2020年9月4日日本の造船はどこへ
日本の造船はどこへ
《連載》造船戦略の分かれ目②
「規模+国内+大宗船」の王道が苦境
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いまこの造船市況で最も苦しんでいるのが、国内工場を主体に大宗船を建造する造船所群だ。
日本の荷主やオペレーター、船主向けをベースロードとし、バルカーやタンカーなどの大宗船を中心に国内工場で建造する。独自の設計力を生かして性能や使い勝手の良さを追求した船型を開発し、付加価値を付ける―。こうした王道ともいえるビジネスモデルをとってきた造船所群は、日本造船業における本流とみなされてきた。
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