2022年11月15日次代への戦訓
《連載》次代への戦訓
事業がフィリピン国への貢献に
ワールドマリン名誉会長 木内志郎氏②
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日本人船員が減少すると同時に為替の円高で日本人のコストが高くなっていく中、フィリピン人船員に大いに助けてもらった。1985年のプラザ合意の頃に1ドル=240円ほどになっていた為替は、同合意以降、急激に円高が進んだ。用船料収入がドルである日本の船主が生き残る上で船員費のドル化は避けられなかったし、それが今の日本海運を支えているといっても過言ではない。また、ドルベースの給料はフィリピン人に好...
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