2024年10月25日無料公開記事洋上風力発電
JOGMEC、北海道岩内町に洋上風力調査事務所設置
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エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は18日、北海道岩内郡岩内町に設置した洋上風力調査北海道連絡事務所の開所式を開催した。21日に発表した。同事務所は北海道における洋上風力調査事業の拠点として設置された。
開所式には木村清彦岩内町長をはじめとする関係自治体、漁業協同組合、田中仁北海道ゼロカーボン推進監、鈴木洋一郎北海道経済産業局長などが出席した。JOGMECの髙原一郎理事長は、脱炭素エネルギーの安定供給が重要視されており、とりわけ洋上風力発電については再生可能エネルギーの主力電源化に向けた「切り札」として注目される中、同事務所の果たすべき役割について言及した。
JOGMECは洋上風力の案件形成に政府が主導的に関与する仕組み「セントラル方式」の一環としてサイト調査を2023年度から開始している。北海道では岩宇・南後志地区沖、島牧沖、檜山沖の3区域で実施しているほか、今年度から岩宇・南後志地区沖、島牧沖で浮体式洋上風力を想定した調査を開始する。地元自治体や関係機関との関係構築を通じて、円滑・効率的な調査を進める体制を整備することで、国内洋上風力発電の案件形成をより一層推進するとしている。