2024年7月12日無料公開記事洋上風力発電

フグロ、村上・胎内沖洋上風力で地盤調査

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 地質調査大手のフグロはこのほど、三井物産らによる「新潟県村上市および胎内市沖洋上風力発電事業」向けのサイト特性評価契約を締結したと発表した。地盤調査向けSEP船“Amberjack”と調査船“Equator”、“Mariner”を投入し、風車の基礎や海底ケーブルの敷設ルートの詳細設計のための地理データを取得する。
 フグロは昨年12月にSEP船“Amberjack”を日本籍化した。同船はボーリング調査やコーン貫入試験(CPT)、標準貫入試験(SPT)や、ダウンホール式の検層を提供する。
 新潟県村上市および胎内市沖洋上風力発電事業は三井物産と、RWEオフショア・ウインド・ジャパン村上胎内、大阪ガスで構成されるコンソーシアムが推進する。計画では今年から2025年にかけて海底地盤調査を行う。基礎据付など海上工事は27年6月開始予定で、運転開始は29年6月末を予定している。

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