展望 船主ビジネス

    2022年3月16日

    《連載》展望 船主ビジネス⑬、宮崎産業海運、宮﨑社長インタビュー、船価基準設定、ケープは5000万ドル

     大分県津久見市に本拠を構える宮崎産業海運は、船舶投資にあたって船価による投資基準を設けている。例えばケープサイズ・バルカーでは5000万ドルが基準値だ。それ以下であれば短期用船で続き

    2022年3月14日

    《連載》展望 船主ビジネス⑫、中古船の市場購入が激減、国内船主、船価上昇で割安感消失

     国内船主(船舶オーナー)によるマーケットからの中古船購入が激減している。市況上昇で中古船価が上昇し、割安感がなくなったからだ。船価上昇で用船者との用船料交渉も難しくなっている。割続き

    2022年3月11日

    《連載》海外船社の視点と展望①、ユーロナブ ストープCEO、新燃料開発進め「将来を保証する」船を

     加速する脱炭素の流れやコロナ禍、世界情勢の変化など、海運業界を取り巻く環境が絶えず変動する中、各船社は難しいかじ取りが求められている。世界で輸送ビジネスを展開する海外船社は現状を続き

    2022年3月9日

    《連載》展望 船主ビジネス⑪、久福汽船・山根社長に聞く、船種が多様化、中古船にも進出

     久福汽船(広島県尾道市)はもともと近海ケミカル船をはじめタンカーの定期貸船(TC)事業を中心としていたが取り組む対象を広げ、現在の保有船隊はバルカーとタンカーが半々となっている。続き

    2022年3月3日

    《連載》展望 船主ビジネス⑩、有望投資先、新燃料船や中小型バルカー、近海船、老齢船の声も

     船価高、環境動向の不透明さで国内船主(船舶オーナー)は有望投資先を見い出しにくいが、その中で業界関係者からは比較的有望なターゲットとしてLNG燃料船、LPG燃料船などの環境対応船続き

    2022年3月2日

    《連載》展望 船主ビジネス⑨、安保商店、新経営体制が始動、中古買船7隻、バルカー新造も

     安保商店(広島県尾道市)は3月1日付で新たな経営体制が始動した。1992年から30年にわたり社長を務めた安保雅文氏が代表取締会長に就くとともに、和田連氏がCEO・代表取締役社長執続き

    2022年2月28日

    《連載》展望 船主ビジネス⑧、クミアイ・ナビ、黒柳MDに聞く、LNG燃料バルカー、慎重姿勢に転換

     くみあい船舶が100%出資するシンガポール船主、クミアイ・ナビゲーションは当面の船舶投資を見合わせる考えだ。バルカー、タンカー、ガス船が同社保有船の3本柱だが、環境対応の強化で石続き

    2022年2月24日

    《連載》展望 船主ビジネス⑦、船価高、継続見通しが大勢、船主発注は低調推移へ

     国内船主(船舶オーナー)による今後の有望投資先を業界関係者に聞いたところ、「見当たらない」との回答が多数を占めた。鋼材価格の高騰を背景とした船価高への警戒感が強いことが最大の要因続き

    2022年2月21日

    《連載》展望 船主ビジネス⑥、LNG燃料船、積極派は準備、様子見も多数、関心度合いに濃淡

     国内船主(船舶オーナー)によるLNG燃料船への関心には大きな濃淡がある。資金力、船舶管理能力があり、邦船社との長期用船ビジネスを志向する船主群は参入への準備を進める。保有能力はあ続き

    2022年2月18日

    《連載》展望 船主ビジネス⑤、極東海運実業、海部社長インタビュー、国内船主、最高の事業環境

     在京船主の1社である極東海運実業の海部圭史社長は本紙インタビューに応じ、国内船主(船舶オーナー)は最高の事業環境にいるとの認識を示した。好調な海運市況、円安傾向の為替、継続する低続き

    2022年2月16日

    《連載》展望 船主ビジネス④、海祥海運・石﨑社長インタビュー、環境対応推進、LNG燃料船も視野

     海祥海運は、邦船オペレーター向けの長期用船ビジネスを主体に為替リスクもヘッジし、安定経営を志向してきた。今後もこの方針を堅持するが、100%自己資金のバルカーを保有し短期貸船する続き

    2022年2月14日

    《連載》展望 船主ビジネス③、瀬野汽船・瀬野社長インタビュー、事業環境良好、LNG燃料船に集中

     瀬野汽船の瀬野洋一郎社長は本紙インタビューで、今年も国内船主(船舶オーナー)を取り巻く事業環境は良好と見る。米ドル金利は上がるが、円金利は低位で、為替は円安傾向が続き、ドライバル続き

    2022年2月8日

    《連載》展望 船主ビジネス②、環境規制、船価高で判断難しく、投資力がカギに

     海運市況や為替など国内船主(船舶オーナー)を取り巻く事業環境は今年も良好な状況が予想されている。業績面での不安は少ないが、次の投資先をどう確保するかが難問だ。環境規制の強化に伴い続き

    2022年2月4日

    《連載》展望 船主ビジネス①、「過去最高の事業環境」との声も、市況・為替・金利の追い風続く

     「今は過去最高の事業環境ではないか」(船主経営者)。古くから船主経営に大きな影響を与える海運マーケット、為替、金利が10年以上ぶりに揃って追い風になっている。特に昨年来のドライバ続き

    2021年12月16日

    《連載》展望 船舶金融、協調融資やマネロンで連携、船舶融資の高度化、複雑化で

     融資資金の高額化、マネーロンダリングなどでは銀行間の連携策も必要になってくる。メガコンテナ船やLNG船への融資が増え、今後はLNG燃料船も増えてくる中、巨額融資の負担軽減などから続き

    2021年12月7日

    《連載》展望 船舶金融、地銀、人材育成が最重要、案件高度化で、外部出向など継続

     船舶融資が高度化、複雑化する中、地銀の船舶融資担当者の育成は引き続き大きな課題だ。地銀によっては既存担当者の能力向上のため外部への出向を継続する一方、若手行員が船舶に興味を持つよ続き

    2021年11月24日

    《連載》展望 船舶金融、金融の力で環境対策を後押し、高齢船への融資制限なども検討

     地銀は船舶融資で環境対応を求められている。融資面から環境対策を後押しする重要性では認識が一致しており、具体策を検討している段階だ。すでにLNG燃料船への積極融資、高齢船への融資制続き

    2021年11月9日

    《連載》展望 船舶金融、徳島大正銀行、外航船向け融資残高1280億円、4年半で倍増

     徳島大正銀行が船舶融資残高を急拡大させている。2021年9月時点の外航船向け残高は1280億円になり、2017年3月末の636億円から4年半で倍増した格好だ。最も増えたのが今治エ続き

    2021年10月18日

    《連載》展望 船舶金融、中国銀行、船舶融資残高は2550億円で横ばい、成長部門として残高増へ

     中国銀行の船舶融資残高は現在約2550億円で、横ばい推移している。当面は船主の売船もあって減少見通しだが、中長期的には成長部門として船主の資金需要に合わせて船舶融資を伸ばしていく続き

    2021年10月7日

    《連載》展望 船舶金融、大分銀行、コミット残高は750億円、増加基調に転換へ

     大分銀行の船舶融資残高はコミットベースで約750億円になる。船主の売船などもあって一時期減少したが、相談案件も増えており今後は増加基調になる見通しだ。用船期間の短期化や海外オペレ続き