海事プレスの記者陣によるコラム。
2022年12月8日
◆今年も師走に入り、振り返ってみる機会が増える季節となった。取材では内航船員に関して話を聞くことが多かったと思った。内航船員は高齢化と若手の獲得が長年、業界でも課題となってきたが、…続き
2022年12月7日
◆デジタル技術の活用が重視され業務の中でもさまざまな作業に広がっている。コロナ禍の中で一層の深まりを見せたことも間違いないだろう。業務で身の回りの作業を見ても、リモートワークでさま…続き
2022年12月6日
◆週末の趣味として「御船印」めぐりにハマっている。「御船印」とは、神社仏閣への参拝の証としていただく「御朱印」の船バージョンで、日本旅客船協会の公認事業として2021年4月に始まっ…続き
2022年12月5日
◆本紙では毎年年末に別冊として、「ブレークバルク・重量物特集」を発行しており、この時期は関連の取材で船社など多くの関係者に話を聞かせていただいている。船種や輸送モードに特化した特集…続き
2022年12月2日
◆新聞記者には「テープ起こし」という作業がある。インタビュー記事をまとめる前段階で取材対象者の発言をほぼ忠実に文字にすることだ。毎週のようにこの作業をしていると、1時間のインタビュ…続き
2022年12月1日
◆NHKで現在放送中の朝の連続テレビドラマ小説『舞いあがれ!』。ナレーションを務めるのがさだまさし氏で、以前の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』やトークの冠番組などNHKで何かと見受け…続き
2022年11月30日
◆二酸化炭素を固定する―。脱炭素社会の実現に向けた海運業界の各社の取り組みなどに接し、この数年ですっかりと耳なじみのある言葉となった。その方法といえば、森林や海藻、珊瑚などの光合成…続き
2022年11月29日
◆コンテナ船事業に関する取材で最も関心を掻き立てられたテーマといえば、数年前はコンテナ船の大型化や邦船3社を含む業界再編がどう進むのか、ということだった。大型化が止まり、再編が本当…続き
2022年11月28日
◆先行きは「不透明」「混沌」「視界不良」とは記事の常套句だが、ここ数年は文字通り「一寸先は闇」だった。感染症にこれだけ世界が苦しみ、戦車やミサイルが使用される戦争が起き、これだけの…続き
2022年11月25日
◆船舶のゼロエミッションに向けた燃料転換がテーマに浮上したことで、「化学」を学び直しておかなければ、と痛感した。化学といっても、高等な化学ではなく、「水はH2O、水素はH2&hel…続き
2022年11月24日
◆邦船大手3社が2023年3月期通期業績予想を修正し、経常利益予想を日本郵船が1兆1100億円(前回予想は1兆400億円)、商船三井が8000億円(同7100億円)、川崎汽船が71…続き
2022年11月22日
◆「環境性能に優れた」というフレーズを聞く機会が増えてきた。はじめて耳にしたのは自動車だったように思う。もちろん、この業界に入ってからは船でも馴染みあるフレーズだ。最近では「環境性…続き
2022年11月21日
◆小・中学校とも、記者の学年は全部で1クラスしかなかった。中学は3年間ずっと「A組」。「3年B組がいがったずね(よかったのにね)」と友人と愚痴り合ったのを覚えている。そして隣の市の…続き
2022年11月18日
◆2050年までのネットゼロが世界的な指標として広がる中、石炭、特に足元での需要が増加している一般炭に対する風当たりが強まっている。国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事…続き
2022年11月17日
◆日本クルーズ客船(JCL)が1日、客船“ぱしふぃっくびいなす”(2万6594総トン)の年末年始クルーズで、客船事業を終了すると発表した。その日、記者の携帯電話には、船好きの知人か…続き
2022年11月16日
◆南極観測船“しらせ”の第64次観測隊が先週、青海の東京国際クルーズターミナルから南極へ向けて出航した。今年3月までの前回派遣後、修理を7月まで行い、今月10日に今回の出発のために…続き
2022年11月15日
◆秋ごろから年度末にかけて港湾セミナーのシーズンに入る。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年以降は対面でのセミナーが休止となっていたが、今年は都内でも対面で再開する港が増…続き
2022年11月14日
◆いま海事産業を挙げて取り組んでいるテーマはさまざまあるが、そのひとつがデジタル化だ。取り組みの内容は様々で、今後さらにデジタル化が進展していく業務、あるいは製品、サービスは増えて…続き
2022年11月11日
◆タンカー・ガス船の用船マーケットが好況に沸いている。コンテナ船やドライバルク船の市況高騰・改善から遅れての回復となったが、特に原油、石油製品、ケミカルなどを輸送するタンカーは市況…続き
2022年11月10日
◆新造船市場では昨年から今年前半にかけての発注回復で各国の造船所が受注を進めてきたが、昨年以降は船種によって新造船のマーケット環境が異なったこともあり、造船所の受注戦略、特に製品戦…続き