2025年12月17日無料公開記事洋上風力発電

洋上風力第3ラウンドの計画認定
経産省/国交省

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 経済産業省と国土交通省は16日、再エネ海域利用法に基づく洋上風力公募第3ラウンドで選定した「青森県沖日本海(南側)」と「山形県遊佐町沖」について、各選定事業者から提出された公募占用計画を認定したと発表した。
 JERAとグリーンパワーインベストメント、東北電力が出資する「つがるオフショアエナジー合同会社」が提出した青森県沖日本海(南側)の計画では、シーメンスガメサ・リニューアブル・エナジー(SGRE)製の15MW級風車41基を設置し、2030年6月30日に運転を開始する予定。青森港を基地港湾とし、建設時に2028年4月から2030年8月まで利用する。また、2025年1月からO&M(運転保守)で青森港と津軽港を利用する。O&M期間は30年4月から55年9月。協力企業について、海底ケーブルEPC(設計・調達・建設)は大手ケーブル会社、風車施工と基礎EPCは大手建設会社としており、明らかにしていない。風車O&Mは風車保守契約期間中はSGREと同事業のSPC(特別目的会社)内製、契約期間後はSPC内製で実施する。
 丸紅と関西電力、東京ガス、丸高、BP Iotaホールディングスが出資する「山形遊佐洋上風力合同会社」が提出した山形県遊佐町沖の計画では、SGRE製の15MW級風車30基を設置し、2030年6月の運転開始を予定する。酒田港を基地港湾とし、建設時は28年4月から31年3月まで利用する。

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