2024年6月10日無料公開記事洋上風力発電
台湾洋上風力のモノパイル撤去工事完了
ジャンボシッピング
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JSIアライアンスのジャンボシッピングはこのほど、台湾沖の雲林洋上風力発電プロジェクトで進めていたモノパイル2基の撤去工事を完了したと発表した。同社は今年2月に日本を含む8社が設立した特別目的会社、ユンネン・ウィンド・パワー(YWPC社)と工事の契約を締結。工事完了まで、ヨーロッパから台湾への本船の航海を含めてわずか5カ月で行った。
工事には同社が保有する1800トン吊り重量物船“フェアプレーヤー”を投入。水中研磨切断・吊り上げツールとROV(遠隔無人潜水機)を装備し、モノパイルを複数に分けて撤去した。さらに、本船の貨物倉に吊り上げ、地元台湾の港に輸送、岸壁に降ろした。プロジェクトの遂行にあたり、洋上で定位置を維持できるダイナミック・ボジショニング・システム2(DP2)の機能を活用した。
今回の件についてジャンボは、「安全で信頼性の高いサービスを約束通りに提供することは、今後の洋上風力発電プロジェクトの据付・撤去を行うT&Iコントラクターとして、われわれの中核となるコミットメントだ」などとしている。