「さらに一歩踏み込んだ企業価値向上に取り組みたいと思います」。このほど通期業績の大幅な上方修正を発表した川崎汽船の山鹿徳昌常務執行役員は、そう力を込める。「5月に公表した経営計画で…続き
国内有志企業による共同研究として進めてきた実海域性能評価プロジェクト「OCTARVIA」が今春完了した。「研究成果は、国際的にリードできる水準だと評価しています」と海上技術安全研究…続き
コロナの影響で一時大きく落ち込んだ自動車船の荷動きが順調に回復し、邦船大手の今期業績改善の一因になっている。商船三井の日野岳穣常務は「半導体供給不足の影響が4~6月に発生しましたが…続き
北米西岸シアトル港ではこのほど、ガントリークレーンを備えた港湾作業訓練専用施設の運用が始まった。これを受け、配船各社や港湾オペレーターで構成される太平洋海事協会(PMA)ノースウエ…続き
VLCC市況が長期的に低迷を極めていることを背景に、中国船社が係船に踏み切った。対象となるのは“ノンエコ船”12隻。「足元のバンカー価格はシンガポール積み、フジャイラ積みのどちらを…続き
「現在、世の中はデジタル化を含め、大きな変化が起こっていると思います。単純に変化を生き延びるだけではなく、これを機会に成長していきたいと考えています」と語るのは、カシワテックの山下…続き
「モットーは『明るく楽しく』です。日本全体が明るく楽しくなるよう、国民目線で仕事に取り組んでいきたいです」と話すのは7月に就任した山田邦博国土交通事務次官。「公共交通は国民生活に密…続き
「海事産業が持続的に発展していくためには、男女問わず多くの方々に生き生きと働いてもらえる環境づくりが大事です」と話す、国土交通省の髙橋一郎海事局長。「しかし海事産業の女性比率は、他…続き
新造船の建造から「造船エンジニアリング企業」に事業を転換した三井E&S造船。造船所の慢性的な人手・設計不足のなか「造船所を訪問すると、さまざまな問い合わせがあり、需要を感じています…続き
日本郵船の時価総額が1兆円を超えたことについて、丸山徹執行役員は「当社の長澤社長も以前、時価総額が1兆円くらいになるように頑張っていきたいと申し上げた時がありましたが、そこまで数字…続き
丸三海運の新造船“島風(しまかじ)”は、以前建造した“海風”とほぼ同型の姉妹船だが、省エネ化など最新の技術や工夫を組み入れたものとなった。建造した山中造船の浅海真一社長は、「いつも…続き
このほど就任したイースタン・カーライナ―の長手繁社長に経営者としての信条を聞くと「基本的な考えとしては、月並ですが社員に対して誠実でありたい、謙虚でありたい、聞く耳を持ちたい、気遣…続き
「内航の貨物船では、水素燃料が小型船から大型船まで幅広く利用できるのでは」と海上技術安全研究所の平田宏一環境・動力系長。内航船の代替燃料利用に関する検討結果を発表会で報告し、水素燃…続き
丸三海運の内航コンテナ船“島風(しまかじ)”は、デジタル化仕様の新造船だ。運航データが陸上に定期的に通信される機能について荒川和音社長は、「船舶管理を担当していたとき、休日でも本船…続き
AI開発ベンチャーのグリッドは企業の効率的な計画策定と環境対応を支援する新サービスを提供する。「効率的に社会インフラをオペレーションすることで、CO2を削減できるのではないかという…続き
「とにかく今の輸入の勢いが落ち着かなければ、なかなか状況の改善は見込みづらいのではないでしょうか」。オーシャン・ネットワーク・エクスプレス・ジャパンマーケティング部北米課の中田周吾…続き
新たなエネルギー基本計画(第6次)を検討する総合資源エネルギー調査会基本政策分科会の会合で、経済産業省資源エネルギー庁が同計画の素案を示した。梶山弘志経済産業大臣は「菅総理が表明さ…続き
今年のマリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤーには、国内5社による「LPG改質装置を用いたLPG焚きLPG運搬船」が選ばれた。表彰式であいさつしたダイハツディーゼルの木下茂樹会長は…続き
「海上輸送ではEコマース、衣料品などの荷動きが増加し、営業利益拡大の主な原動力となりました。現在、太平洋航路ではサプライチェーンの混乱が続いており、消費は引き続き増加しています。少…続き
「9年ぶりに外航に戻ってきましたので、浦島太郎状態です」と笑いながら話す商船三井ドライバルクの中島正歳副社長。商船三井で不定期船畑を歩み、ドライバルク市況の空前の高騰とリーマン・シ…続き