国内船主は今後も変化に対応し、第四期の成長局面を迎えることができるのか。関係者の対談やインタビュー、本紙記者による考察などを交えて、「船主業の未来」を解き明かします。
2024年4月23日
国内船主は短期ビジネスとの向き合い方が問われている。長期用船が激減した環境変化に加え、自己資金確保や不況対応などの観点から「稼げるときに稼ぐ」(船主経営者)として積極的に短期用船…続き
2024年4月22日
進徳海運(広島県東広島市)の佐川明正社長は「小規模船主の生き残りに向けた1つの解は共同保有」と語る。船価が高騰し、将来の新燃料船も含め投資規模が拡大する中、複数船主との連携を対応…続き
2024年4月19日
極東海運実業の海部圭史社長は、船主経営で重視することを「船主業を楽しむ力、“エンジョイ・シッピング”だ」と語った。どの分野で楽しむかは船主によってさまざま…続き
2024年4月17日
瑞穂産業(愛媛県今治市)の越智功和社長は船主が生き残り、成長していく条件として「船舶管理能力と、それに基づく銀行からの信頼」を挙げる。同社は長期契約が得られるLNG船や二元燃料船…続き
2024年4月15日
大分県津久見市に本拠を構える宮崎産業海運は、自主管理によるTC(定期用船)ビジネスにこだわる。宮﨑昇一郎社長は生き残りに必要なのは船舶管理能力とした上で、「自主管理は絶対に捨てな…続き
2024年4月1日
瑞穂産業(愛媛県今治市)は二元燃料船への取り組みを進めており、保有船がコンテナ船、自動車船、ケープサイズ・バルカーで、計画も含め隻数は10隻超に拡大する見込みだ。最近の竣工船はす…続き
2024年3月22日
国内船主業の未来は、船主数は現状維持で推移するものの、その船隊規模は減少していくとの見方が多い。BBC(裸用船)など船舶保有特化型の船主が増え、「船主業」の内容が多様化しているた…続き
2024年3月19日
春日海運(愛媛県今治市)は低船価で競争力のある船隊の構築を追求する。このほど中国の民営造船所、新大洋造船に6万4000重量トン型バルカー3隻を発注した。これは同社の経営方針を実践…続き
2024年3月13日
東豫海運(愛媛県今治市)の大河内忠人社長は本紙インタビューで、生き残りのカギとして船舶管理能力、資金力、船隊構成などを挙げた。船隊では「3分の1ずつ船齢1~5年の新造船、6~10…続き
2024年3月4日
共和産商(広島県呉市)の杉谷亮社長は本紙インタビューで、今後の生き残りでは船舶管理能力の維持、向上がカギになると指摘する。長年にわたって船隊規模を15隻前後で維持しているのも「数…続き
2024年3月1日
国内船主は今後の船舶建造で、従来よりも多額の自己資金が求められる。船価高によって、従来と同じ自己資金の投入比率でも多額の資金が必要になる上、競争激化による用船料の低下、用船期間の…続き
2024年2月22日
シンガポールの船舶保有会社TNBオーシャンシッピングの田鍋孝明社長は本紙インタビューで、「情報収集のしやすさ、取引先の拡大などメリットは多い。ここに居れば世界中のオペレーターや荷…続き
2024年2月19日
オリックスによる三徳船舶の買収は、日本の船主業界でM&A(企業の合併・買収)が増えていく起点になるかもしれない。今回の買収は創業社長の死去に伴う代替わりのタイミングで実行されたが…続き
2024年2月14日
安保商店(本社=広島県尾道市)は、短期用船ビジネスに取り組んでいく。船舶建造で自己資金力が求められていることに対応するためだ。BBC(裸用船)で長期安定収益を得る一方、TC(定期…続き
2024年2月8日
国内船主による邦船社向け貸船事業の難易度が上がっていきそうだ。用船需要が減退している上、安全運航面での要求が強まり、今後はLNG燃料船など環境対応でも体制整備が必要になるからだ。…続き
2024年2月8日
「邦船社向けの用船需要が激減したので、海外用船者との取引が増えている」(船主経営者)。いまや国内船主の大半がこうした取引状況になっている。船主の選択肢は従来よりも拡がっており、戦…続き
2024年2月5日
<座談会出席者(社名五十音順)> 栄福海運 渡邉卓己社長 河菜海運 河菜春文社長 三社汽船 坂井光一社長 七福組 松村健三社長 正栄マリン 渡邉真樹社長(喜望峰の会副会長…続き
2024年2月2日
<座談会出席者(社名五十音順)> 栄福海運 渡邉卓己社長 河菜海運 河菜春文社長 三社汽船 坂井光一社長 七福組 松村健三社長 正栄マリン 渡邉真樹社長(喜望峰の会副会長…続き
2024年2月1日
広島県呉市の船主親睦団体「喜望峰の会」が11月末、4年ぶりとなる勉強会と懇親会を呉市内のホテルで開催した。過去最多となる約450人の海事関係者が出席した。大幅な円安などから、船主…続き
2024年1月31日
船主業界のご意見番である瀬野汽船の瀬野洋一郎社長は、国内船主の未来について、船隊を増やしにくい時代になると予想する。船価高などによって多額の自己資金と借入金が必要になっていくから…続き