洋上風力支援船事業を拡大
ダイアナなど４社合弁、ＣＳＯＶ２隻追加発注

　ニューヨーク証券取引所に上場するギリシャ船主ダイアナ・シッピングは22日、同社など４社が参加する合弁会社「ウインドワード・オフショア」を通じて洋上風力発電支援船コミッショニング・サービス・オペレーション・ベッセル（ＣＳＯＶ）２隻を追加発注したと発表した。
　ウインドワード・オフショアは昨年10月、ノルウェー造船所ヴァルドに２隻プラス・オプション２隻の建造契約を結んでおり、このオプションを行使した。４隻は2025年７～９月から26年７～９月にかけて竣工する。
　洋上風力支援船を所有・運航するウインドワード・オフショアは、ダイアナ・シッピングのほかブルースター・グループ、シーレナジー・オフショア・ホールディング、セラバースが出資している。
　ＣＳＯＶ４隻のうち２隻はルーマニアのヴァルド造船所で建造後、ノルウェーで艤装・試運転・引き渡しを行う。また残り２隻はベトナムのヴァルド造船所で引き渡しを行う。ＣＳＯＶは全長87.5ｍ、幅19.5ｍでバッテリーハイブリッドシステムを搭載するほか、将来的なグリーンメタノール運用に備えた設計となっている。