2020年9月10日
内航船や官公庁船分野の造船所はこれまで、日本の内需に支えられてきた。市場の成長性に乏しいものの、造船所のプレーヤーも絞られたため、近年は比較的安定した経営を続けている。 例えば…続き
2020年9月9日
事業多角化は、造船所の経営戦略として王道だった。事業を非造船分野に拡げることで、造船産業特有の市況変動リスクをヘッジすることは、不況が数年おきに訪れる造船業の過去の歴史でも、一定…続き
2020年9月8日
かつて欧州造船業が生き残るために進んだ道は、客船とエンジニアリングだけではなかった。もう1つが、ニッチ市場だった。アジアの造船国が攻め込みにくい小規模の特殊船市場を囲い込み、その…続き
2020年9月7日
日本造船業がひな型として常に意識してきたのは、欧州造船業だった。かつて日本の圧倒的な船価に追いやられて撤退に向かった欧州造船業に、将来の自らの姿を重ね、その中でも生き残っている欧…続き
2020年9月4日
いまこの造船市況で最も苦しんでいるのが、国内工場を主体に大宗船を建造する造船所群だ。 日本の荷主やオペレーター、船主向けをベースロードとし、バルカーやタンカーなどの大宗船を中心…続き
2020年9月3日
日本の造船所の戦略が多様化してきたが、ここ最近になり、その違いが一段と鮮明になってきた。そのときどきの競争環境によって戦略の優劣に差が出てきたが、業界全体が需要不足の危機を迎える…続き
2020年6月30日
日本中小型造船工業会の新会長に就任した旭洋造船の越智勝彦社長(写真右)は29日の総会後に記者会見し、今後の事業方針や抱負などを説明した。造船所の手持ち工事不足と人材不足の「2つの…続き
2020年6月18日
日本造船工業会の斎藤保会長は17日に定例会見を開き、日本造船業の戦略として、企業間連携や舶用メーカーを含めたサプライチェーン効率化などが必須との考えを示した。造船所の統合再編は個…続き
2020年6月1日
造船業に対する公的支援が近年大きなテーマとなっている中、国土交通省が主催した「海事産業将来像検討会」の最終報告書では、造船業のM&Aや輸出促進のために政府系金融機関の活用が掲げら…続き
2020年5月22日
国土交通省は21日、昨年から開催した「海事産業将来像検討会」の最終報告書をまとめて、発表した。韓国・中国の造船所や欧州の舶用メーカーがM&Aにより巨大化・垂直統合化を進めるのに対…続き
2020年3月31日
今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)が営業・設計の合弁会社「日本シップヤード」を設立することで合意した。国内海事産業の関係者の注目点は、それぞれが持っていた強みを合弁会…続き
2020年3月30日
今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)は27日、資本業務提携の正式契約を結んだと発表した。今治造船がJMUに30%出資するほか、10月1日をめどに営業・設計の合弁会社「日…続き
2020年3月30日
今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の連合で、新造船の世界シェアは10%程度(総トン基準)で3位となる見通しだ。特にバルカーではトッププレーヤーになる。 本紙調べに…続き
2020年3月30日
今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の営業・設計の合弁化で注目を集めていたのが共同受注の考え方だ。厳しい時代だけに、どちらの工場に仕事を振り分けるかなど調整が難しいが、…続き
2020年3月13日
三菱重工の長崎造船所香焼工場の売却交渉、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)の舞鶴事業所での商船建造終了に続き、三井E&S造船が千葉工場の造船事業終了を発表した。総合重工系の造船…続き
2020年3月2日
川崎重工業の餅田義典船舶海洋カンパニープレジデントは、2016年に船舶部門のトップに就任して以来、造船事業の構造改革を率いた。商船事業の中国との一体運営を深化させるとともに、国内…続き
2020年2月28日
三井E&Sホールディングスは27日、千葉工場での造船事業を来年3月末で終了することを決めたと発表した。国内の造船事業は玉野艦船工場に集約する。千葉は鉄構などに事業を縮小する。20…続き
2020年2月28日
川崎重工では、潜水艦艇の技術を生かした自律型無人潜水機(AUV)の開発プロジェクトが進行中だ。参入障壁の高い欧米の海洋開発マーケットに挑戦しようとしている。 ■海底パイプラ…続き
2020年2月27日
日本の造船所では近年、過去の経験や技術の断絶などが大きな課題になっている。川崎重工が挑んでいる高速船「川崎ジェットフォイル」(ジェットフォイル)の建造プロジェクトでは、神戸工場が…続き
2020年2月26日
昨年12月、世界初の液化水素運搬船が川崎重工業の神戸工場で進水した。液化水素という史上例のない貨物を運ぶ専用船を実現するため、建造プロジェクトには貨物倉から船体、配管、機関まで全…続き