海事プレスの記者陣によるコラム。
2020年12月2日
◆誰も予想できない事態が起きた2020年。新型コロナウイルスのこの1年は長く人々の記憶に刻み込まれるだろう。政治も経済も社会情勢も「先行きは不透明」の大合唱だが、海事産業ではむしろ…続き
2020年12月1日
◆コロナ禍で冷え込む経済の中で、今年唯一気を吐いたのが人気漫画『鬼滅の刃』だった。原作本やアニメ映画は記録的ヒットを飛ばし、関連商品も軒並み売れ行きが好調。人気にあやかろうと、さま…続き
2020年11月30日
◆東京電力グループと中部電力が出資する国内発電会社最大手のJERAは、2050年の国内外の事業のCO2ゼロエミッションを目標に掲げ、これをゼロエミッション火力と再生可能エネルギーで…続き
2020年11月27日
◆IMO(国際海事機関)が、GHG短期対策の最終案を承認した。16日~20日にオンライン形式で行われた第75回海洋環境保護委員会(MEPC75)で、海洋汚染防止条約(MARPOL条…続き
2020年11月26日
◆ドライバルク市況へのコロナ禍の影響は最悪期を脱したと言われている。春先は5000ドルを下回る水準に落ち込んだが、ケープサイズを筆頭に夏以降急騰。パナマックス以下の中小型バルカーも…続き
2020年11月25日
◆直近のアジア域内・近海コンテナ航路について、ある船社関係者は「ここ数十年で経験したことのないマーケットになっている」と話す。運賃は急騰し「少しの期間に運賃が5倍以上になったところ…続き
2020年11月24日
◆大阪市を廃止し、24区を4つの特別区にする「大阪都構想」を巡る住民投票が11月1日に行われ、反対69万2996票、賛成67万5829票となり、1万7000票差で否決された。201…続き
2020年11月20日
◆米ワシントン州で政府系機関が運航しているフェリーで、今後電気推進化が進められる。2040年までを目標に16隻の新造フェリーに電気推進を導入し、うち3隻にはプラグインハイブリッド方…続き
2020年11月19日
◆菅義偉首相が、日本として2050年までに温室効果ガス(GHG)の排出を実質ゼロとする方針を宣言した。近年は、企業経営の上で環境対応が大きな課題となっており、物流の世界でも荷主がさ…続き
2020年11月18日
◆これまでP&Iクラブや損害保険会社と直接交渉するケースが多かった日本の海事産業でも、近年はP&I保険や船体保険について、保険ブローカーを起用するケースが徐々に増えているという。日…続き
2020年11月17日
◆日本政府はこのほど、自衛隊によるソマリア沖・アデン湾での海賊対処活動を継続することを決定した。人員をこれまでより約50人増員し、来年11月19日まで引き続きジブチを拠点として海賊…続き
2020年11月16日
◆海運会社や船舶管理会社にとって毎年恒例の大きな会のひとつといえば、船員とその家族を招いたイベントになる。フィリピンでは、船員配乗の拠点である首都マニラに加えて、船員居住地の主要な…続き
2020年11月13日
◆今年は記者自身は出張が全くない1年となったが、造船所の取材を担当するようになってから、全国のさまざまな造船工場を見学する機会に恵まれている。中でもサノヤス造船の水島製作所は縁あっ…続き
2020年11月12日
◆世界各地のコンテナ港で混雑が深刻化しつつある。数年前の北米西岸港の労使荷役問題の時などと異なり、今回はじわじわと状況が悪化してきたのであまり意識することは無かったが、今、コンテナ…続き
2020年11月11日
◆取材先との会食で、会社の変革について熱く話す人が増えた気がする。コロナ禍で危機感を覚え、考える時間も増え、このままではいけない、現状を変えなければ、という変革機運があちこちで生ま…続き
2020年11月10日
◆勝ち残りのカギは環境技術―。仕事量不足で危機に瀕する造船所やメーカーは、環境分野に賭けている。将来戦略の中心を環境技術におき、限られたリソースを集中投資して挑もうとしている。環境…続き
2020年11月9日
◆菅義偉首相は10月26日に召集された臨時国会の所信表明演説で、日本として温室効果ガス(GHG)の排出を2050年までに実質ゼロにする方針を示した。それに向けての具体的な道筋は示さ…続き
2020年11月6日
◆実家の母から、新米が届いた。思わず歓声を上げながら、早速コメを研いで炊飯器にセットする。記者の祖父母は、80代半ばを超えた今も農作業に励んでいる。腰を曲げ、えっちらおっちら歩き、…続き
2020年11月5日
◆新型コロナウイルスの影響で足が遠のいていた映画館に先日久しぶりに行き、クリストファー・ノーラン監督の「TENET」を観た。内容はかなり難解で、一度見ただけでは理解が追い付かなかっ…続き
2020年11月4日
◆中国では2017年末から段階的に強化している資源ごみ輸入規制に伴い、古紙の輸入量が減少傾向にある。一方で、古紙を原料とした再生パルプや段原紙の輸入は増加している。中国が今年通年で…続き