◆船舶管理分野の取材を長年担当しているが、船舶管理会社の良し悪しを判断するのは難しい。何を持って良い船舶管理というのか。コスト競争力、情報収集力、迅速に対応する力。いずれも重要な要…続き