海事プレスの記者陣によるコラム。
2024年11月1日
◆ある船主経営者の話を興味深く聞いた。「ギリシャ船主になろうとした」というのだ。海外進出を考える際に、いくつかの候補地を検討したという。日本の船主の海外拠点と言えば、いわずもがなシ…続き
2024年10月31日
◆長く続いた残暑もようやく終わったかのように思える。今年の夏はあまりの暑さに家にこもってばかりだった。9月末に花火を見に行ったのが、数少ない夏らしい思い出だろうか。 ◆自分が行っ…続き
2024年10月30日
◆「ソフト老害」というイヤな言葉が、今年の頭に話題になった。もともと「老害」という言葉が対象としているのは高齢者。古い価値観や自分の考えの押し付けにより、若手の活躍を妨げることを指…続き
2024年10月29日
◆日本シップブローカーズ協会のご協力で本紙が実施した「シップブローカー座談会」(10月7〜10日付掲載)の中で、今年のドライバルク市況について「良くも悪くもないマーケット」というお…続き
2024年10月28日
◆「モーダルシフトの一番の敵は(船社関係者の)隣にいる奥さんかも知れませんね」。いわゆる「物流の2024年問題」の開始から半年が経過しフェリー・RORO船社の現状を複数の船社関係者…続き
2024年10月25日
◆「吊り荷の下に入るなって言っただろ!」先日、工事現場の近くを通りがかったときに怒号が聞こえた。見ると大きなクレーン車が荷物を吊り上げている。その下を作業員が横切ったようだ。これは…続き
2024年10月24日
◆日本の人手不足は深刻だ。特に、地方の一次産業。記者の出身地は農業が盛んだが、70代、80代(場合によっては90代)の高齢者が現役の働き手であることは珍しくない。記者の89歳の祖母…続き
2024年10月23日
◆今年のパナマックス・バルカーの用船市況は、他のケープサイズやハンディバルカーに比べて好調とは言い難い。他の船型と同様に市況の底堅さから今年1万ドルを下回ることなく推移しているもの…続き
2024年10月22日
◆先日、名古屋港駅周辺での取材を終え、飛島ふ頭方面に移動しようとタクシーに乗った。飛島ふ頭までは、あおなみ線「稲永駅」から電車で金城ふ頭駅に向かい、そこからさらにタクシーで向かう方…続き
2024年10月21日
◆地球温暖化を抑えるため、脱炭素に向けた取り組みを進めることが求められている。二酸化炭素の回収・貯留(CCS:carbon dioxide capture and storage)…続き
2024年10月18日
◆「台風で物流に影響が出ており、一部メニューの提供ができなくなっています」。常連の食事処でこうした張り紙が掲示されていた。食べたかったメニューを食べられず、身近な生活で影響が出ると…続き
2024年10月17日
◆主要P&Iクラブによる来保険年度(2025年2月〜2026年1月)に向けた顧客との交渉準備が本格的にスタートする時期となった。近年、保険料の引き上げなどの財務改善策を推進し、多く…続き
2024年10月16日
◆登山に行くとやたら荷物が重くなる。行程は日帰り。天気が崩れる予報はない。それでも、帰宅後に荷物を解くと、出番のなかったレインウェアやアルファ米、ペットボトル、ファーストエイドキッ…続き
2024年10月15日
◆九州で最も大きな面積の市町村は?—九州の土地に疎い記者にとって意外だったが、佐伯(さいき)市だ。大分県南東部に位置する海の幸と山の幸に恵まれた自然豊かな土地柄で、人口は約6万50…続き
2024年10月11日
◆先月、横浜港新港ふ頭ターミナルで行われた商船三井クルーズの“MITSUI OCEAN FUJI”の引き渡しセレモニーに参加した。ご存じのとおり、米クルーズ船社から購入した“SEA…続き
2024年10月10日
◆「新造船ではなく、中古船という手もありますよね」(船主経営者)。前回の当欄で、船主にとってヤード戦略が重要になっていると書いた。船台需給が逼迫している中、船価が高い時も安い時も発…続き
2024年10月9日
◆4月から毎日楽しみに観ていたNHK連続テレビ小説「虎に翼」が最終回を迎えた。日本初の女性弁護士・裁判所所長となった三淵嘉子さんをモデルにした作品で、その波乱万丈な人生を伊藤沙莉さ…続き
2024年10月8日
◆「フューチャー・プルーフ(Future Proof)」というキーワードをよく耳にするようになった。「プルーフ」はこの場合、「〜に耐えられる」の意味で、よく化粧品などで耐水性が「ウ…続き
2024年10月7日
◆「自動車船マーケットの変数が増えて、今後を見通すのが益々難しくなった」と自動車船担当者の方々は口を揃える。元々、自動車船は荷動きに影響する要素が他の海運部門と比べて多い。消費国と…続き
2024年10月4日
◆先月、遅めの夏休みを取って旅に出た。行き先は人生初の山形県。2泊3日の旅程に目一杯予定を詰め込んだが、一番楽しみにしていたのは出羽屋という旅館に泊まること。出羽三山のひとつである…続き