海事プレスの記者陣によるコラム。
2020年2月7日
◆記者が石巻地区を初めて訪れたのは約3年前だった。朝の新幹線に乗り込み、1件目の取材先がヤマニシだった。最寄りの矢本駅からの道中の綺麗に整地された更地、ヤマニシ社屋の真新しい壁が映…続き
2020年2月6日
◆「どうしたらいいんだろう」。算数の問題集がなかなか解けなくて、頭を抱えている長男を見ながら自分まで考え込んでしまった。掛け算や割り算の筆算で悩んでいるのではなく、どうやら意地悪な…続き
2020年2月5日
◆多くの船種で好況期の大量発注などを背景とする船腹過剰が未だに続いている。それだけに、近い将来船腹不足が到来するかもしれないといわれても、にわかには信じられない。しかし、最近の発注…続き
2020年2月4日
◆企業名の由来はさまざまだが、歴史ある企業ほど名付けがシンプルだ。造船所もその例に漏れない。造船所の社名はほぼ3つのパターン、「財閥名」「創業者の姓」「創業の地名」に類型化される。…続き
2020年2月3日
◆年明けからあっという間に1カ月間が経過した。海事産業の多くの首脳にお会いした。誰もが変革への強い意志を口にした。デジタル化、グローバル化、環境問題への対応が求められる時代になり、…続き
2020年1月31日
◆正月休みに故郷の沖縄でずっと気になっていた「対馬丸記念館」を初めて訪れた。対馬丸は日本郵船が保有していた貨物船で、太平洋戦争中に陸軍に徴用された。昭和19年に沖縄から疎開する児童…続き
2020年1月30日
◆今年4月から順次就航予定となっている現代商船の2万3000TEU型コンテナ船が、釜山新港のどのCT(コンテナターミナル)を利用するのか、韓国で注目が集まっている。現在現代商船が利…続き
2020年1月29日
◆1995年1月17日に発生した阪神大震災から今年、25年の節目を迎えた。当時は戦後最大の災害であり、それまでは東海大地震の発生が言われていただけに、西日本で起きた巨大災害が人々に…続き
2020年1月28日
◆もう10年以上も前だが、語学留学プログラムに参加していた知人を訪ねてカナダに渡航したことがある。季節は冬で、観光も兼ねスキーに行くことになった。空港に着くと出国審査に時間がかかっ…続き
2020年1月27日
◆この頃、雑貨屋などでとても小さい水筒をよく見かける。昨年の春くらいから見かけるようになったが、どんどん置いてある店が増えてきた。容量はたったの120ml。一瞬で飲み干してしまって…続き
2020年1月24日
◆あまり流行には乗る方ではないが、今回ばかりは予期せず悪い流行に乗った。新年早々インフルエンザにかかってしまった。冬場はマスク必須、家では加湿器を積極稼働させ、手洗い・うがいなど自…続き
2020年1月23日
◆各種環境規制対策の本格化によって、バラスト水処理装置や硫黄酸化物(SOx)スクラバーなどの稼働数が増えている。これらの新たに搭載した機器のアフターサービス需要が、今後増加すると予…続き
2020年1月22日
◆昨年度末に閣議決定された国土交通省海事局の2020年度の予算で、新規に「船舶産業におけるサプライチェーンの最適化」、「海事分野における電子証書の導入」、「高速船の安全性向上のため…続き
2020年1月21日
◆東京から四国に空路で向かう時、紀伊半島の上空から風力発電所を望むことができる。山の稜線に整然と並んだ白い風車は太平洋からの風を受けてその羽を回転させる。このような陸上の風力発電は…続き
2020年1月20日
◆2020年がスタートしてはや3週間が経過した。賀詞交歓会など年始の恒例行事も一段落しつつあるが、賀詞交歓会や各社社長の年頭所感では例年通り、干支にまつわるエピソードの引用も数多く…続き
2020年1月17日
◆ここ数年で、海運・物流分野における各プレーヤーの立ち位置が一部で曖昧になってきているように感じられる。これまでは海運会社は海運会社、フォワーダーはフォワーダー、荷主は荷主でそれぞ…続き
2020年1月16日
◆「2020年」と区切りの良い年だからだろうか。昨年来よく見かけた企画記事として、過去になされた将来予測を検証するというものがあった。著名人や専門家が過去に著作の中で予想していた2…続き
2020年1月15日
◆2020年・令和2年がスタートしたが、邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)社長の年頭あいさつでは「改革」や「挑戦」という言葉が目立った。 ◆日本郵船の長澤仁志社長は人事制…続き
2020年1月14日
◆高校時代、地理の授業が好きで、世界各国の産業などに興味津々だった。今思えば、海運業に興味が沸いたのは高校の地理の授業がきっかけだった。参考書に載っていた船の写真を見て無性に格好い…続き
2020年1月10日
◆日本と中国を結ぶ日中航路で、輸出の低調が続いている。日本海事センターの統計によると、2019年10月の日本/中国間のコンテナ荷動き(トンベース、推計)は前年同月比12.0%減の2…続き