海事プレスの記者陣によるコラム。
2021年1月7日
◆2021年は、カーボンニュートラルに向けた取り組みの具体化がますます進むだろう。昨年末、政府はグリーン成長戦略を策定した。電力部門では再生可能エネルギーなどの利活用推進を、産業・…続き
2021年1月6日
◆今年も来年もこれからずっと、日本の海事クラスターのテーマがグリーンとデジタルにあるのは論を待たない。やるべきことははっきりしており、あとはどうやるかだ。この2大テーマ以外では、造…続き
2020年12月28日
◆新型コロナ禍に見舞われた今年もまもなく暮れる。私の担当する分野では、新型コロナウイルス感染拡大への対応とデジタル化の2つがメインテーマとなった企業が多かったように思う。そして、そ…続き
2020年12月25日
◆気づけば今年も終わりに近づいている。2020年はとりわけ過ぎるのが早かった。やはり新型コロナウイルスによる変化に対応することに、懸命になっていたからだろうか。一方で、今年の初めの…続き
2020年12月24日
◆年末年始は物事が大きく切り替わるのが常。2020年は海運業界のみならず石油業界をも大きく変えた船舶燃料のSOx規制強化の発効で幕を開けた。「年末年始の休暇中にトラブルが生じないと…続き
2020年12月23日
◆「“マーケットは必ず戻ってくる。それまでもう少しの辛抱だ”と、かつては若手に対してよく言ったものですが…」と、ある造船所の営業マンはいう。2016年の窒素酸化物(NOx)3次規制…続き
2020年12月22日
◆「おかしいな」。最近パソコンを立ち上げるたびに、海外の通販サイトで注文した商品が一向に届かないことに首をひねっていた。注文したのはかれこれ数カ月は前のことで、自分がプライベートで…続き
2020年12月21日
◆「陳腐化リスクで船が発注できない」との声が増えた。環境規制の相次ぐ強化や、性能の進化により、船が陳腐化するスピードが早まっている。耐用年数が訪れるよりも前に、サブスタンダード化し…続き
2020年12月18日
◆新型コロナウイルス禍に世界中が覆われた2020年も、気が付けば残すところあと2週間。海事業界では今年も沢山の重大ニュースがあった。これだけのコロナ禍なのでやはりこれに起因する出来…続き
2020年12月17日
◆夏に生まれた甥っ子が、もしかしたら天才かもしれない。生後半年にも関わらず、「パパ、ママ」と言えるのだ(確かにそう聞こえる)。さすがにまだ歩けないものの、部屋中をゴロゴロと縦横無尽…続き
2020年12月16日
◆日本郵船調査グループは向こう10年間のドライバルク、原油などの海上荷動きと船腹供給の見通しをまとめた年次報告書「Outlook for the Dry-Bulk and Crud…続き
2020年12月15日
◆中国を中心としたコンテナ船市況の運賃高騰を受け、韓国では北米航路や東南アジア航路への臨時便投入が相次いでいる。韓国政府も臨時便を投入した船社に対しインセンティブ支援を行うなど本腰…続き
2020年12月14日
◆京都府北部の舞鶴と言えば何をイメージするだろうか。中高年以上であれば「岸壁の母」を挙げる人もいるだろう。戦後、ソ連からの引揚船に乗って帰ってくる子供を待つ母親の姿をメディアが取り…続き
2020年12月11日
◆海洋汚染に関する情報をグローバルに集めて包括的な地図を作成しようという試みが、海外のプロジェクトで始まった。非営利組織が着手したもので、船舶に乗船する者や船主、船舶管理者など、海…続き
2020年12月10日
◆「輸出貨物を増やしていくことが港湾振興の基本」。ある港湾関係者がこう話すのを聞き、港湾を利用する産業をいかに誘致していくかが、極めて重要な課題だと感じている。港湾施設を作っただけ…続き
2020年12月9日
◆新型コロナウイルスの感染拡大が業界に与えた大きな影響のひとつに船員交代問題がある。いまだに解決の見通しが立たないまま年を越さなければならない船員の大変さは想像を絶する。IMO(国…続き
2020年12月8日
◆新型コロナウイルスの感染者が再び増加傾向に転じ、連日報道で取り上げられている。東京都の発表によると、都内の報告日別陽性者数は11月19日に初めて500人を超え、12月5日には58…続き
2020年12月7日
◆イレギュラーな出来事がこれほど海運マーケットに影響を与えた年はなかっただろう。タンカー・マーケットは、不測の事態が市況の暴騰や急落を招くことはこれまでもたびたびあった。米中関係、…続き
2020年12月4日
◆今年はコロナ禍で季節的なイベントが少なかったせいか、気づいた時には12月になっていた。ただ、例年と比べて少ないにせよ、カレンダーの紙袋を持って得意先回りをする営業マンの姿を電車内…続き
2020年12月3日
◆先日、2020年第3四半期(7~9月)のコンテナ船社の業績が出そろった。もともと上期の段階で、既に大幅な増益傾向は見えていたのだが、予想されていたとおり、各社とも第3四半期に入り…続き