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造船・舶用

造船業界、新造船マーケット、舶用機器、船舶技術の最新ニュース

2020年9月14日

新技術で新造船の工期長期化傾向、ガス焚きや電池など推進システムの調整難航も

 LNG燃料やバッテリー推進をはじめとした新技術を採用した新造船の発注が徐々に広がっているが、実際に建造が始まった後に工期が想定よりも長期化する例も相次いでいる。これまで造船所が経続き

2020年9月14日

興和、印アダニ向け曳船竣工、通算25隻目、金川造船で建造

 インドの財閥アダニ・グループが金川造船(本社=神戸市)で建造していたタグボート“Dolphin No.29”が8月19日、竣工した。アダニと提携を結んでいる興和(名古屋市)が、提続き

2020年9月14日

今治造船とJMU、合弁新会社発足へ作業大詰め、海外の統合審査など進む

 今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)による商船営業・設計の合弁会社「日本シップヤード(NSY)」は、最短10月1日の設立に向けて準備作業が大詰めとなっている。海外の競争続き

2020年9月14日

LNG船新造船価、来年にかけて弱含みか、1.7億ドル台後半に

 LNG船の新造船価は今年から来年にかけて弱含みで推移するとの観測が出ている。大宇造船海洋が同社のIR資料の中でMSI(マリタイム・ストラテジー・インターナショナル)社の予測を引用続き

2020年9月14日

造工・中小型造工、造船所のコロナ対策指針を改訂、外国人への周知など追加

 日本造船工業会と日本中小型造船工業会は8日、造船業の新型コロナウイルス感染予防対策のガイドライン改定版を発表した。職場に加えて社員寮などでの対策を追加で盛り込んだほか、外国人労働続き

2020年9月14日

現代尾浦、大型フェリー竣工

 韓国の現代尾浦造船は10日、同国のシーワールド高速フェリー向けに建造していた2万7000総トン型のフェリー“Queen Jenuvia”を引き渡したと発表した。木浦/済州航路に就続き

2020年9月14日

韓国石油が浮体式洋上風力事業化、現代重工ら参加

 韓国石油公社が、浮体式洋上風力発電基地を建設する。ノルウェーのエネルギー大手エクイノールや韓国内企業と連携して進める予定で、9日には現代重工業とも協力協定を結んだ。浮体式の洋上風続き

2020年9月11日

《連載》次代への戦訓/日本海事協会 冨士原康一理事会議長⑤、第二次不況策は設備処理+集約

 私が造船課専門官に着任した1984年(昭和59年)、造船各社は、三光ブームによって一定の仕事量を確保していたものの、政策的には、長期ビジョンで指摘されている集中度低下や需給不均衡続き

2020年9月11日

江南造船、天津西南海運からVLEC2隻受注、22年後半竣工予定

 海外紙によると、江南造船は、9万8000立方㍍型の大型液化エタン輸送船(VLEC)2隻を受注した。天津西南海運がVLECを発注するのは初めて。2隻は中国の化学品メーカー、浙江衛星続き

2020年9月11日

世界の新造船建造量、上期は例年並み年6000万トンペース、日本はシェア28%

 今年の世界の新造船建造量は新型コロナウイルスの影響はあったものの、ほぼ例年並みの年間6000万総トンペースで推移している。IHS統計速報値によると、今年上半期(1~6月)の新造船続き

2020年9月11日

MAN、中国排ガス規制対応エンジン初受注、新規制に対応

 MANエナジーソリューションズ(MAN)は9日、中国ライセンシーの中船動力有限公司(CMP)が、中国の内陸部と沿岸部の航行船に適用される新たな排出規制「GB15097」(中国排出続き

2020年9月11日

ABB、中国初のハイブリッド電地推進救助船、自動化・制御システムを搭載

 ABBは9日、中国初のハイブリッド電地推進式救助船に、同社の自動化・制御ソリューションを搭載したと発表した。リモートによる運用サポートも行い、安全性と効率の向上を図る。  新造船続き

2020年9月11日

常石鉄工が大型NC旋盤導入、大型軸加工に対応

 船舶用の機械加工などを手掛ける常石鉄工(川北雅弘社長)は8日、本社事業所に大型NC旋盤を1基導入し、稼働開始したと発表した。大型NC旋盤2基体制とすることで生産性を高め、国内造船続き

2020年9月11日

IHI、相馬市に水素研究棟「そうまラボ」開所

 IHIは10日、かねてから再生可能エネルギー利用で連携している福島県相馬市に、二酸化炭素(CO2)フリー水素を活用した研究を推進する水素研究棟「そうまラボ」を開所し、9月から運用続き

2020年9月11日

バルチラ、LNGバンカリング船向けタンク完工

 バルチラは8日、米フィンカンチェリ・ベイ・シップビルディングがポラリス・ニュー・エナジー向けに建造する5400立方㍍型LNGバンカリング船向けのLNGカーゴタンク4基を、中国サプ続き

2020年9月11日

中国船舶、7~8月の政府補助金6億円

 中国国営造船グループ中国船舶集団(CSSC)傘下の上場持株会社、中国船舶は8日、政府補助金について証券取引所に告示した。7~8月に受領した政府補助金は3615万人民元(約6億円)続き

2020年9月11日

広東中遠海運重工、洋上風力の基礎構造物12基受注

 中遠海運重工グループは10日、広東中遠海運重工が洋上風力発電向けのジャケット式鋼構造物12基の建設工事を受注したと発表した。  建設工事は今月から開始し、完了後に洋上風力発電所続き

2020年9月10日

《連載》次代への戦訓/日本海事協会 冨士原康一理事会議長④、束の間の好況と集中度低下の問題

 日本の新造船建造量は1978~79年(昭和53~54年)がボトムで、ピーク時の2000万総トンから550万トンまで落ち込んだが、その後にマーケットが急回復した。背景には79年(S続き

2020年9月10日

《連載》日本の造船はどこへ/造船戦略の分かれ目⑥、内航・官公庁、新技術と海外で需要創出

 内航船や官公庁船分野の造船所はこれまで、日本の内需に支えられてきた。市場の成長性に乏しいものの、造船所のプレーヤーも絞られたため、近年は比較的安定した経営を続けている。  例えば続き

2020年9月10日

日本の新造船受注、8月も契約1ケタと低迷続く、58万総トン、海外向けゼロ

 日本船舶輸出組合が9日発表した今年8月の新造船受注に相当する輸出船契約実績は9隻・58万総トンで、トン数ベースで前年同月比5%増となった。7カ月ぶりに前年同月実績を上回ったものの続き