ノルウェー洋上風力開発で提携解消
オーステッド

　オーステッドは洋上風力発電事業者フレッド・オルセン・シーウィンドとノルウェーの再エネ事業者ハフスルンドとの提携を解消する。フレッド・オルセン・シーウィンドの親会社ボヌールが13日、発表した。３社はノルウェーの洋上風力開発と入札参加を目的としてパートナーシップを結んでおり、オーステッドは2021年６月に参加した。オーステッドは提携解消について、ポートフォリオにおける投資の優先度の観点から、ノルウェーでの洋上風力開発への参画追求を取りやめるとしている。
　３者のパートナーシップでは、ノルウェー洋上風力発電プロジェクト「ウツシラ・ノール」と「ソーリゲ・ノルショーⅡ」への入札参加を計画していた。フレッド・オルセン・シーウィンドとハフスルンドは今後について、パートナーシップを継続し、ウツシラ・ノールへの開発意欲を示した一方で、ソーリゲ・ノルショーⅡについては推進できる立場にないとした。
　オーステッドはポートフォリオの見直しを進めており、１日には米ニュージャージー州の洋上風力プロジェクト「オーシャンウィンド１・２」の開発中止と、ロードアイランド州沖のプロジェクト「レボリューション・ウィンド」への最終投資決定を明らかにした。