海事プレスの記者陣によるコラム。
2023年11月28日
◆今月7日、農林水産省が今年9月の農林水産物・食品の輸出額を発表した。前年同月比で7月はほぼ横ばい、8月は7.9%減となり、福島第一原発の処理水放出による中国の水産品輸入規制の影響…続き
2023年11月27日
◆かつて世界の製造業の中でもデジタル化で先頭集団にいた日本造船業だが、近年は欧州と韓国に比べてもデジタル技術活用が遅れている、との指摘がある。「欧州と韓国はここまで進んでいる」とい…続き
2023年11月24日
◆低・脱炭素社会に向けて石炭などの炭素系の貨物が減少し、再生可能エネルギーや電化関連の貨物が増加すると予想されているが、中長期的と言われるこの動きにも今年だけでさまざまな進展があっ…続き
2023年11月22日
◆内航の輸送量と輸送分担率を10年で倍増させる目標が、政府の「物流革新緊急パッケージ」に盛り込まれた。同パッケージには6月に策定された「物流革新に向けた政策パッケージ」の中で特に速…続き
2023年11月21日
◆2021年にヴェスタスが15MW級風車の開発を発表し、その初号機が昨年末に陸上での試験運転を開始した。洋上風車の大型化は近年急速に進んでいる。2010年時点で3MW程度だったもの…続き
2023年11月20日
◆記者の実家は山間部にあるので、野生動物との共存が宿命のようなものだ。家の裏の田んぼや畑には猿やイノシシが来るため、祖父母は農作物を守るため日々、試行錯誤している。山に入れば、もち…続き
2023年11月17日
◆ケープサイズ・バルカーで輸送する貨物として、ボーキサイトの存在感が高まっている。日本郵船調査グループのドライバルク・原油・LNGの海上荷動きと船腹供給見通しレポートでは、今年のボ…続き
2023年11月16日
◆「会社に入っていちばん楽しいかもしれない」。横にいた若手社員らしき人の言葉に思わず少し笑った。先日、東京都港湾振興協会が東京臨海副都心まちづくり協議会と合同で開催した「東京港夜景…続き
2023年11月15日
◆あるポートセミナーの情報交換会に参加した際、メーカー担当者に参加した理由を尋ねると、「社長から『とにかく行ってこい』と言われて来た」と困ったような顔をされた。「物流2024年問題…続き
2023年11月14日
◆南アメリカ大陸でアルゼンチンとブラジルにまたがるイグアスの滝は、北アメリカ大陸のナイアガラの滝、アフリカ大陸のヴィクトリアの滝と並ぶ世界三大瀑布として知られる。そのイグアスの滝で…続き
2023年11月13日
◆近年、コンテナ船社が抱える課題は多い。コンテナ船業界の過去を振り返ると、基本的には「競争」の歴史だが、環境対応やデジタル化など、将来への持続的発展に向けた業界全体として推進してい…続き
2023年11月10日
◆先々週、海運業界向けにサイバーセキュリティーソリューションを提供する英国サイバーオウル(CyberOwl)が日本で初めて開催した国際カンファレンス「Cybersecure at …続き
2023年11月9日
◆今年もあと2カ月弱。年末に近づくと「1月1日」が気になってくる。国際海運に関わる新たな規制が発効することが多いのが年始だからだ。「2024年1月1日」も大きな規制が始まる。欧州の…続き
2023年11月8日
◆将棋の藤井聡太八冠が史上初の偉業を達成してから3週間あまり。影響されやすいこともあり、ここ数週間は毎週日曜のNHK(Eテレ)の将棋トーナメントを観ている。早指しの「10秒、20秒…続き
2023年11月7日
◆連日報道されていたとおり、この三連休は11月とは思えない暑さだった。日差しこそ柔らかくなって冬に向かっていることを感じられるけれど、日中は半そででも過ごせるほど。例年、今頃はどん…続き
2023年11月6日
◆「いまはアセットの価値が全く分からない」。こうした金融関係者の嘆きを聞くことが増えている。いつの時代でも将来の資産価値は不透明なものだが、環境対応という大命題が浮上してからという…続き
2023年11月2日
◆「どうしてこの業界の記者になろうと思ったのですか?」。入社以来、初対面の取材相手の方には必ずと言っていいほど聞かれてきた質問だ。港湾セミナーなどで女性を見ることはあるものの、まだ…続き
2023年11月1日
◆「日本の経済安全保障上、私ども船会社はたいへん大きな責務を担っている。これはきちんと果たしていかねばなりません」。雑誌『週刊新潮』での作家・佐藤優氏との対談で、日本郵船の長澤仁志…続き
2023年10月31日
◆本紙は今年も海運関係者のご協力の下でインタビュー連載「マーケットを読む!」を実施し、さまざまな船種・船型のマーケットの現状に対する評価と短期・中長期の見通しなどをお聞きした。この…続き
2023年10月30日
◆フェリー会社の方々とお会いすると、若者向けにアプローチしているという話を伺うことが多い。確かに、各社のホームページや広告を見ると20代とおぼしきモデルを採用した写真を使用していた…続き