2025年3月24日無料公開記事洋上風力発電

洋上風力の促進区域指定に合意
北海道檜山沖の協議会

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 北海道檜山沖における協議会は19日、檜山沖の区域における再エネ海域利用法に基づく促進区域への指定について合意した。今後、指定に向けた手続きに進む。
 協議会意見のとりまとめ案では洋上風力発電設備の設置位置について、水深20m以浅の海域には設置しないことを基本とした。また、フェリーの航路や北海道本州間に敷設予定の海底直流送電ケーブル、自衛隊・在日米軍の活動などに支障を及ぼさない位置に設置することを求めた。
 江差町の照井誉之介町長は協議会でとりまとめ案について、「江差町としてはO&M(運転保守)港として江差港を有効活用してもらい、施設を活用しながら地域経済の活性化に繋がる取り組みを加速させていきたい」と述べた。
 北海道では現在、石狩市沖、岩宇・南後志地区沖、島牧沖、檜山沖、松前沖の5区域が有望区域に指定されている。促進区域の指定に向けた法定協議会は檜山沖のほか、松前沖と岩宇・南後志地区沖で設置されており、松前沖の協議会では昨年7月に促進区域の指定で合意している。

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