1. コラム

青灯

海事プレスの記者陣によるコラム。

2020年7月3日

【青灯】この夏も工事に追われる修繕ヤード

◆新型コロナウイルス対策のため自粛を求められていた都道府県をまたぐ移動が、先月19日に全面的に解禁となった。早速この業界でも商社関係者が船主のもとに向かうなど、ビジネス面でも人の往続き

2020年7月2日

【青灯】GNOと港湾人のDNA

◆港湾担当記者の駆け出しのころ、とある取材で「GNO」という単語を聞いた。「GNO?何の略だろう?」と考えたが、その解はすぐに教えてくれた。「義理・人情・恩返し」だ。 ◆コンテナ化続き

2020年7月1日

【青灯】沈んだ大陸

◆ニュージーランドの研究機関GNSサイエンスが、「ジーランディア」という海底に沈んだ大陸の詳細な地図を公表した、というニュースを目にした。ジーランディアとは、オーストラリアの東から続き

2020年6月30日

【青灯】山高ければ谷深し?

◆「ジェットコースターのようだ」。コロナ禍が生じて半年、世界に本格的に感染が拡大してから4カ月。この間、海運マーケットもその影響を色濃く受けてきた。経済活動の再開とともにマーケット続き

2020年6月29日

【青灯】往年の背番号にみる新造船価

◆「ついに始まりましたね」。先日、とある造船所の役員の方と電話越しに新造船マーケットではなく、19日に開幕したプロ野球の話題に花を咲かせた。特定の球団を熱心に応援していた少年時代の続き

2020年6月26日

【青灯】コンテナ船業界の二次試験

◆新型コロナウィルスの影響によるコンテナトレードの需要減は、当初よりもその期間が少し短くなり、回復がより早まる可能性が出てきた。以前は年後半から徐々に、という見通しが中心であったが続き

2020年6月25日

【青灯】コロナ後に必要なスピード感

◆先日お会いした邦船大手の社長経験者はこう話す。「コロナ後の海事産業が新しい姿になるとは見ていない。従来からの動きが加速するということではないか。生活面でもワクチンができて普及すれ続き

2020年6月24日

【青灯】艦艇を軸とした造船再構築

◆三井E&S造船が三菱重工に艦艇事業を売却する協議を開始した。本紙は一般商船を対象とした記事が多く、艦艇を取り上げる機会は少ないが、造船業にとって艦艇事業は言うまでもなく大きな屋台続き

2020年6月23日

【青灯】回復局面こそ冷静に

◆新型コロナウイルス感染拡大防止の休業要請と都道府県間の移動自粛が全面解除された。首都圏では電車内も街中も目に見えて人出が増え、近所の飲食店も席間隔を空けてではあるがかなり賑わいを続き

2020年6月22日

【青灯】「13歳のハローワーク」の中の海運の仕事

◆家で過ごす時間が長く、この機会に本の断捨離を実行することにした。昔買ったまま忘れていた本の中に「13歳のハローワーク」があった。さまざまな職業を紹介する本書は、「〇〇が好き」とい続き

2020年6月19日

【青灯】その日その時を知るために

◆新型コロナウイルスの感染拡大を契機に、統計資料の重要性が増している。例えばコロナの感染者・死者数の統計は経済活動の停止・再開の指標として重要なものとなっている。そういう意味で統計続き

2020年6月18日

【青灯】日常再開、回復への動き

◆朝、在宅勤務でパソコンに向かっていると、周囲はいつも静かなのに、小学生の声がいくつか聞こえてきた。窓から外を見ると子供たちがマスクをして並んで歩いていた。新型コロナウイルス感染防続き

2020年6月17日

【青灯】洋上着陸に見た技術進歩

◆宇宙開発企業のスペースXが、2人の米国人宇宙飛行士の地球低軌道への移送に先月末成功した。米国ではスぺースシャトルの使用を2011年に停止して以降、有人宇宙飛行が9年にわたり実施さ続き

2020年6月16日

【青灯】コンテナ船大型化と港湾整備

◆今春、コンテナ船の世界最大船型が2万4000TEU型船に更新された。コンテナ船の大型化が急速に進んできたが、港湾への影響をみると、1寄港当たりの荷役本数が増え、作業負荷が高まって続き

2020年6月15日

【青灯】インマルサットとスタートアップ企業

◆英船陸通信大手インマルサットのロナルド・スピッソウ海事部門社長が講演するウェブセミナー(ウェビナー)に先日参加した。ウェビナーでは、同社の事業の現状、今後の方針といった内容に加え続き

2020年6月12日

【青灯】動画でみる水先人の仕事の実態

◆国土交通省はこのほど、「水先人の人材確保・育成などに関する検討会」の第三次とりまとめを公表した。同検討会は2015年4月に設置され、団塊の世代の水先人が大量廃業することによる後継続き

2020年6月11日

【青灯】船陸でつながる

◆新型コロナウイルス感染拡大を受けてストップした活動の1つが訪船だった。通常時はその船を担当するSI(船舶管理監督)らが定期的に船を訪れて、乗組員と話しながら船の状態を確認する。時続き

2020年6月10日

【青灯】“造船音頭”を聴けるその日まで

◆在宅勤務が始まってからNHK朝の連続テレビ小説、通称朝ドラを観るのが記者自身のルーティンとなっている。以前のシリーズは録画を帰宅後や週末に観ていたが、今年4月以降の朝ドラは在宅勤続き

2020年6月8日

【青灯】船腹調整の今後のありかた

◆需要急減にもかかわらず、コンテナ運賃水準が前年同期を上回るという奇妙な状況が続いている。輸送需要は4月以降、おおむね2割減といわれており、この状況はまだ当面続くとされている。一方続き

2020年6月5日

【青灯】海事産業、コロナ前と後

◆新型コロナウイルスと共存し、新しい生活様式が始まったばかりのいま、完全収束を前提とした「アフターコロナ」の話はまだ早いのかもしれない。まずは目先の「ウィズコロナ」への対応が大事だ続き