海運・石油6者協議会

    2025年3月13日

    《連載》海運アナリストに聞く⑤、QUICK企業価値研究所シニアアナリスト 唐木健至 氏、成長投資の成果見極めの局面に

     ― 邦船大手の経営・事業運営で注目していることは。  「事業環境の変化が非常に激しい中で、変化に対してスピード感を持って競争力のある戦略を打ち出していけるのかにまずは注目してい続き

    2025年3月11日

    《連載》海運アナリストに聞く④、野村證券エクイティ・リサーチ部インフラストラクチャー・チーム運輸担当エグゼクティブ・ディレクター 広兼賢治 氏、経営の選択肢拡大、邦船社の特色明確に

     ― 邦船大手の経営・事業運営で特に注目していることは。  「資金用途と、それを何を目的に行うかだ。邦船大手の財務状況は2020年以前とは全く変わった。以前はリプレースのために最続き

    2025年3月7日

    《連載》海運アナリストに聞く③、モルガン・スタンレーMUFG証券調査統括本部株式調査部 尾坂拓也 氏、海運業は安定配当より投資に軸足を

     ― 海運部門の今後の注目点は。  「スエズ運河の通航がいつ再開されるかと、米国トランプ政権の政策の影響の2つだ。スエズ運河の通航再開は船腹需給には基本的にネガティブと考える。ト続き

    2025年2月28日

    《連載》海運アナリストに聞く②、東海東京インテリジェンス・ラボ/シニアアナリスト・土谷康仁氏、邦船大手の株主還元継続を期待

     ― 邦船大手の業績に関して注目していることは。  「大きく2つで、スエズ運河の通航がいつ再開されるかと、来期の株主還元だ。邦船大手3社の業績はオーシャン・ネットワーク・エクスプ続き

    2025年2月26日

    《連載》海運アナリストに聞く①、JPモルガン証券株式調査部シニアアナリスト 姫野良太氏、邦船大手の25年度は3~4割減益予想

     ― 邦船大手の経営・事業運営に関して注目していることは。  「コンテナ船のマーケットがどうなるかと、コンテナ船以外の事業がどうなるか、株主還元を含む企業価値向上に向けた取り組み続き

    2025年1月24日

    《特集》2025年の海運市況予想⑨「近海船」、新造船リプレースは一巡

     近海船の用船市況は2024年、中国が国内での鉄鋼需要低迷を背景に鋼材輸出を拡大させ、中国の近海船マーケットが上昇したことから、中国からのツインデッカーの引き合いが強まり、日本の近続き

    2025年1月23日

    《特集》2025年の海運市況予想⑧「自動車船」、紅海・関税政策などの影響注視

     2025年の全世界の自動車船竣工量は過去最大の約70隻が見込まれており、22年から続く船腹需給の逼迫状態は解消に向かう見通し。ただし、船腹需要と供給の両面で変数が非常に多いことか続き

    2025年1月22日

    《特集》2025年の海運市況予想⑦「ケミカル船」、新造船少なく需給タイト続く

     2024年のケミカル船市況は、下半期に軟化傾向が目立ったものの、依然として堅調な水準を維持した。25年も新造船供給量が少ないことに加え、各地域紛争などを背景とするトンマイルが延び続き

    2025年1月21日

    《特集》2025年の海運市況予想⑥「プロダクト船」、新造船供給増も、堅調見通し

     2024年のプロダクト船市況は各主要船型ともに変動はあったものの、おおむね損益分岐点を超えて推移した。市場関係者は25年の市況も損益分岐点を上回る堅調が続くと見通す。中国やインド続き

    2025年1月20日

    《特集》2025年の海運市況予想⑤「VLGC」、米国・中東の輸出量増加に期待

     2024年の大型LPG船(VLGC)の中東―日本航路の市況は、前半は堅調に推移したものの、後半からは市況水準の低下が目立った。25年は堅調な市況を見通す声が多い。市場関係者は中東続き

    2025年1月17日

    《特集》2025年の海運市況予想④「LNG船」、低調予想中心、新造船流入が重しに

     LNG船のスポット市況は2024年後半から大きく落ち込んだ。欧州ではLNG在庫が積み上がり、世界的にLNGは余剰に。地域間の価格差も生じず、アービトラージ(価格差を活用した裁定取続き

    2025年1月16日

    《特集》2025年の海運市況予想③「VLCC」、中国・米国の動向に注目

    2024年の中東―極東航路のVLCCスポット運賃市況は、上半期は堅調に推移したものの、下半期は上値が重い推移が目立ち、特に年末にかけては低迷を極めた。25年は堅調を見通す向きが多い続き

    2025年1月15日

    《特集》2025年の海運市況予想②「中小型バルカー」、各船型、年間平均予想は1万ドル以上

     2024年の中小型バルカー(パナマックス/ハンディマックス(スープラマックス)/ハンディサイズ)用船市況は、下期パナマックス市況が軟化するなどしたものの、穀物やマイナーバルクが堅続き

    2025年1月14日

    《特集》2025年の海運市況予想①「ケープサイズ」、年間平均予想は2万~2.6万ドル

    ケープサイズ・バルカー主要航路平均用船料の2024年の年間平均値は前年比6203ドル高い日建て2万2593ドルだった。3年ぶりに年間平均で2万ドルを超えた。中国の堅調な需要と小さい続き

    2024年10月1日

    《連載》海運業とシンガポール2024④、KLPL、ドライバルク機能、さらなる強化視野に

     川崎汽船のシンガポール現地法人“K” Line Pte Ltd(KLPL)が中小型バルカー事業で担う役割が今後も広がっていきそうだ。川崎汽船は中期経営計画に基づき、ドライバルク事続き

    2024年9月30日

    《連載》海運業とシンガポール2024③、商船三井、LNG船の保有・運航受託20隻、シンガポールの活用進む

     商船三井はLNG船事業の拠点としてもシンガポールの活用を進める。シンガポール法人MOLアジア・オセアニア(MOLAO)が東京本社からLNG船の運航を受託しているほか、エネルギー輸続き

    2024年9月27日

    《連載》海運業とシンガポール2024②、NYKバルクシップアジア、エネルギー船・新燃料船事業を拡大

     日本郵船グループのシンガポール法人NYKバルクシップアジア(NBAsia)はエネルギー分野で新規の事業機会を探る。大隈正紀マネージングダイレクターは「エネルギー船、次世代燃料船で続き

    2024年9月26日

    《連載》海運業とシンガポール2024①、LNG船ビジネスでも存在感、邦船大手が保有・運航・営業、船舶管理機能

     海運ビジネスにおけるシンガポール活用の幅が広がっている。不定期船ビジネスでこれまでのタンカー、ドライバルクに加え、LNG船の保有、運航・営業、船舶管理の拠点としても存在感を発揮し続き

    2024年1月24日

    《連載》海運EU−ETS始動<下>、コスト負担の在り方整理、市況に影響も

     EUの排出権取引制度(EU−ETS)で、温室効果ガス(GHG)の排出枠(EUA)の価格は取引市場で決まるため常時変動する。この2年間を見ると、1トンの二酸化炭素(CO続き

    2024年1月23日

    《連載》海運EU−ETS始動<上>、役割認識と確実な実行重要に、チャーターチェーンリスク回避へ

     EU(欧州連合)の排出権取引制度(EU−ETS)の海運セクターへの適用が2024年1月に始まった。海運業は船主や船舶管理会社、船社(オペレーター)、荷主など多様な主体続き