海事プレスの記者陣によるコラム。
2021年8月5日
◆三井E&S造船は先月21日、創業の地である玉野で商船の最終建造船を引き渡した。同社として100年あまりの船舶建造の歴史に幕を下ろし、今後は「造船エンジニアリング企業」へと姿を変え…続き
2021年8月4日
◆連日、数々の熱戦が繰り広げられている東京五輪。前知識はほとんどないながらも話題の競技をテレビで観戦している。そんな中でENEOSのCM放映を目にし、今回の聖火の燃料にはオリンピッ…続き
2021年8月3日
◆コンテナ船マーケットでは、昨年からずっとピークシーズンのような状況が続いているが、そうした中にあっても、これから10月までの数カ月間はさらに厳しい時期となりそうだ。旺盛な荷動き、…続き
2021年8月2日
◆コロナ前までの長きにわたり、資産(モノ)を持つことの重要性はそれほど高くなかった。むしろシェアリング・エコノミーに代表されるように、利用価値に重きが置かれていた。船舶の世界では、…続き
2021年7月30日
◆邦船社の部署が10年前と比べて大きく様変わりしている。言うまでもなく、環境をはじめとするESG、SDGs関連やデジタライゼーションに代表される新技術、海洋事業に関する部署の新設が…続き
2021年7月29日
◆銅やニッケルなどの金属資源や非鉄、原油、鉄鉱石、鋼材など、あらゆる商品相場が昨年から軒並み急反発した。木材価格高騰による「ウッドショック」なる言葉も話題になった。脱炭素で課題視さ…続き
2021年7月28日
◆人類にとって、「宇宙」が身近になりつつある。近年、民間主導による宇宙開発が活発化しており、英起業家であるリチャード・ブランソン氏と、米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス…続き
2021年7月27日
◆経済産業省資源エネルギー庁は、21日の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会で新たなエネルギー基本計画の素案を示した。海運業界が特に注目していた2030年度の電源構成目標に占める…続き
2021年7月26日
◆国内で新たな中長距離航路開設の動きが出ている。今月から東京九州フェリーが横須賀/新門司間のフェリー航路を新設した。約21時間で首都圏と九州地方を結ぶ高速サービスとなり、急送貨物を…続き
2021年7月21日
◆NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」は、宮城県気仙沼市沖の架空の島・亀島で生まれ育った主人公の成長を描いている。亀島のモデルは大島とされる。現在は、気象予報士の試験に合格して上京…続き
2021年7月20日
◆水素は海事産業の脱炭素化の道のりで重要な役割を占めることが期待されている。水素を船舶燃料として使用することで二酸化炭素の排出をなくす。主要な燃料として世界で広く利用できる可能性が…続き
2021年7月19日
◆韓国の公正取引委員会が5月、韓国船社12社を含む23のコンテナ船社に対し巨額の課徴金を課す方針を盛り込んだ調査報告書を明らかにした。韓国ではこの調査への反発や抗議、困惑が日を追う…続き
2021年7月16日
◆バラスト水処理装置のレトロフィット(改造)需要などが引き続き堅調に推移し、今年に入ってからも安定した工事量を確保してきた中国の修繕ヤードの状況が春先から大きく変わった。主な原因は…続き
2021年7月15日
◆12日、海上保安庁は第1回航路標識協力団体制度に関する検討会を開催した。この制度は、民間団体が灯台の簡易な補修工事などを行うことを可能とするもの。老朽化や台風などにより航路標識の…続き
2021年7月14日
◆昨年来、LNGへの見方が急速に変化している。2050年のGHGゼロエミッション目標への歩みを世界が一段と進める中、LNGは「環境に優しいエネルギー」から「化石燃料の一種」という見…続き
2021年7月13日
◆東京都内では緊急事態宣言が再び適用されたが、暦の上では夏休みシーズンが迫っている。小紙では4~5月の大型連休、夏季休暇、年末年始の年3回、造船所の休業日を一覧で紹介している。夏季…続き
2021年7月12日
◆毎夜、東京スカイツリーの天望デッキの窓ガラスを聖火ランナーが駆け抜けている。今年3月から始まった東京オリンピック聖火リレーと連動して、スカイツリーで行われている特別ライティング。…続き
2021年7月9日
◆コンテナ船の用船料が、かつてない勢いで高騰している。つい1年前までは、長く続いた船腹供給過多やコロナ禍における需要減少もあり、用船料は長期間に渡って低迷が続いていた。例えば代表的…続き
2021年7月8日
◆本紙に掲載した邦船大手3社の社長インタビューで、前期を振り返り、コロナ禍の中で印象に残ったことを聞いた。「物流の重要性が再認識された1年でもあったと思う」(日本郵船の長澤仁志社長…続き
2021年7月7日
◆建造効率の高さで知られる大島造船所だが、同社30年史によれば50年前の工場建設時は「茫漠とした無駄の多い工場に見えた」そうだ。余剰スペースや能力以上の総組場、必要以上に高い建屋ー…続き