2025年3月18日無料公開記事洋上風力発電
秋田八峰・能代洋上風力の計画認定
国交省/経産省、ENEOSグループ会社などが開発
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国土交通省と経済産業省は14日、秋田県八峰町・能代市沖の洋上風力発電事業の公募専用計画を認定したと発表した。同区域は2024年3月にENEOSリニューアブル・エナジーとイベルドローラ・リニューアブルズ・ジャパン、東北電力のコンソーシアムが事業者に選定された。ベスタス社製の15MW級風車25基を設置し、2029年6月に運転を開始する計画で、風車基礎のEPC(設計・調達・建設)は清水建設、海底ケーブルのEPCは住友電気工業が担う。
基礎施工は2027年5月から、風車施工は28年6月から工事を開始する。基礎施工では秋田港・船川港、風車施工では室蘭港を利用する。なお、運転開始後のO&M(運転保守)や風車施工では能代港を利用する計画だ。
運転期間中の風車メンテナンスはベスタス・ジャパンが、その他のメンテナンス業務は新たに設置するO&M会社が担う。CTV(作業員輸送船)運航企業やBOP(海底ケーブルや基礎など風車以外の設備)のメンテナンス企業は選定中としている。