船主、船種別投資判断

    2019年11月6日

    《連載》船主、多様化の時代/極東海運実業、「規模」よりも「強さ」を追求

     主要在京船主の1つである極東海運実業は、現在バルカー専業として発注残を含め15隻を保有する。海部圭史社長は「大きさよりも強い会社を目指したい」と話し、財務基盤強化などに力点を置い続き

    2019年10月29日

    《連載》船主、多様化の時代/安保商店、BBC主体に船隊30隻、新造案件不足で中古船へ取り組みも

     今年創業60周年を迎えた安保商店(広島県尾道市)。内航船主業からその歩みを始めた同社は創業から10年後にBBC(裸用船)による外航船主業へと進出した。現在グループ全体で30隻の船続き

    2019年10月28日

    《連載》船主税務トピックス④、課税リスクの分析(用船契約の途中変更)、税理士法人タクトコンサルティング 税理士 杉山正義氏

     前回は、船主からタックスヘイブン対策税制の適用下にある船主の海外子会社(CFC)に支払った裸用船料に対して源泉課税された後においては、(1)裸用船契約とそれに即した利益配分と経理続き

    2019年10月25日

    《連載》船主、多様化の時代/船主調査④、日本かシンガポールか、多数派は星港進出に否定的

     船主業はワールドワイドなビジネスであるだけに、国内船主(船舶オーナー)は拠点をどこに置くかでも頭を悩ませる。創業の地である地域に根差していくのか。それともより大きなメリットを求め続き

    2019年10月24日

    《連載》船主、多様化の時代/久福汽船、運営方針は固定せず、保有船15隻、BBCで船種に広がり

     久福汽船(広島県尾道市)は山根近社長の祖父が創業し、現在3世代目。近海のケミカル船主体だった同社は、遠洋のケミカル船、バルカーなどへとその事業範囲を徐々に拡大してきた。近年は定期続き

    2019年10月21日

    ≪連載≫船主税務トピックス③、課税リスクの分析(裸用船)、税理士法人タクトコンサルティング 税理士 杉山正義 氏

     最近は裸用船に関する相談事が多い。  裸用船は他の課税論点に波及するケースも多く、また、個別事情を把握しなければ何ともコメントのしようがないケースもあるが、それゆえに、このよう続き

    2019年10月18日

    ≪連載≫船主、多様化の時代/船主調査③、取引オペ、国内か海外か、分散型が多数も強まる海外志向

     どのオペレーターと取引していくのか―。国内船主(船舶オーナー)の経営者は日々頭を悩ませている。国内なのか海外なのか、大手なのか中堅・中小でもいいのか、そもそも取引するオペレーター続き

    2019年10月16日

    ≪連載≫船主、多様化の時代/福永海運、ハンディマックスに注力、中古船市場からの調達も

     今年、設立50周年を迎えた大分県佐伯市に本拠を構える国内船主(船舶オーナー)・福永海運。2010年以降はハンディマックスバルカーに集中投資している。今後は新造案件だけでなく、中古続き

    2019年10月10日

    ≪連載≫船主、多様化の時代/船主調査②、短期用船に取り組むか否か、「時代の流れ」「投資リスク大」

     事業運営で多くの選択を迫られている国内船主(船舶オーナー)だが、用船期間の短期化にどう対応していくのかも難問の1つだ。国内外のオペレーターが市況変動リスクをヘッジするため短期用船続き

    2019年10月8日

    《連載》船主、多様化の時代/LNG船保有、判断分かれる、国内船主、推進派と反対派が拮抗

     LNG船保有に踏み出すべきかどうか、大手国内船主(船舶オーナー)の判断が揺れている。LNG需要が伸びること、長期用船とまとまった償却資産を確保できることなどから、今年に入ってから続き

    2019年10月7日

    《連載》船主、多様化の時代/国内船主、中長期の課題浮上、自律運航船や環境対応

     国内船主(船舶オーナー)の経営で中長期的な課題が複数浮上してきた。「自律運航船」「保有船の陳腐化」「環境問題」などがそのキーワードになる。いずれも今後、船主経営を大きく揺るがすテ続き

    2019年10月7日

    ≪連載≫船主税務トピックス②/船主税務のグレーゾーン(2)税理士法人タクトコンサルティング 税理士 杉山正義氏

     前回は、船舶の圧縮記帳制度がタックスヘイブン対策税制における所得計算のメニューの1つに含まれていることについて説明した(具体的内容は、本稿での使用略語の意味も含め前回記事を参照さ続き

    2019年10月4日

    《連載》船主、多様化の時代/三徳船舶、世界規模で船主業展開、海外荷主、中国造船と取引多数

     多賀征志社長率いる三徳船舶(大阪市港区)は、国内船主(船舶オーナー)の中でもその存在感が際立つ。用船者の要望にこたえる形で投資してきた結果、中国造船所での建造実績は群を抜く。海外続き

    2019年10月1日

    《連載》船主、多様化の時代/名門船主対談<下>、環境コスト、船の陳腐化を懸念

    ■課題は用船短期化  ― 今後の船主業の課題について聞きたい。  長谷部 中長期と短期の課題がある。中長期的なところでは、船が自律運航船などになると、差別化がしにくくなるか続き

    2019年9月30日

    《連載》船主、多様化の時代/名門船主対談<上>、福神・瀬野社長と東慶・長谷部会長、長年の経験、為替対策に生かす

     国内船主(船舶オーナー)は今後数多くの課題に直面するだろう。短期的には用船契約の短期化が船主経営を揺さぶっており、船主には広義の対応力が求められている。中長期的には自律運航船など続き

    2019年9月30日

    《連載》船主税務トピックス①/船主税務のグレーゾーン(1)、税理士法人タクトコンサルティング 税理士 杉山正義氏

     船主(船舶オーナー)に関わる税務は、国際課税や租税特別措置、事業承継なども絡むため特殊で複雑だ。この連載では、海運・船主の分野を得意とする税理士法人タクトコンサルティングの杉山正続き

    2019年9月26日

    《連載》船主、多様化の時代/船主調査①、船種、集中か分散か、効率性 VS 集中リスク

     国内船主(船舶オーナー)は事業運営で多くの選択を迫られている。保有船を特定分野に集中させるのか、それとも船種・船型を分散するのかも判断が難しい事項の1つだ。「分散化すると経営効率続き

    2019年9月24日

    《連載》船主、多様化の時代/中小船主の生きる道、人脈、堅実な投資

     日本の中小船主が船隊整備に苦戦している。主力のバルカーで長期用船案件がなくなった上、需要のある短期用船では自己資金の積み増しに対応しにくいからだ。船種の多様化も簡単ではない。中小続き

    2019年9月19日

    《連載》船主、多様化の時代/船主・銀行対談<下>、リスクは多様、安定性確保が重要に

    ■LNG船保有にリスク  ― 円高推移を予想する声が多いが、今後の船主への影響は。  日野 保険や潤滑油などの費用の支払いをできる限りドルコスト化し、借り入れが唯一の円コス続き

    2019年9月18日

    《連載》船主、多様化の時代/船主・銀行対談<中>、課題は船員の質低下、環境対応

    ■邦船大手との取引が強み  ― 瀬野社長ご自身は自社の強みをどのように考えているのか。  瀬野 日本郵船、商船三井、川崎汽船、NSユナイテッド海運の4社から長期用船を頂けて続き