次代への戦訓

    2019年10月1日

    《連載》次代への戦訓/川崎汽船 朝倉次郎氏⑥、総合海運ではなく選択と集中で

     会社経営の面白さや難しさは色々ある。面白いことの1つは、投資規模が半端なく大きいということにあるのではないか。どれだけ賢くインベストメントするかということだと思うが、言うは易く行続き

    2019年9月30日

    《連載》次代への戦訓/川崎汽船 朝倉次郎氏⑤、大型コンテナ船、自動車船を発注

     社長時代に一番苦しかった決断は何か。振り返ってみたい。真っ先に思い浮かぶのは12年度の労働組合との海運春闘における交渉だ。海運会社全体の中で一番低い賃上げに納得してもらった。それ続き

    2019年9月27日

    《連載》次代への戦訓/川崎汽船 朝倉次郎氏④、突然の社長指名、嵐の船出

     2011年5月、経営環境が悪化する中での突然の社長交代だった。あの時の記者会見では「ナンバー2(副社長)としてトップになる覚悟はあった」と気丈に話していたが、正直、自分が社長にな続き

    2019年9月26日

    《連載》次代への戦訓/川崎汽船 朝倉次郎氏③、ドライはプロ集団を目指せ

     ドライバルク事業の面白さについて、こういう言い方をすると反発があるかもしれないが、それは自己完結型で、シンプルで、結果がはっきりと出てくることだ。これが醍醐味だ。  海運ブーム続き

    2019年9月25日

    《連載》次代への戦訓/川崎汽船 朝倉次郎氏②、船が足りなくなる恐怖感

     2003年後半から始まった海運ブーム前夜の様子を振り返りたい。  2000年前後に中国と日本の粗鋼生産量がほぼ一緒になった時期があった。中国がこれだけ鉄を造り出しているのに運賃続き

    2019年9月24日

    《連載》次代への戦訓/川崎汽船・朝倉次郎氏①、船余りで原料輸送の地位低下

     海運不況開始から10年が経った今も海事産業はなお厳しい情勢が続いている。大きな浮き沈みを繰り返す市況の中で、海事産業が永続的に発展していくには何が必要なのか。われわれは、激動の最続き