展望 船主ビジネス

    2022年6月3日

    《連載》展望 船主ビジネス㉕、売船活動が低調、売り一巡で、新規投資も困難、用船市場で運用も

     国内船主(船舶オーナー)による売船が低調に推移している。中古船価の上昇で売り物が激増した昨年の反動もあり、売船に一服感が出ている。新規投資先が少ない中、償却資産の確保が難しいこと続き

    2022年5月31日

    《連載》海外船社の視点と展望⑩、BWエピック・コサン、モルトビーCEO、船隊拡大は4万立方㍍型までを視野

     小型ガス船を中心に大規模船隊を運航するBWエピック・コサン。昨年、加圧式LPG船を扱うBWグループ傘下エピックガスと、エチレン船を含めた小型ガス船事業を展開するローリッツェン・コ続き

    2022年5月17日

    《連載》展望 船主ビジネス㉔、国内船主向けBBC案件が復調、ドル金利上昇で、変動リスク回避

     主として欧州船社が保有船を国内船主(船舶オーナー)に売却し、当該船を裸用船するBBC案件が復調している。米ドル金利の上昇リスクをヘッジするため、固定用船料に代えることで金利変動リ続き

    2022年5月12日

    《連載》海外船社の視点と展望⑨、パシフィックベイスン フラーガードCEO、NSY・三井物産とゼロエミ船共同研究

     香港のハンディバルカー運航大手パシフィックベイスンのCEOに昨年就任したマーティン・フラーガード氏(写真)がこのほど来日し、同社の東京支社で本紙などのインタビューに応じた。フラー続き

    2022年5月11日

    《連載》展望 船主ビジネス㉓、双輝汽船・河上社長インタビュー、ドライ市況好調で財務体質改善

     愛媛県今治市に本拠を置く双輝汽船の財務体質が大きく改善している。河上洋右社長は本紙インタビューに応じ、「社長就任後、P/Lが黒字に転じ、B/Sも今年7月末には簿価ベースでも債務超続き

    2022年5月9日

    《連載》展望 船主ビジネス㉒、大手船主、新造発注を継続、中小型バルカーで、投資行動が二極化

     国内船主(船舶オーナー)の投資行動が二極化している。船価高や環境動向の不透明さで全般的に新造発注は低調だが、一部の大手有力船主は今年に入ってからも投資を継続。マーケット高、円安で続き

    2022年4月28日

    《連載》展望 船主ビジネス㉑、福永海運・福永社長インタビュー、船の先行整備が世界標準

     福永海運(大分県佐伯市)の福永庄一朗社長は、船の先行整備が日本の海事産業にとっては重要と説く。契約フリーの船を持つことで、用船者と対等に話ができ、パートナーとして取引できるからだ続き

    2022年4月25日

    《連載》海外船社の視点と展望⑧、スワイヤ・バルク ノーボルグCEO、今年37型シリーズ8隻が出揃う

     スワイヤ・グループ傘下のドライバルク船社スワイヤ・バルクは、2012年の設立から今年で10年目を迎える。19年にはハンブルク・シュドのドライバルク部門を買収するなど、事業規模を拡続き

    2022年4月21日

    《連載》展望 船主ビジネス⑳、青野海運、青野社長インタビュー、外航・内航のハイブリッド戦略継続

     愛媛県新居浜市に本拠を置く青野海運は、外航船と内航船を手掛けるハイブリッド型の海運経営で成長してきた。「外航、内航で補完関係が機能しており、今後もハイブリッド戦略を継続する」(青続き

    2022年4月20日

    《連載》海外船社の視点と展望⑦、インターナショナル・シーウェイズ、ザブロッキー社長、財務の健全性を重要視

     タンカー船社のインターナショナル・シーウェイズは昨年、ダイヤモンド・S・シッピングと合併し、合併直後には船隊を100隻規模に拡大した。これにより、原油船、プロダクト船市場で競争力続き

    2022年4月20日

    《連載》展望 船主ビジネス⑲、国内船主、発注先行、用船後決めで採算向上、TC商談のミスマッチ解消で

     国内船主(船舶オーナー)と海外オペレーターの定期用船(TC)商談が成立しにくい状況が長く続いている。上昇する船価に対して提示される用船料が低く、条件が合わないことが主因だ。船主が続き

    2022年4月18日

    《連載》展望 船主ビジネス⑱、海外オペ、新造バルカーでTC需要、船価・市況高予想で、商談は難航

     欧州を中心とした海外オペレーターによる新造バルカーを対象とした定期用船(TC)商談が急増している。海外オペと国内船主(船舶オーナー)によるTC商談は低迷が続いてきたが、船価の高値続き

    2022年4月15日

    《連載》展望 船主ビジネス⑰、国内船主、円安で業績向上、事業環境が一段と良化へ

     約20年ぶりの大幅な円安を受けて、国内船主(船舶オーナー)の業績が一段と向上している。船主経営を左右する要素のうち、円安は最も多くの船主に好影響を与えると言われている。市況高のイ続き

    2022年4月14日

    《連載》海外船社の視点と展望⑥、イースタン・パシフィック・シッピング デュカウCEO、LNG船進出でポートフォリオ強化

     著名事業家・船主のイダン・オファー氏が率いるイースタン・パシフィック・シッピング(EPS、本社:シンガポール)は、代替燃料船を中心とした積極投資で船隊を拡大している。同社は多様な続き

    2022年4月13日

    《連載》海外船社の視点と展望⑤、マースクタンカーズ、インゲルスレヴCEO、規模で課題解決へ、300隻目指す

     プロダクト船を中心に船型を細分したプールを運営し、220隻以上の船舶のコマーシャル・マネージメントを行うデンマーク船社マースクタンカーズ。脱炭素やエネルギーの転換に向けた課題解決続き

    2022年4月8日

    《連載》展望 船主ビジネス⑯、船舶経費やドル金利が上昇傾向、コスト増を警戒、リスク要因に

     国内船主(船舶オーナー)がコスト上昇を警戒し始めた。コロナ禍で船員交代費や修繕費が増加したが、今後は人手不足や資機材価格の上昇によるコストインフレが懸念されている。原油価格の高騰続き

    2022年4月4日

    《連載》展望 船主ビジネス⑮、菅原汽船、菅原社長インタビュー、収益性と取引関係を軸に投資

     広島県呉市に本拠を置く菅原汽船は、円高対応で借入を増やしてきた米ドルのうち約4割で金利を固定化した。金利上昇に備え、早期に手を打った格好。コスト上昇要因としてはこの他、船員費や修続き

    2022年3月30日

    《連載》海外船社の視点と展望③、フェドナヴ、ポール・パシー社長兼CEO、環境対応は“ファストフォロワー”戦略

     カナダ最大のバルカー船社フェドナヴは、世界最大の五大湖仕様(レイカー)、耐氷仕様(アイスクラス)のバルカー船隊を有するという特徴を持つ。現社長兼CEOであるポール・パシー氏の大叔続き

    2022年3月29日

    《連載》展望 船主ビジネス⑭、国内船主、シンガポールの税制メリットに脚光、市況上昇や償却資産で

     国内船主(船舶オーナー)を取り巻く事業環境が好転した結果、シンガポールで船主業を展開するメリットに再び光が当たっている。主力とするドライバルク市況の上昇は用船契約、売船の両面で利続き

    2022年3月22日

    《連載》海外船社の視点と展望②、トルヴァルド・クラブネス エルンスト・マイヤー次期社長兼CEO、プール事業、高いレベルの満足と信頼

     ノルウェーのトルヴァルド・クラブネスは、2020年1月に丸紅と合弁会社「マルクラブ」を設立。船腹規模で世界最大のパナマックス・バルカー運航プール「バウマリン・プール」を運営してい続き