船主、船種別投資判断

    2020年2月10日

    《連載》船主多様化の時代/徳島船主①、内航船主の集積地、過去20年で徐々に船隊拡大、外航船は20隻強

     日本の船主集積地域の1つである四国・徳島県。徳島市を中心とする県北部と阿南市を中心とする県南部に船舶保有会社が集まる。県内の船主は阿南だけでも50社以上、県全域ではさらに多く、こ続き

    2020年2月5日

    《連載》船主、多様化の時代/内航船主、BBCで外航船へ、九州地区が中心、需要急増で

     内航船主が海外船社とのBBC(裸用船)をきっかけに外航船保有に進出している。九州地区の内航船主でこうした動きが目立つ。かつての内航船主による外航進出ブームは、新造需要の急増や船主続き

    2020年2月4日

    《連載》船主、多様化の時代/海祥海運、為替対応や投資には内部留保が重要、邦船案件引き受け保有船多角化

     海祥海運は、邦船社からの船舶保有の依頼に応じて新造・中古で船隊整備を進めており、保有船がコンテナ船とバルカー以外に大型LPG船(VLGC)や自動車船、大型鉱石船などに多角化した。続き

    2020年1月23日

    《連載》船主、多様化の時代/菅原汽船、保有船、年末までに31隻へ、BBC拡大で

     広島県呉市に本拠を置く菅原汽船の船隊が拡大している。年末までに船隊規模は31隻に到達する見通しだ。船価安の2017年頃に先行発注も含めてバルカーの新造発注に踏み切ったこと、償却資続き

    2020年1月23日

    《連載》船主税務トピックス⑦、課税リスクの分析(CFCの吸収合併)、税理士法人タクトコンサルティング 税理士 杉山正義 氏

     船主の海外子会社(CFC)の吸収合併に関する相談は比較的多い。主目的としては、複数のCFC間の損益通算を図ることにあるようだが、本稿ではそのポイントについて説明する。 ■適続き

    2020年1月20日

    《連載》船主、多様化の時代/船主調査⑥、TCかBBCか、理想と現実、判断分かれる

     事業運営で多くの選択を迫られている国内船主(船舶オーナー)だが、BBC(裸用船)案件に取り組むのかどうかも判断が難しい。償却資産不足を埋めるものとしてここ数年、BBCがTC(定期続き

    2019年12月18日

    《連載》船主、多様化の時代/東豫海運、短期用船に対応、自己資金投入、分散型経営を志向

     愛媛県今治市波方町に本拠を置く東豫海運は、経営が安定すると考える15~20隻の船隊規模を目指す考えだ。その一環として短期用船にも取り組んでいく方針。大河内忠人社長は用船短期化の潮続き

    2019年12月11日

    《連載》船主、多様化の時代/国内船主、為替リスクヘッジ派が微増、多数派は円で資金調達

     国内船主(船舶オーナー)による為替対策が二極化してきた。過去、船主経営を苦しめた要因のほとんどが円高のため、ドルベースでの借入を増やして為替リスクをヘッジする船主が徐々に増えてい続き

    2019年12月2日

    《連載》船主税務トピックス⑥、損金・益金の帰属時期(潤滑油、損害事故)、税理士法人タクトコンサルティング 税理士 杉山正義 氏

     当事務所の基本姿勢は特定の専門領域に関与することなので、余程の事情がないと決算申告などの通常業務は引き受けないが、税務調査は要請があれば積極的に支援することとしている。  船主続き

    2019年11月26日

    《連載》船主、多様化の時代/船主調査⑤、船舶管理、自社か外部委託か、根強い「自社管理こそ生命線」

     安定輸送、安全輸送に資する船舶を提供する義務を負う国内船主(船舶オーナー)にとって、船舶管理の重要性は論を待たない。しかし、その管理業務を自社で行っていくのか、それとも外部の船舶続き

    2019年11月20日

    《連載》船主、多様化の時代/クミアイ、税制メリットで資金力向上、軸足はシンガポールに

     くみあい船舶100%出資のシンガポール船主、クミアイ・ナビゲーションはいち早くシンガポールに進出し、国内船主(船舶オーナー)の海外展開における草分け的な存在になった。海外顧客の開続き

    2019年11月15日

    《連載》船主多様化の時代/呉船主「喜望峰の会」座談会(下)、クラスター間の協力で変化に対応

    ■資金蓄積が課題  司会 船主業を続けていく上での中長期的な課題は。  菅原「バルカーの用船期間が短期化していることだ。特に邦船オペレーターがリスクを取らなくなったことで長続き

    2019年11月14日

    《連載》船主、多様化の時代/呉船主「喜望峰の会」座談会(上)、山積する船主経営の課題を議論

     広島県呉市の船主親睦団体「喜望峰の会」が主催する第32回「勉強会」が10月23日に開催されたのに合わせて、本紙は同会の船主7社による座談会を開催した。船主の経営環境は、ドライバル続き

    2019年11月6日

    《連載》船主、多様化の時代/極東海運実業、「規模」よりも「強さ」を追求

     主要在京船主の1つである極東海運実業は、現在バルカー専業として発注残を含め15隻を保有する。海部圭史社長は「大きさよりも強い会社を目指したい」と話し、財務基盤強化などに力点を置い続き

    2019年10月29日

    《連載》船主、多様化の時代/安保商店、BBC主体に船隊30隻、新造案件不足で中古船へ取り組みも

     今年創業60周年を迎えた安保商店(広島県尾道市)。内航船主業からその歩みを始めた同社は創業から10年後にBBC(裸用船)による外航船主業へと進出した。現在グループ全体で30隻の船続き

    2019年10月28日

    《連載》船主税務トピックス④、課税リスクの分析(用船契約の途中変更)、税理士法人タクトコンサルティング 税理士 杉山正義氏

     前回は、船主からタックスヘイブン対策税制の適用下にある船主の海外子会社(CFC)に支払った裸用船料に対して源泉課税された後においては、(1)裸用船契約とそれに即した利益配分と経理続き

    2019年10月25日

    《連載》船主、多様化の時代/船主調査④、日本かシンガポールか、多数派は星港進出に否定的

     船主業はワールドワイドなビジネスであるだけに、国内船主(船舶オーナー)は拠点をどこに置くかでも頭を悩ませる。創業の地である地域に根差していくのか。それともより大きなメリットを求め続き

    2019年10月24日

    《連載》船主、多様化の時代/久福汽船、運営方針は固定せず、保有船15隻、BBCで船種に広がり

     久福汽船(広島県尾道市)は山根近社長の祖父が創業し、現在3世代目。近海のケミカル船主体だった同社は、遠洋のケミカル船、バルカーなどへとその事業範囲を徐々に拡大してきた。近年は定期続き

    2019年10月21日

    ≪連載≫船主税務トピックス③、課税リスクの分析(裸用船)、税理士法人タクトコンサルティング 税理士 杉山正義 氏

     最近は裸用船に関する相談事が多い。  裸用船は他の課税論点に波及するケースも多く、また、個別事情を把握しなければ何ともコメントのしようがないケースもあるが、それゆえに、このよう続き

    2019年10月18日

    ≪連載≫船主、多様化の時代/船主調査③、取引オペ、国内か海外か、分散型が多数も強まる海外志向

     どのオペレーターと取引していくのか―。国内船主(船舶オーナー)の経営者は日々頭を悩ませている。国内なのか海外なのか、大手なのか中堅・中小でもいいのか、そもそも取引するオペレーター続き