2019年3月22日
(335)虚仮の一念
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日本郵船の草刈隆郎氏はとび抜けて元気がいい青年だった。強心臓も持ち合わせていた。「何でも質問してくるし、私見もいう。真摯、率直でおもしろい後輩」と先輩諸氏に見られていた。そうした評価もあって草刈さんは労務課長に起用され、たちまち本領を発揮した。氏は業革に打って出た。同社百年史に「1982年(昭和56年)業務改革プロジェクト推進委員会が設置された」とある。
当時、行財政改革を意味する“行...
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