オフショア船の訓練コースを開講
商船三井／ＭＯＬＭＥＣ、ＤＰシミュレータ使用

　商船三井とＭＯＬマリン＆エンジニアリングは８日、両社で保有するダイナミックポジショニング（＝ＤＰ、自動船位保持）シミュレータを使用した、洋上風力発電関連船を運航する際に不可欠な各種オフショア船訓練コースを開講すると発表した。コースによっては船員資格の有無を問わず受講が可能となる。
　訓練コースは表のとおり。これらの訓練コースは経済産業省資源エネルギー庁の「洋上風力発電人材育成事業費補助金」の交付を受け独自に開発したもの。また、海事教育と訓練プログラムの基準を満たしているとして、日本海事協会の承認を取得した。
　商船三井は新たな訓練コースの開講について、今後増加が見込まれる洋上風力発電事業に加え、海洋開発に関係する特殊船の安全運航の実現に貢献するとしている。