特集記事

2012年6月28日

三菱神戸、商船建造の1世紀、時代を創った建造船の数々

 三菱重工神戸造船所(神船)があす29日、一般商船の最終船となる自動車船“Emerald Ace”を引き渡し、商船建造の歴史に幕を下ろす。1番船の竣工から1続き

2012年3月14日

今治船主、保有船900隻、規模の力で際立つ強さ

 日本国内はもちろん、世界中の海事関係者から注目を集める愛媛県の今治船主。いよぎん地域経済研究センターによると、今治の外航船主は60社、その保有船隊は約900隻になるという。日本全続き

2012年2月28日

LNG燃料、燃費低減は可能か、実用化へ検討課題は多岐

 船舶用C重油に代わる次世代の燃料として、LNG燃料に関心が高まっている。LNG燃料は排ガス削減と燃料コスト削減に効果があり、環境性能の向上と経済性効果への期待から海事業界が注目し続き

2012年1月23日

日本造船業、コストのドル化、待ったなし

 日本造船業では手持ち工事の確保が急務となり、低採算船の建造も始まろうとしているが、年が明けても、引き続き1ドル=70円台の超円高。日本の多くの造船所が目指した「円コストで戦える体続き

2011年8月29日

NYKシップマネージメント10周年、“技術の中核”、高まる存在感

 日本郵船が運航する船隊の安全運航を担うインハウスの船舶管理会社「NYKシップマネージメント」は今年10月1日に10周年を迎える。「安全で効率的な船舶運航を競争力あるコストで実現す続き

2011年7月1日

航海当直警報装置、搭載スタート

 IMO(国際海事機関)が定める船橋航海当直警報装置(BNWAS:Bridge Navigational Watch Alarm System)の搭載義務化に伴い、新造船を対象とし続き

2011年3月10日

100周年記念インタビュー、名村造船所代表取締役会長兼社長 名村建彦氏

 今年2月に創業100周年を迎えた名村造船所。名村建彦社長に同社の歴史を振り返ってもらうと、テーマは自然に「不況との戦い」になった。創業者である祖父の姿や、不況の真っ只中に社長に就続き

2011年1月24日

IFRS新リース基準、定期用船オンバラ化に海運界反対

 国際会計基準(IFRS)のリース会計基準の見直しによって、定期用船(タイム・チャーター)がオンバランス(貸借対照表への資産・負債計上)扱いになる可能性が浮上している。IFRSは日続き

2010年6月24日

川崎汽船・自動車船事業の歩み<下>、“第十とよた丸”就航から40年

■革新的なビジネスモデル  ―― 日本初の自動車専用船“第十とよた丸”の竣工から今年で丸40年です。それは同時に川崎汽船が自動車船事業開始してから40続き

2010年6月23日

川崎汽船・自動車船事業の歩み<上>、“第十とよた丸”就航から40年

 川崎汽船が日本初の自動車専用船(PCC)“第十とよた丸”を就航させてから、今年で丸40年となる。自動車という無防備な貨物を安全かつ効率的に輸送することを目続き

2010年5月28日

ロイドレジスター250周年、世界最古の船級協会のこれまでと今後

 世界初の船級協会として18世紀に誕生したロイド船級協会(ロイドレジスター)グループが今年、創立250周年、日本進出から125周年を迎えた。世界の海運産業が近代化を進める中で、独立続き

2010年5月28日

ロイドレジスター250周年、湯浅和昭ゼネラルマネジャーに聞く

 ―― ロイド船級は今年250周年を迎えるが、日本進出からも125周年となる。  「ロイドが横浜に事務所を開設したのは125年前の1885年だが、ロイドと日本との関係はこの少し前続き

2010年4月22日

赤阪鐵工所、創業100年、100年技術さらに進化、環境対策・効率化

 赤阪鐵工所は5月で創業100年を迎える。節目を迎えるに当たり「感謝のこころ」、「100年技術、さらなる進化へ」をキーワードに、今年1年をメモリアルイヤーとして事業を展開する。4サ続き

2010年3月31日

マキタ、創業100周年、舶用ディーゼルで第3創業期へ

 中小型の舶用低速ディーゼルエンジン大手のマキタ(本社=香川県高松市)はあす4月1日、創業100周年を迎える。1973年にMAN型のサブライセンシーとして、三井造船と技術援助協定を続き

2010年3月16日

海運会社の不動産業、海運不況で見直される安定収益部門

 本業である海運業の副業として不動産業を営む海運会社は少なくない。古くから不動産業に力を入れている海運会社としては飯野海運、明治海運などが有名。海運大手では商船三井が2004年にダ続き

2010年3月10日

苦境KG、時間との闘い、コンテナ船回復時期が焦点

 ドイツの船舶投資システムKGが制度発足以来の苦境に陥っている。主力のコンテナ船事業の不振や金融危機に伴う資金調達難などで、新造コンテナ船ではKG会社による建造キャンセルや大幅な納続き

2010年1月8日

定航トップ座談会<下>、定航海運のパラダイムシフトは本物か

需給ギャップは縮小方向  司会 現在の需給ギャップはどのくらいと見ていますか。  清水 全体として言うと25%くらいではないでしょうか。そのうち10%が係船。このほか、定航続き

2010年1月7日

定航トップ座談会<中>、定航海運のパラダイムシフトは本物か

意味のある支援を  司会 各社合理化の実施で、特に川崎汽船ではコンテナの構造改革で09年度中にウミを出し切るのだ、という姿勢を明確にされた。一方、海外では政府支援や金融機関が続き

2010年1月6日

定航トップ座談会<上>、定航海運のパラダイムシフトは本物か

 2008年秋のリーマン・ショックに端を発した世界経済危機は定航マーケットに甚大な被害を及ぼした。昨年の海上コンテナ荷動きは前年比で2割減、3割減は当たり前。折り悪く、好況期に大量続き

2009年10月30日

欧州造船業の10年<下>、ビジネスモデル転換の成否

■金の切れ目が…  「はっきり言って、欧州の造船業は乞食同然だった。生き延びるために金をせがみ続けた結果、自信も尊厳も失っていた」。欧州造船工業会(CESA)の続き