造船、次の一手

    2019年10月21日

    《連載》日本の造船はどこへ/サノヤス、多角化モデルの到達点<上>造船強化まで非造船が支える

     造船業における不況対策の王道は、今も昔も非造船分野への事業多角化だ。30数年前から異業種へのM&Aを進めて多角化を図ったサノヤスホールディングスは、現在、非造船事業の売上比率が全続き

    2019年10月18日

    《連載》日本の造船はどこへ/「JMU再起動」⑤、千葉光太郎社長に聞く、「造船大手の技術、更新し続ける」

     ジャパンマリンユナイテッド(JMU)の再起動の条件は技術だ。千葉光太郎社長(写真)は、技術力への過信が一連の混乱を招いたと振り返る一方、造船大手であるために必要なものは技術力とし続き

    2019年10月17日

    ≪連載≫日本の造船はどこへ/「JMU再起動」④、戦略修正、連携策などに転換

     ジャパンマリンユナイテッド(JMU)の主力3事業である商船、艦艇、海洋・エンジニアリングは、いかに技術力で生き残るかという方向で新たな将来像を描きつつある。海外造船所の巨大化や環続き

    2019年10月17日

    ≪連載≫大分造船業のいま③/臼杵造船・山本社長、福岡造船とのシナジー最大化、デジタル活用にも注力

     臼杵造船所は昨年、福岡造船グループの傘下に入った。両社が主力とするケミカル船での調達、設計、営業、工程面でのシナジーの最大化を図っており、既に資材調達などでは共同交渉を始めている続き

    2019年10月16日

    ≪連載≫日本の造船はどこへ/「JMU再起動」③、「失われた30年」取り戻す技術標準化

     難工事の山を越えたジャパンマリンユナイテッド(JMU)が、「真の統合効果」を目指して統合作業を再開する。最大のテーマは、社内の建造標準や設計標準などの統一化と更新。再建策の本丸と続き

    2019年10月15日

    ≪連載≫日本の造船はどこへ/「JMU再起動」②、統合効果追求できぬ6年

     技術力を最大の武器とするジャパンマリンユナイテッド(JMU)だが、その技術でつまづいた。身の丈を超える数の新規案件を引き受けたことで火消しに追われ、本来の「技術統合効果」が分散し続き

    2019年10月11日

    ≪連載≫日本の造船はどこへ/「JMU再起動」①、津と横浜、混乱からの復活

     ジャパンマリンユナイテッド(JMU)の7つの工場は、会社発足後にそろって大型プロジェクトに挑み、同時多発的に困難に直面した。中でも大きな混乱に陥ったのが、LNG船の津事業所と、フ続き

    2019年10月10日

    ≪連載≫大分造船業のいま②、県内高校に造船コース新設

    ■人材確保難しく  「高卒の学生を毎年1人採用するのも容易ではない」。大分県内の造船所からはそうした声が上がる。少子高齢化に伴う人材不足は造船業全体の大きな課題だ。  大分続き

    2019年10月9日

    ≪連載≫大分造船業のいま①、激動から1年、協業や一体運営本格化

     豊後水道に面したリアス式海岸沿いに特色ある中小造船所が集積する大分県内の造船業。大分地区では、昨年は南日本造船の今治造船グループ入り、臼杵造船所の福岡造船グループ入りなど再編が相続き

    2019年10月2日

    韓国労組、欧・日の公取に現代・大宇の統合不許可求める

     韓国紙によると、現代重工業と大宇造船海洋の統合に反対している労働組合らが、統合審査作業を行っている欧州の競争当局を訪問し、統合を認めないよう求めた。日本の公正取引委員会にも代表団続き

    2019年10月1日

    《連載》日本の造船はどこへ、造船の国際競争は「非対称戦」に、相手は国、大型再編で市場環境一変

     「もはや国家を相手にした戦いのようだ」(造船経営者)。中国と韓国における造船大手の再編統合により、造船業の国際競争環境が大きく変わろうとしている。各国では、規模で他を圧倒するチャ続き

    2019年10月1日

    《連載》造船所の手持ち工事動向③、中型船主力は2年分維持が瀬戸際、21年後半納期で受注営業

    ■年末には2年分割り込む  日本の多くの造船所が主力とする船種が中型バルカーだ。オペレーターや船主などプレイヤーの数が多く、今年後半以降の商談でも多くの造船所が軸として受注営続き

    2019年9月30日

    《連載》造船所の手持ち工事動向②、3年めどは少数、今治や大島が先行

    ■受注の軸はバルカー  ここ数年の新造商談では、日本の造船所のバルカー回帰の傾向が鮮明となっている。2014年以降にプロダクトミックスに転換して受注した中型タンカーなどの建造続き

    2019年9月27日

    《連載》造船所の手持ち工事動向①、受注低迷4年、受注残2年割れで黄信号

     新造船の商談低迷が続く中、日本の造船所の手持ち工事の減少が加速している。本紙調べによると、2021年納期の船台を完売した造船所はまだ限定的で、手持ち工事2年分を割り込む造船所が日続き

    2019年9月18日

    CSSC、CSIC統合に向け株式整理

     中国船舶工業集団(CSSC)の持ち株会社、中国船舶工業股份は17日、傘下の各事業会社の株式整理と再編について発表した。中国船舶重工集団(CSIC)との統合に向けて、各ヤードへの出続き

    2019年9月5日

    現代と大宇、合併審査、日本に申請へ

     韓国紙によると、現代重工業グループの造船持ち株会社、韓国造船海洋はこのほど、大宇造船海洋との合併について、日本の公正取引員会に企業結合審査の申請のための相談手続きを開始した。これ続き

    2019年8月30日

    中国造船集約、招商局がAVIC傘下を吸収

     中国国有の海運・港湾・金融・不動産大手の招商局集団(チャイナ・マーチャンツ)は、航空機製造大手の中国航空工業集団(AVICグループ)の造船事業を吸収する。AVICグループが27日続き

    2019年8月29日

    造船所間の連携、国が後押し、共同開発・受注・調達を支援

     国土交通省は2020年度の概算要求で、国内造船所間や舶用工業の連携強化を促進する事業を初めて盛り込んだ。造船所が船型の共同開発や、共同受注、調達協力や情報共有などで連携できるよう続き

    2019年8月2日

    WTO紛争や合併審査、韓国造船案件、政治問題と無関係

     日韓関係に隙間風が吹く中、韓国造船業の公的助成や業界再編に対する日本の姿勢を政治問題と絡める論調が一部報道で増えつつある。実際には、世界造船市場の健全化という視点が日本に限らず海続き

    2019年8月1日

    三井E&S造船の古賀社長、さらなる一手、再編も視野

     三井E&S造船の古賀哲郎社長(写真右)と林慎一取締役は本紙インタビューに答え、中国の合弁造船所「江蘇揚子三井造船有限公司(YAMIC)」設立後の造船事業の体制について語った。大型続き