2024年7月10日無料公開記事洋上風力発電

洋上風力保守管理ソフトを提供
ショアライン・ウインド、東電RPに

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 風力発電向けのSaaSを開発するショアライン・ウインドはこのほど、東京電力リニューアブルパワーに洋上風力発電プロジェクトの保守管理計画最適化シミュレーションソフト「ショアライン・デザイン」の提供を開始したと発表した。ショアライン・ウインドは東電RPに対し、データに基づく分析結果を提供することで、保守管理に関するリスクの低減と蓋然性の高い事業計画の策定をサポートし、より革新的でデジタル化された洋上風力発電事業の推進に貢献するとしている。
 同ソフトウェアは洋上風力発電プロジェクトの開発段階における保守管理コスト、発電所稼働率、リソース稼働率に関する分析を行うもの。今回、CTV(クルー・トランスファー・ベッセル)のコストと仕様に関する分析を評価されたことが採用につながったとしている。
 東電RPは「洋上風力発電所の維持管理コストを精度良く評価し、将来のキャッシュ・フローを予測する能力の向上が継続的な開発・投資判断の助けになると考えている。ショアライン・ウインドのO&M(保守管理)シミュレーションソフトウェアは、特に人員・船舶・港湾などのリソース調達、ロジスティクス構築にきわめて有効であり、維持管理コストの評価に優れていると結論付け、導入を決定した」とコメントした。

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