英オクトパス、洋上風力投資が20億ドル突破

　英オクトパスエナジーグループは11日、洋上風力発電への投資額が2年間で20億ドルを突破したと発表した。同社は30年までに全世界で200億ドルを洋上風力に投資する計画で、昨年には洋上風力専用ファンド「Vector」を立ち上げた。
　同社は2022年に洋上風力発電市場に参入し、欧州3カ国で6か所の洋上風力発電所に出資している。また、洋上風力ファンドを通じて浮体式基礎などを開発するオーシャジーに投資した。
　同社グループの電源開発部門オクトパスエナジー・ジェネレーションのゾイサ・ノースボンドCEOは「当社は風力発電が世界のエネルギーシステムの礎として大きな役割を果たすことを強く信じている。わずか2年間で20億ドル以上を洋上風力発電に投資できたことは、その序章にすぎない。私たちは現在、世界中の洋上風力発電プロジェクトにさらに数十億ドルを投入する準備を整えている」とコメントした。