海事プレスの記者陣によるコラム。
2023年12月4日
◆この欄で何度か「タンカーが面白い」と書いてきたが、今回はLPG船について触れたい。市場規模が一気に拡大したのが大型船であるVLGC。かつては「他社船を含め、だいたいの船名を把握し…続き
2023年12月1日
◆新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の大規模CCUS(二酸化炭素の回収・貯留・利用)実証事業に従事する1450立方㍍型の液化二酸化炭素(LCO2)輸送の実証試験船“えく…続き
2023年11月30日
◆このところ、中国クルーズ産業の躍進が目に留まる。今月、中国で初めて建造された大型客船“Adora Magic City”が竣工した。中国名は“爱达魔都”。建造が行われた上海の別名…続き
2023年11月29日
◆「人が何をしているのか、天は見ている。蒼天には眼があるのだ」。今年の印象に残っている言葉の1つがこれで、先日急逝した中国の李克強前首相が首相退任時に幹部らに伝えた言葉だという。習…続き
2023年11月28日
◆今月7日、農林水産省が今年9月の農林水産物・食品の輸出額を発表した。前年同月比で7月はほぼ横ばい、8月は7.9%減となり、福島第一原発の処理水放出による中国の水産品輸入規制の影響…続き
2023年11月27日
◆かつて世界の製造業の中でもデジタル化で先頭集団にいた日本造船業だが、近年は欧州と韓国に比べてもデジタル技術活用が遅れている、との指摘がある。「欧州と韓国はここまで進んでいる」とい…続き
2023年11月24日
◆低・脱炭素社会に向けて石炭などの炭素系の貨物が減少し、再生可能エネルギーや電化関連の貨物が増加すると予想されているが、中長期的と言われるこの動きにも今年だけでさまざまな進展があっ…続き
2023年11月22日
◆内航の輸送量と輸送分担率を10年で倍増させる目標が、政府の「物流革新緊急パッケージ」に盛り込まれた。同パッケージには6月に策定された「物流革新に向けた政策パッケージ」の中で特に速…続き
2023年11月21日
◆2021年にヴェスタスが15MW級風車の開発を発表し、その初号機が昨年末に陸上での試験運転を開始した。洋上風車の大型化は近年急速に進んでいる。2010年時点で3MW程度だったもの…続き
2023年11月20日
◆記者の実家は山間部にあるので、野生動物との共存が宿命のようなものだ。家の裏の田んぼや畑には猿やイノシシが来るため、祖父母は農作物を守るため日々、試行錯誤している。山に入れば、もち…続き
2023年11月17日
◆ケープサイズ・バルカーで輸送する貨物として、ボーキサイトの存在感が高まっている。日本郵船調査グループのドライバルク・原油・LNGの海上荷動きと船腹供給見通しレポートでは、今年のボ…続き
2023年11月16日
◆「会社に入っていちばん楽しいかもしれない」。横にいた若手社員らしき人の言葉に思わず少し笑った。先日、東京都港湾振興協会が東京臨海副都心まちづくり協議会と合同で開催した「東京港夜景…続き
2023年11月15日
◆あるポートセミナーの情報交換会に参加した際、メーカー担当者に参加した理由を尋ねると、「社長から『とにかく行ってこい』と言われて来た」と困ったような顔をされた。「物流2024年問題…続き
2023年11月14日
◆南アメリカ大陸でアルゼンチンとブラジルにまたがるイグアスの滝は、北アメリカ大陸のナイアガラの滝、アフリカ大陸のヴィクトリアの滝と並ぶ世界三大瀑布として知られる。そのイグアスの滝で…続き
2023年11月13日
◆近年、コンテナ船社が抱える課題は多い。コンテナ船業界の過去を振り返ると、基本的には「競争」の歴史だが、環境対応やデジタル化など、将来への持続的発展に向けた業界全体として推進してい…続き
2023年11月10日
◆先々週、海運業界向けにサイバーセキュリティーソリューションを提供する英国サイバーオウル(CyberOwl)が日本で初めて開催した国際カンファレンス「Cybersecure at …続き
2023年11月9日
◆今年もあと2カ月弱。年末に近づくと「1月1日」が気になってくる。国際海運に関わる新たな規制が発効することが多いのが年始だからだ。「2024年1月1日」も大きな規制が始まる。欧州の…続き
2023年11月8日
◆将棋の藤井聡太八冠が史上初の偉業を達成してから3週間あまり。影響されやすいこともあり、ここ数週間は毎週日曜のNHK(Eテレ)の将棋トーナメントを観ている。早指しの「10秒、20秒…続き
2023年11月7日
◆連日報道されていたとおり、この三連休は11月とは思えない暑さだった。日差しこそ柔らかくなって冬に向かっていることを感じられるけれど、日中は半そででも過ごせるほど。例年、今頃はどん…続き
2023年11月6日
◆「いまはアセットの価値が全く分からない」。こうした金融関係者の嘆きを聞くことが増えている。いつの時代でも将来の資産価値は不透明なものだが、環境対応という大命題が浮上してからという…続き