鹿島建設、秋田沖洋上風力で風車基礎工事受注

　鹿島建設はこのほど、JERA Nex bpジャパンらが開発する秋田県男鹿市・潟上市・秋田市沖の洋上風力発電事業について、事業主体である男鹿・潟上・秋田Offshore Green Energy合同会社との間で風車基礎建設工事の契約を締結したと発表した。鹿島建設は同事業の風車基礎の設計に関する先行業務を契約し、実施してきたが、今回の契約締結により引き続き風車基礎の建設に取り組むことになる。
　鹿島建設はこれまで多くの海洋工事を手掛けてきたことに加え、洋上風力分野では秋田港・能代港洋上風力発電事業の建設工事を担った。また、陸上風力発電所の建設工事では30年を超える実績を有する。
　秋田県男鹿市・潟上市・秋田市沖の洋上風力事業は、モノパイル基礎を採用した着床式で、ベスタス製15MW級風車21基を設置する。2028年6月30日の運転開始を目指し、陸上工事にすでに着手しており、洋上工事についても着々と準備を進めているかたちだ。