海事プレスの記者陣によるコラム。
2025年2月5日
◆「早すぎただろうか」。報道の仕事でこのように感じることが時々ある。新たなトレンドをいち早く伝え、事業展開や政策判断の参考にしてもらうことが私たちの大事な役割のため、萌芽を探る日々…続き
2025年2月4日
◆「新造船価は円建て換算で私が入社した当時(80年代)の水準にやっと戻ってきた。実に40年近い年月がかかった」―造船所で長年営業を担当されてきたある関係者の話だ。例えば、足元の日本…続き
2025年2月3日
◆年が明けたと思ったら、あっという間に1月が終わった。とはいえ、年初1カ月のタンカーマーケットを振り返ると、話題性の強いトピックがいくつもあった。 ◆まず市場に影響を及ぼし得る制…続き
2025年1月31日
◆JR今治駅から車で20分ほどの距離にある波方町。ここを記者が初めて訪れたのはもう30年も前のことになる。今でもその時の風景を思い出すことができる。瀬戸内海に面した、のどかな風景が…続き
2025年1月30日
◆プロスポーツ選手のプライベートにおける不祥事がしばしば話題になる。「プロだから試合で結果を残すことが第一であり、プライベートは関係ないのではないか」と、そんな意見もある中で、ある…続き
2025年1月29日
◆大手自動車メーカーのホンダと日産自動車が昨年12月、経営統合に向けた協議を開始することで合意したと発表した。この大きなニュースを耳にし、10年以上前に“HONDA”のロゴを船体に…続き
2025年1月28日
◆先日、近所の喫茶店で開かれた上映会に足を運んだ。鑑賞したのは『荒野に希望の灯をともす』というドキュメンタリー。医師・中村哲氏のアフガニスタンとパキスタンでの人道支援を20年以上に…続き
2025年1月27日
◆先月下旬に、海上保安庁と日本DMORTが海上での事件や事故の被害者とその家族への支援のため、連携協定を締結した。DMORTは「Disaster Mortuary Operatio…続き
2025年1月24日
◆記者の地元では干し柿が特産品として知られている。記者の祖母が作る干し柿は「滋味深い」と好評で、ファンも多い。一方、祖母は昔ながらの製法を守っているため「手間のわりに儲がらね」との…続き
2025年1月23日
◆今年は年初から世界情勢に大きな変化を及ぼす動きが続いている。15日、パレスチナのガザ地区で戦闘を続けるイスラエルとイスラム組織ハマスが段階的な停戦に合意した。これをきっかけにフー…続き
2025年1月22日
◆この年末年始は「奇跡の9連休」などとも言われたが、一方で終わってみればニュースなどでは「休暇ロス」という言葉を見た。記者は年末に体調を崩し、「寝年末」を過ごした。ただ、年明けには…続き
2025年1月21日
◆以前にも小欄で触れたが、環境対策に厳しい規制を導入していることで知られる米カリフォルニア州で、港湾で運航するタグボードなどの特定の船舶にDPF(Diesel Particulat…続き
2025年1月20日
◆今年度は日本港湾で年末年始例外荷役が実施されなかった。2001年度から継続して行われてきたが、今回は労使間の協議が調わなかった。港のユーザーである船社や、荷主による事前調整といっ…続き
2025年1月17日
◆「海運業界は根本的な変革期を迎えている。デジタルトランスフォーメーション(DX)、脱炭素化の要求の高まり、熟練労働者の不足といった問題は、市場に永続的な影響を及ぼしている」―イア…続き
2025年1月16日
◆年が明けてからはや2週間が過ぎたが、巳年の今年は新年の年頭訓示やあいさつでも干支の蛇にまつわる話もいくつか見受けられた。蛇は水の守り神とも言われるそうで、海事業界とも関わりが深い…続き
2025年1月15日
◆米ブローカーのポーテン&パートナーズが恒例の原油船スポット用船者ランキングを年初に公表した。2024年のランキングはこの間の原油船市場の動きや変化を表すものとなった。VLCC市況…続き
2025年1月14日
◆年末に会った関係者に24年はどんな1年だったかを聞いて回った。ある程度共通していたのが「あまり新しいことに取り組めなかった」「思ったよりも投資が進まなかった」ということだ。「船価…続き
2025年1月10日
◆邦船大手3社の社長がグループ内向けの2025年の年頭あいさつの中で新年の展望と抱負を語った。事業環境に関してはやはり米国トランプ政権発足の影響をポイントに挙げ、不透明感がさらに高…続き
2025年1月9日
◆俳優の松重豊さん演じるビジネスマン・井之頭五郎が仕事の合間に食事をするドラマ「孤独のグルメ」。食事を1人で楽しむ主人公の姿に記者も共感を覚え、時たま観ている。昨年10~12月には…続き
2025年1月8日
◆「魔の川」「死の谷」「ダーウィンの海」は、新技術の製品化、事業化、社会実装までの過程でぶつかる3つの困難を指す言葉としてよく知られる。「魔の川」は、研究段階から製品開発の間にある…続き