ESG

    2021年6月21日

    日本郵船・株主総会、長澤社長「ESGを経営の中心に」

     日本郵船は18日、都内で第134期定時株主総会を開催し、剰余金の処分、定款の一部変更、取締役8人の選任、監査役1人の選任の第1~4号議案が原案通り可決された。長澤仁志社長は事業運続き

    2021年6月21日

    【プロフィール】首藤健一郎 氏・日本郵船執行役員

     ― 海運業界を志望した理由は。  「私は愛媛県松山市の出身で、予讃線から見える今治の造船所群や海は身近な景色でした。とはいえ、最初から海運業界に興味があったわけではなく、学生時続き

    2021年6月10日

    日港協、ESG・SDGs対策委員会を創設、久保会長「協会としてサポート」

     日本港運協会の久保昌三会長は9日、通常総会後に記者会見を開催した。日港協として新たに創設した「ESG・SDGs対策委員会」の狙いについて説明した。久保会長は、「言葉としてのSDG続き

    2021年5月31日

    NKがイノベーション認証制度を拡張、革新的な環境技術や安全性も認証、ESG経営支援

     日本海事協会(NK)は、革新的な船舶や製品、企業を認証する制度「イノベーション・エンドースメント(Innovation Endorsement=IE)」の認証対象を、従来のデジタ続き

    2021年5月26日

    《シリーズ》荷主のグリーン戦略⑧、神戸製鋼、初のNOx3次規制対応石炭船就航、次期船隊整備でLNG焚きなど選択肢

     製鉄と売電事業(IPP)用の鉄鉱石と石炭を年間2000万トン弱輸入する神戸製鋼所は、石炭船で業界初となるNOx(窒素酸化物)3次規制対応の新造船が3月に竣工。同規制適合船のもう1続き

    2021年5月10日

    《シリーズ》荷主のグリーン戦略⑦、カーギル、海運GHG削減の国際連携リード、ハード・ソフト両面で技術開発推進

     穀物メジャーで世界最大の船舶用船者であるカーギルは、海上輸送中のGHG(温室効果ガス)削減に向けて非常に多岐に渡る活動を展開している。同社は、近年発足した海運の脱炭素化に関する国続き

    2021年4月28日

    《シリーズ》荷主のグリーン戦略⑥、関西電力、需給両面で脱炭素取組み、電動船の普及推進、LNG船・石炭船は低燃費船に入替えも

     関西電力は電力の需要、供給の両面で脱炭素化に向けた取り組みを進める。需要面では、船舶を含む運輸部門の電動化を進めており、環境問題や老齢船の増加、船員不足といった内航船の課題を解決続き

    2021年4月26日

    《シリーズ》荷主のグリーン戦略⑤、丸紅穀物油糧部、省エネ船と運航効率向上、帆船も検討、船舶部・プール事業と連携

     丸紅の穀物部門は、自社で取り扱う貨物の海上輸送におけるCO2排出削減を推進している。総合商社の強みを生かし、船主業・船舶トレード事業を手掛ける同社船舶部やノルウェー船社クラブネス続き

    2021年4月9日

    中国銀行、アンカー社の船舶ファンドに出資、ESG投資で

     中国銀行は7日、アンカー・シップ・パートナーズが組成した船舶投資ファンド「アンカー・ディスカバリー合同会社」に対する出資契約を締結したと発表した。  同ファンドは国連環境計画・続き

    2021年4月2日

    日本郵船・長澤社長、「ESG経営でさらに成長」、入社式あいさつ

     日本郵船の長澤仁志社長(写真)は1日の入社式の訓示で、「ESGという地球規模の課題に真正面から取り組み、皆さんと力を合わせて当社グループをさらに成長させたい」と述べた。新卒採用社続き

    2021年4月2日

    日本郵船、「ESGデータブック2020」発行

     日本郵船は同社グループのESGに関する詳細なパフォーマンスデータを記載した「ESGデータブック2020」の日本語版を発行した。3月31日発表した。  同データブックは「NYKレポ続き

    2021年3月29日

    《シリーズ》荷主のグリーン戦略④イーレックス、運航効率向上でCO2排出削減、中長期輸送契約を検討

     バイオマス発電大手のイーレックス(本社:東京都中央区)は、バイオマス燃料のPKS(パーム椰子殻)とウッドペレットを輸入する同部門の国内最大級の荷主だ。燃料輸送船として、1万重量ト続き

    2021年3月10日

    アンカー社、ESG視点の大型ファンド始動、投資規模6000億円

     船舶投資ファンドを運営するアンカー・シップ・パートナーズは、第5号ファンドの投資に向けた動きを本格化させる。多くの投資家の参加が見込めるため、当初想定よりも大幅に規模を拡大した約続き

    2021年3月9日

    <Green×Shipping>EPS、メタノール・アンモニア燃料船で連携、OCI・MANと改造・新造で

     シンガポールに本社を置く船社イースタン・パシフィック・シッピング(EPS)は5日、世界的な窒素・メタノール製品の製造・販売企業であるOCI、MANエナジーソリューションズ(MAN続き

    2021年3月1日

    《シリーズ》荷主のグリーン戦略③JERA、ゼロエミ火力と再エネを両輪に、LNG燃料供給開始、石炭輸送に活用も

     国内最大の発電事業者であるJERAは、脱炭素社会に向けて、2050年のCO2ゼロエミッションに挑戦する方針を打ち出した。石炭・ガス火力でアンモニアや水素の混焼を進める計画で、将来続き

    2021年2月25日

    日本ペイントマリン・白幡社長、環境負荷低減・運航効率化に塗料で貢献、ESG観点で製品開発へ

     IMO(国際海事機関)の就航船に対する温室効果ガス(GHG)規制案が承認され、実燃費の改善に向けて船舶用塗料を含む船底状態の改善も重要テーマになる。日本ペイントマリンの白幡清一郎続き

    2021年2月22日

    《シリーズ》荷主のグリーン戦略②東北電力、石炭船に風力推進装置採用、代替燃料船にも注目

     東北電力(本社:宮城県仙台市)は、燃料輸送中のCO2排出削減に積極的に取り組んでいる。硬翼帆式風力推進装置「ウインドチャレンジャー」の石炭船への搭載を決めたほか、LNG焚き石炭船続き

    2021年2月19日

    <Green×Shipping>ワレニウス・ウィルヘルムセン、風力推進自動車船の仕様決定、22年半ばまでに発注

     自動車船運航大手ワレニウス・ウィルヘルムセン(WW)は17日、風力推進自動車船「Orcelle Wind」の開発状況を発表し、この中で同船の仕様を初めて明らかにした。自動車積載能続き

    2021年2月15日

    《新連載》荷主のグリーン戦略、①出光興産、次世代燃料船を探る、VLCC23隻、統合による規模拡大で運航効率向上

     石油元売り大手の出光興産は原油輸入に用いるVLCCについて、LNG燃料やその先の次世代燃料も見据えながら、次期環境対応船の船隊整備を検討する考えだ。原油外航部の稲垣富生部長は「今続き

    2021年2月15日

    日本郵船、LNG燃料自動車船4隻、中国に発注、メタン低減主機とバッテリー搭載

     日本郵船は12日、LNG燃料自動車船4隻の建造契約を中国の招商局南京金陵船舶と締結したと発表した。2022~23年に竣工する予定で、主に欧州・中近東航路への投入を想定している。W続き