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造船・舶用

造船業界、新造船マーケット、舶用機器、船舶技術の最新ニュース

2020年9月11日

世界の新造船建造量、上期は例年並み年6000万トンペース、日本はシェア28%

 今年の世界の新造船建造量は新型コロナウイルスの影響はあったものの、ほぼ例年並みの年間6000万総トンペースで推移している。IHS統計速報値によると、今年上半期(1~6月)の新造船続き

2020年9月11日

MAN、中国排ガス規制対応エンジン初受注、新規制に対応

 MANエナジーソリューションズ(MAN)は9日、中国ライセンシーの中船動力有限公司(CMP)が、中国の内陸部と沿岸部の航行船に適用される新たな排出規制「GB15097」(中国排出続き

2020年9月11日

ABB、中国初のハイブリッド電地推進救助船、自動化・制御システムを搭載

 ABBは9日、中国初のハイブリッド電地推進式救助船に、同社の自動化・制御ソリューションを搭載したと発表した。リモートによる運用サポートも行い、安全性と効率の向上を図る。  新造船続き

2020年9月11日

常石鉄工が大型NC旋盤導入、大型軸加工に対応

 船舶用の機械加工などを手掛ける常石鉄工(川北雅弘社長)は8日、本社事業所に大型NC旋盤を1基導入し、稼働開始したと発表した。大型NC旋盤2基体制とすることで生産性を高め、国内造船続き

2020年9月11日

IHI、相馬市に水素研究棟「そうまラボ」開所

 IHIは10日、かねてから再生可能エネルギー利用で連携している福島県相馬市に、二酸化炭素(CO2)フリー水素を活用した研究を推進する水素研究棟「そうまラボ」を開所し、9月から運用続き

2020年9月11日

バルチラ、LNGバンカリング船向けタンク完工

 バルチラは8日、米フィンカンチェリ・ベイ・シップビルディングがポラリス・ニュー・エナジー向けに建造する5400立方㍍型LNGバンカリング船向けのLNGカーゴタンク4基を、中国サプ続き

2020年9月11日

中国船舶、7~8月の政府補助金6億円

 中国国営造船グループ中国船舶集団(CSSC)傘下の上場持株会社、中国船舶は8日、政府補助金について証券取引所に告示した。7~8月に受領した政府補助金は3615万人民元(約6億円)続き

2020年9月11日

広東中遠海運重工、洋上風力の基礎構造物12基受注

 中遠海運重工グループは10日、広東中遠海運重工が洋上風力発電向けのジャケット式鋼構造物12基の建設工事を受注したと発表した。  建設工事は今月から開始し、完了後に洋上風力発電所続き

2020年9月10日

《連載》次代への戦訓/日本海事協会 冨士原康一理事会議長④、束の間の好況と集中度低下の問題

 日本の新造船建造量は1978~79年(昭和53~54年)がボトムで、ピーク時の2000万総トンから550万トンまで落ち込んだが、その後にマーケットが急回復した。背景には79年(S続き

2020年9月10日

《連載》日本の造船はどこへ/造船戦略の分かれ目⑥、内航・官公庁、新技術と海外で需要創出

 内航船や官公庁船分野の造船所はこれまで、日本の内需に支えられてきた。市場の成長性に乏しいものの、造船所のプレーヤーも絞られたため、近年は比較的安定した経営を続けている。  例えば続き

2020年9月10日

日本の新造船受注、8月も契約1ケタと低迷続く、58万総トン、海外向けゼロ

 日本船舶輸出組合が9日発表した今年8月の新造船受注に相当する輸出船契約実績は9隻・58万総トンで、トン数ベースで前年同月比5%増となった。7カ月ぶりに前年同月実績を上回ったものの続き

2020年9月10日

日本の新造船受注残、1437万トンに微増

 日本船舶輸出組合がまとめた今年8月末時点の手持ち工事量は312隻・1437万総トン(637万CGT)だった。竣工量が減少したこともあり、7月末時点から6万総トンの微増となった。 続き

2020年9月10日

CSSC、1~6月期純損益赤字、揚子江船業は34%減益

 中国国営造船グループ中国船舶集団(CSSC)傘下の上場持株会社、中国船舶が8月29日発表した2020年1~6月期決算は、純利益が前年同期比91%減の1億3391万人民元(21億円続き

2020年9月10日

シェル、FPSOにデジタルツインを導入

 スイスのエンジニアリング企業アクセロスは1日、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルがナイジェリアのボンガ油田で運用するFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)に、デジタルツインを続き

2020年9月9日

《連載》次代への戦訓/日本海事協会 冨士原康一理事会議長③、不況対策が大手縮小と専業成長の契機に

 第一次造船不況の対策を具体的に振り返りたい。まず第一次設備処理として、1979年度(昭和54年度)の1年間で、建造量のピークだった基準年の73年(S48年)の980万CGT(標準続き

2020年9月9日

《連載》日本の造船はどこへ/造船戦略の分かれ目⑤、多角化戦略は少数派に

 事業多角化は、造船所の経営戦略として王道だった。事業を非造船分野に拡げることで、造船産業特有の市況変動リスクをヘッジすることは、不況が数年おきに訪れる造船業の過去の歴史でも、一定続き

2020年9月9日

《連載》コロナの時代(38)【新造船】、豊富なメニューで発注低迷に対応、三浦造船所・三浦唯秀社長、暫定措置終了は好材料

 内航船建造大手の三浦造船所の三浦唯秀社長(写真)は、コロナ禍の内航船の新造船市場について「荷動きの減少もあり、新造船の引き合いは激減している」との認識を示した。その一方で、新型コ続き

2020年9月9日

世界の新造船発注、上期は4割減の1180万トンと低迷、中国造船がシェア6割

 IHS(旧ロイド)統計速報値によると、2020年1~6月の世界の新造船受注量は422隻・1180万総トンで、前年同期比45%減(総トンベース、以下同)だった。新型コロナウイルス感続き

2020年9月9日

バルチラジャパン、富山工場を新築・移転、来年8月完成へ

 バルチラジャパンは、舶用シール製品を手掛ける富山工場(富山県富山市向新庄町)を新築移転する。作業の効率化を図るほか、現工場の老朽化が進んでいることから、新鋭工場に機能を移す。来年続き

2020年9月9日

現代重工、2列タンクの新設計VLCC開発、安全性と保守性向上

 韓国の現代重工業は、船体中心線に縦隔壁を配置して貨物タンクを2列とした新デザインのVLCCを世界で初めて開発した。ノルウェー・ドイツ船級協会(DNVGL)がこのほど、新しいコンセ続き