2024年10月9日船主税務の解説

《連載》船主税務の解説⑯
通貨スワップの時価評価損益<2>
税理士法人タクトコンサルティング 税理士 杉山正義 氏

  • X
  • facebook
  • LINE
■検討その2(繰延ヘッジ処理) 1.本制度の概要  繰延ヘッジ処理の概要は、一応は解説済みではあるが(船主税務の解説⑬)、本稿に関係する論点を追加すると次のとおりである。すなわち、内国法人が次の(1)または(2)(ヘッジ対象)の損失の額を減少させるためにデリバティブ取引(ヘッジ手段)を行った場合において、帳簿書類に一定の記載事項があり、かつ、当該損失の額を減少させるために有効である...

関連記事

  • カーゴ