1. コラム

2019年6月7日

(345)四海、茫々、無窮

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 日本郵船の物流事業は、21世紀の郵船の消長をも左右する一大事案であったと思われる。  にも関わらず、物流事業の黒字化が達成された話は大きなニュースになっていない。われわれ記者が事業収支の機微に踏み込む取材を怠ったせいである。今ごろ懺悔しても遅いが、草刈隆郎社長(1999~2004年)の代に黒字化の曙光が見え始め、宮原耕治社長(04~09年)の代で黒字化達成となった。宮原さんは、社長に就任...