海事プレスの記者陣によるコラム。
2022年4月7日
◆今年もコンテナ船社の異次元の業績が続きそうな気配だ。昨年は、最大手MSCを除く大手10社だけで当期利益が合計1000億ドルに達したとみられる。ドゥルーリーは「市況が想定を上回った…続き
2022年4月6日
◆昨年は日本政府と海運業界が「2050年国際海運カーボンニュートラル」目標を表明した記念すべき年になった。2050年に向けてネットゼロという高い目標に挑戦する動きが本格化した。本紙…続き
2022年4月5日
◆ジャパンマリンユナイテッド(JMU)の前身のユニバーサル造船が運航支援システム「Sea-Navi」開発を発表したのは、2008年だった。その名称を聞いて「船版のカーナビかな」との…続き
2022年4月4日
◆ウクライナ情勢は、ロシア軍の侵攻が始まって1カ月以上が経過した今も戦闘が続き、日を追うごとに犠牲者が増えている。この戦争とロシアに対する欧米の経済制裁の影響で資源価格が高騰するな…続き
2022年4月1日
◆最近の電気代や食品の相次ぐ値上げで、昨年末から年明けにかけて担当した商品市況連載での取材を思い出した。資源価格の高騰についてさまざまな専門家から話を伺った。見解についてはもちろん…続き
2022年3月31日
◆記者の父は、カリブ海に浮かぶ島国の出身だ。リゾート地のイメージがあるかもしれないが、記者は数年前、そこで恐ろしい体験をした―。その日、記者はソファーに座って激甘のコーヒーを飲んで…続き
2022年3月30日
◆この4月1日から、成人年齢を現行の20歳から18歳に引き下げる民法の改正法が施行される。明治時代から約140年の長きに渡り、成人は20歳とされてきたが、4月からは2002年度生ま…続き
2022年3月29日
◆2025年の大阪・関西万博の公式キャラクターが22日、発表された。赤い細胞のようなものが数珠のようにつながったものに、ところどころに目玉がたくさんあるロゴマークを生かし、それを青…続き
2022年3月28日
◆CO2排出削減に向けた取り組みが進む。海事産業でも日々その取り組みが前進しているが、その方向性を見ていくうえで自動車産業の技術動向に関心がある。地球温暖化ガスの排出削減に向け、昨…続き
2022年3月25日
◆商船三井とフェリーさんふらわあの新造フェリー“さんふらわあくれない”の進水式に参加した。海事業界の専門紙記者として働き始めてちょうど10年になるが、初めて進水式に現地参加する機会…続き
2022年3月24日
◆本紙では、今月2日~4日にかけて国内の主要損害保険会社の船舶保険の現状を連載で取り上げた。各社が取り扱う船体保険の現状については、ハード化が続いており、資機材の高騰による修繕コス…続き
2022年3月23日
◆「WIND EXPO[春]~[国際]風力発電展」が先週、東京ビッグサイトで開催された。春期の開催としては10回目となった。2021年から春と秋の年2回開催に改められたこのイベント…続き
2022年3月22日
◆16日の夜11時36分―グラグラっと大きな揺れを感じるとともに、電気が突然消え、部屋が真っ暗になった。暗闇の中で揺れはより一層大きく、長く感じられた。揺れが収まっても電気は点かな…続き
2022年3月18日
◆先週、英オイルメジャーのシェルがロシア事業からの完全撤退を発表した。資源開発から手を引くのみならず、ロシア産原油のスポットでの調達をやめ、中長期契約も更改しない、あらゆる資源の調…続き
2022年3月17日
◆2022年に入って2カ月が過ぎたが、海上コンテナ輸送を巡る混乱はまだまだ落ち着きそうもない。局所的には改善の兆しが見られることはあるが、ある地域の状況が改善しても、その波及効果で…続き
2022年3月16日
◆船舶も以前のように簡単には手に入らない時代が来るのだろうか。供給制約が世界中のあらゆる場面に拡がっている。米中貿易摩擦に始まり、新型コロナウイルスが広まって、ロシアがウクライナに…続き
2022年3月15日
◆経営難に陥った造船所が、事業継続や再生のためにスポンサーを求める場面が、この10年間、世界各地で何度もあった。スポンサーには、いくつかの例がある。典型的なのは、同業他社が支援に乗…続き
2022年3月14日
◆ウクライナ情勢を受けた原油相場の高騰を背景とするバンカー(船舶燃料油)価格の上昇に歯止めがかからず、国際的な指標となるシンガポール積み硫黄酸化物(SOx)規制適合油(VLSFO)…続き
2022年3月11日
◆先日、スウェーデンの電力大手バッテンフォールがオランダのアイセル湖畔のアイリーン・ボリンク風力発電所を解体すると発表した。かねてより検討されてきたようだが、25年の歴史を持つ風力…続き
2022年3月10日
◆「その肉はどこ産で、どうやって育ったものなの?」。スーパーで豚肉のパックを手に取った瞬間、一緒に買い物に来ていたドイツ人の知人に、流暢な日本語で矢継ぎ早に尋ねられた。「私が育てた…続き