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造船・舶用

造船業界、新造船マーケット、舶用機器、船舶技術の最新ニュース

2020年9月9日

現代重工、2列タンクの新設計VLCC開発、安全性と保守性向上

 韓国の現代重工業は、船体中心線に縦隔壁を配置して貨物タンクを2列とした新デザインのVLCCを世界で初めて開発した。ノルウェー・ドイツ船級協会(DNVGL)がこのほど、新しいコンセ続き

2020年9月9日

韓国サムカンM&T、警備艇3隻受注

 韓国サムカンM&Tは3日、韓国海洋警察庁から200トン型の警備艇3隻を受注したと証券取引所に告示した。2024年2月までに順次引き渡す予定。契約総額は402億ウォン(約36億円)続き

2020年9月9日

現代重工、台風で建造船が被害

 韓国紙によると、今月3日に韓国に上陸した台風9号の影響で、現代重工業が建造船で被害を受けた。建造中の大型エタン運搬船(VLEC)が風にあおられて岸壁に接触して船体が破損し、貨物タ続き

2020年9月9日

テクロス、バラスト装置が改正G8適合

 テクロスはこのほど、バラスト水処理装置「ECS」が改正されたIMO(国際海事機関)のバラスト水管理システムの承認に関するガイドライン(G8)の要件を満たすシステムとして韓国政府か続き

2020年9月8日

《連載》世界を覆う自国主義、他国製品ブロックに拍車の可能性も、舶用機器の国産化政策が進展

 舶用業界においては、以前から中国と韓国が「舶用製品の国産化」を政府方針として掲げ、着実に国産化比率を高めている。大手造船や重工グループが主要な舶用機器類を手中に収めて開発を進める続き

2020年9月8日

《連載》日本の造船はどこへ/造船戦略の分かれ目④、ニッチ戦略、不況の好機と技術リスク

 かつて欧州造船業が生き残るために進んだ道は、客船とエンジニアリングだけではなかった。もう1つが、ニッチ市場だった。アジアの造船国が攻め込みにくい小規模の特殊船市場を囲い込み、その続き

2020年9月8日

《連載》次代への戦訓/日本海事協会 冨士原康一理事会議長②、第一次造船不況、対策一気に

 私が運輸省に入省する2年前の1973年(昭和48年)、第一次石油ショックが発生した。それ以前に日本の造船は空前のブームで、当時はVLCCを3隻建造したら1隻はただでもよいというく続き

2020年9月8日

ヤマニシ、希望退職に60人応募、10月以降は従業員数70人規模の体制に

 会社更生手続きを進めるヤマニシ(宮城県石巻市)は3日、募集した希望退職の応募者が60人だったと発表した。退職日は今月末日。このほか、早期の自己都合退職者や再雇用の従業員の退職を含続き

2020年9月8日

韓国造船3社、水中騒音の共同研究、23年までに騒音の監視・低減技術を確立

 韓国の造船大手3社は船舶海洋プラント研究所(KRISO)共同で、船舶の水中騒音に関する研究に着手した。2023年までに56億ウォン(5億円)を投じて、船舶から発生する水中放射雑音続き

2020年9月8日

サムスン重工、スエズ型2隻で新造交渉か、ギリシャ船主パンテオンと

 海外紙によると、韓国のサムスン重工業とギリシャ船主パンテオンは、15万8000重量トン型のスエズマックス・タンカー2隻で新造交渉を進めているようだ。パンテオンは今年に入り、中国造続き

2020年9月8日

南京金陵、63型BC最大3隻受注、トルコ船社向け、リモートで商談

 中国の招商局工業集団は2日、グループの招商局金陵船舶<南京>(旧南京金陵船廠)がトルコ船社デンサ・シッピングから6万3500重量トン型バルカー2隻プラス・オプション1隻を受注した続き

2020年9月8日

防汚システム「SONIHULL」、超音波技術で船体・機器の汚染回避、日本で本格展開へ

 超音波技術を利用して船体への生物付着を防ぐ防汚システム「SONIHULL(ソニハル)」。英国のNRGマリンが手掛け、既に欧米で多数の実績を積んでいる。そして今夏、日本市場への本格続き

2020年9月8日

台風10号、九州全域の造船所が休業、中国・四国も一部休業、設備被害報告なし

 大型で強い台風10号は6日から7日にかけて九州全域を暴風域に巻き込みながら北上し、九州地区の大半の造船所と中国・四国地区の複数の造船所・舶用機器メーカーが7日は休業措置をとった。続き

2020年9月8日

三菱重工エンジン&ターボ米拠点、米排ガス4次規制対応の舶用エンジン発表

 三菱重工業のターボチャージャーとエンジン事業の米国拠点である「ミツビシ・ターボチャージャ・アンド・エンジン・アメリカ」(MTEA)は1日、新たな機械制御で米国環境保護庁(EPA)続き

2020年9月8日

ムサシノ機器、新社長に韓国拠点のリム代表取締役

 ムサシノ機器の新社長に、8月27日付で韓国のアフターサービス拠点「Musasino Marine And Offshore Korea Co. Ltd.(ムサシノ・マリン・アンド続き

2020年9月7日

《連載》次代への戦訓/日本海事協会 冨士原康一理事会議長①、造船不況、官民共闘の記録

 日本海事協会(NK)の冨士原康一理事会議長は、昭和50年代の第一次造船不況と第二次造船不況に際し、運輸省の若手官僚の頃から日本造船業の設備処理や一連の不況対策の立案と業界調整で中続き

2020年9月7日

《連載》アフターコロナの海事産業⑤、市場縮小でも技術開発需要は増大、舶用メーカー、アフターサービスもか

 コロナ後の世界では、これまで以上に環境意識やデジタル志向が強まるとの見方が強まる。海事産業では、これら技術の実現を担う舶用メーカーの責務と期待が一層高まりそうだ。だがこれに対し、続き

2020年9月7日

《連載》日本の造船はどこへ/造船戦略の分かれ目③、環境・デジタル時代、欧州化の勝機

 日本造船業がひな型として常に意識してきたのは、欧州造船業だった。かつて日本の圧倒的な船価に追いやられて撤退に向かった欧州造船業に、将来の自らの姿を重ね、その中でも生き残っている欧続き

2020年9月7日

国内主要造船16社、造船従業員15年ぶり2万人下回る、本工は過去最低を更新

 日本造船工業会がこのほどとりまとめた今年4月時点での人員統計によると、会員16社・34工場の造船部門の従業員数は前年比327人減の1万9692人で、2005年以来15年ぶりに2万続き

2020年9月7日

三菱造船、スクラバー3船種22隻への搭載完了、遠隔試運転も活用

 三菱造船はこのほど、同社の硫黄酸化物(SOx)スクラバーシステム「DIA-SOxシリーズ」について、年初から8月末までに3船種22隻への搭載が完了したと発表した。新型コロナウイル続き