海事プレスの記者陣によるコラム。
2024年10月3日
◆先日、ようやく御船印にお目にかかることができた。2年ほど前に取材でその存在を知って以来、集めたいと思っていたが、なかなか船に乗る機会がなかった。初めての御船印は桜島フェリーの第十…続き
2024年10月2日
◆秋と言えば、稲刈りの季節だ。先日、実家に帰省し、稲刈りを少しだけ手伝ってきた。雨続きで思いのほか土壌が乾いておらず、機械が田んぼにぬかってしまうなどトラブル続きで、最終的には「手…続き
2024年10月1日
◆世界鉄鋼協会(WSA)はこのほど、今年8月の世界71カ国の粗鋼生産量が、前年同月比6.5%減の1億4480万トンだったと公表した。国別では中国が10.4%減の7790万トン、日本…続き
2024年9月30日
◆先日、イタリアに行った。円安の中で財布的には厳しいタイミングではあったが、一時は170円台だったユーロも出発時には160円台となったのは幸いだった。滞在中は「日本円換算でいくらに…続き
2024年9月27日
◆先日、関西のいきつけの飲み屋に入った。仕事も退職して自由になった60歳以上が集まるような店だ。自分ももうすぐその枠に仲間入りするのだが、まだまだ下っ端だ。ときどきカウンターには若…続き
2024年9月26日
◆アメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィアで歴史的な客船として保存されている“ユナイテッド・ステーツ(SS United States)”を今後どのように維持していくのか、海外メ…続き
2024年9月25日
◆コンテナ船社のアライアンスが再編される2025年。今月に入り、各グループの新たなコンテナ船サービス体制の発表が相次いでいる。オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)とHM…続き
2024年9月24日
◆本紙では今月13〜20日付で保険ブローカーの現状を取り上げる連載企画を掲載した。これから来保険年度に向けて顧客との契約交渉を控えるP&I保険はもちろん、船体保険などを含めて、幅広…続き
2024年9月20日
◆米大統領選挙後の政策のかじ取りは海運関係者にとっても大きな注目を集める。米国はエネルギーの輸出大国として知られるが、その立ち位置を手に入れてから間もない。LNGの輸入国として注目…続き
2024年9月19日
◆食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋―この4つの中で記者自身が最も疎い分野が芸術だと豪語できるが、今回は秋らしい話題として、芸術に少しだけ触れてみたいと思う。 ◆記者は今…続き
2024年9月18日
◆富士山を背景に大迫力の大波が描かれた葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」。日本人なら誰でもが知る北斎の代表作であり、海外でも“The Great Wave”として親しまれてい…続き
2024年9月17日
◆「ヤード戦略」という言葉を聞く機会が増えた。平たく言えば、造船所とどう上手く付き合っていくか、ということだ。船台が不足し、船価が高くなり、納期は超先物に移行する中、必要な船を必要…続き
2024年9月13日
◆「日本全国どこでもすぐにモノが届くなんて夢みたいだろ」「俺たちはそんな夢を背負って働いてるんだ」—ベテランドライバー役を務めた火野正平さんの熱いセリフに、思わずぐっと来てしまった…続き
2024年9月12日
◆ある造船所で、人事担当の方との会話に、はっとした。「私たちには、この地域の雇用を長年支えてきたという自負があります。でも、この地域も高齢化が進み、子供が減って地元の高校の卒業生も…続き
2024年9月11日
◆邦船大手が先月までに発表した2024年度第1四半期決算。業績予想の大幅な上方修正と共に注目を集めたのが日本郵船の部門別業績開示方法の変更だ。これまでの「不定期専用船」という大括り…続き
2024年9月10日
◆2025年度の海事局関係予算概算要求が発表され、とある文言が目に留まった。「標準的な考え方」だ。資料には「荷主よりも立場が弱い内航海運業者が運賃や用船料を十分に確保するためには、…続き
2024年9月9日
◆9月12日は水路記念日だ。明治時代に設置されていた兵部省海軍部に、海図を作成するために水路局が設置されたことを記念した日で、今年で153年目となる。明治政府は海運立国を国政の方針…続き
2024年9月6日
◆陸上競技をしていた頃、いつも全国大会で顔を合わせる“ライバル”がいた。特に中学・高校時代、記録が拮抗していたころはお互いを意識することが多く、「彼女さえいなければ、もっと楽に戦え…続き
2024年9月5日
◆この数カ月は、邦船各社の間で風力推進装置を搭載する船の竣工や改造工事完了、計画の表面化が相次いだ。風力推進装置は硬翼帆、ローターセイル(円筒帆)、サクションセイル、カイト(凧)な…続き
2024年9月4日
◆先日取材で横須賀港を訪れた。前回も同じく真夏にやってきたが、そのときはフェリーターミナルまで行ってみようと思いつつ、そこまで行くことができなかった。昼間は一般の人の利用も少ないた…続き