1. コラム

青灯

海事プレスの記者陣によるコラム。

2025年12月26日

【青灯】船員確保への情熱

◆内航担当記者として2025年を振り返ると、やはり船員確保が業界の大きな課題として挙げられる。今年も船主やオペレーター、業界団体などのステークホルダーによるさまざまなアプローチを取続き

2025年12月25日

【青灯】CTVの釜石

◆先日、日本郵船が小鯖船舶工業に発注したCTV(作業員輸送船)“ALFONSINO ARROW”の命名・進水式を取材しに釜石を訪れた。釜石に行くのは今回が初めてで、東京から新幹線で続き

2025年12月24日

【青灯】踏ん張る冬に

◆年々、時間が過ぎるのが早くなる。長い長い夏が過ぎたかと思えば、秋は一瞬で過ぎ去り、気づけば事務所のエントランスだけでなく、街中のいたるところにクリスマスツリーが飾られていた。空気続き

2025年12月23日

【青灯】石炭需要と輸送量

◆国際エネルギー機関(IEA)はこのほど公表した石炭需要レポートの中で、2025年の世界の石炭需要が前年比で0.5%増加し、過去最高の88億5000万トンに達する見込みであることを続き

2025年12月22日

【青灯】回り回って脱炭素

◆学生時代にフィールドホッケー部に所属していた際、「学生リーグ」に参加すると必ず自分たちの試合前後には「ボールサーバー」として試合をサポートする役目があった。ボールサーバーはサッカ続き

2025年12月19日

【青灯】極域燃料の議論進む

◆国際海事機関(IMO)の汚染防止・対応小委員会(PPR)は、海洋環境汚染や大気汚染の防止に向けたさまざまなテーマで議論を行っている。その議論の中で、船舶から排出される煤などの粒子続き

2025年12月18日

【青灯】2025年のコンテナ船業界

◆2025年も残り少なくなった。今年のコンテナ船業界を振り返ると、さまざまなニュースがあった。東西基幹航路では2月から、MSCとオーシャン・アライアンス、ジェミニ・コーポレーション続き

2025年12月17日

【青灯】荷主と重量物船社の共創モデル

◆エネルギー・インフラ分野を中心に大型プラント建設が世界的に増加するなか、荷主と重量物船社の関係性はいままで以上に重要性を増している。とりわけ近年は、輸送対象が数百トン規模の機器か続き

2025年12月16日

【青灯】課題に対処する統合の1年

◆この1年の海運業界を振り返る時期に入っている。日本の海運業界におけるトピックスの1つとして、海運グループ会社による合併・再編があった。4月には日本郵船がENEOSオーシャンのLP続き

2025年12月15日

【青灯】マーケットは年間1億トン時代に

◆今年も残すところ半月となったが、今年の新造船マーケットの動向を振り返りつつ、考えてみたい。S&P Global Market Intelligenceの新造船データに基づく統計で続き

2025年12月12日

【青灯】冬に市況が上がったが

◆年の瀬が近づくなか、VLCCのスポット運賃市況の盛り上がりが続いている。中東―極東航路では今秋以降、上下動はあれど基調としては強含みの展開が続き、11月下旬にはワールドスケール(続き

2025年12月11日

【青灯】海運ブームを振り返る

◆今年は数多くの業界関係者と同じような会話をした。「昔と似た感じですよね」「あの時と雰囲気が似ていませんか」。以前にも当欄で書いたが、リーマン・ショックが起きた2008年9月以前の続き

2025年12月10日

【青灯】造船が「見られる側」になった1年

◆今年は造船業にとっての大きな転換点だった。その象徴が、造船が一躍、注目を浴びる産業になったことだろう。世界的に造船の存在感が増し、経済安全保障などの文脈で語られる機会も格段に増え続き

2025年12月9日

【青灯】海運史上の2025年

◆間もなく終わる2025年は、戦後80年、そして日本の海事産業にとって大きな転換点となったプラザ合意から40年という節目の年だった。本紙ではこれらに関連した特集記事を掲載したが、企続き

2025年12月8日

【青灯】ガソリン減税法と「新モーダルシフト」

◆ガソリン減税法が成立した。トラック燃料である軽油の価格に長年上乗せされていた1リットル当たり17.1円の旧暫定税率が、2026年4月1日に廃止される。 ◆そもそも旧暫定税率とは続き

2025年12月5日

【青灯】日常に溶け込む船のドック入り

◆オンラインショップを見ていると時々、船舶のドック入りに伴う配送遅延のお知らせを目にすることがある。最初に目にしたのはタオルショップで、可愛らしいサイトのお知らせ一覧に「船舶のドッ続き

2025年12月4日

【青灯】迫られる変化への適応

◆最近巷を騒がせているクマのニュース。記者の地元でも目撃情報が相次いでいる。記者もかつてクマを見かけたことがあるが、そのころのクマは、人に気づくとさっと山へ逃げていったものだ。とこ続き

2025年12月3日

【青灯】カムサマックスの寄港先

◆AXSマリンによると、今年1~9月に8万~8万5000重量トン型パナマックス・バルカー(カムサマックス)が寄港した積出港として最も多かったのは、ブラジルのサントス港だった。今年は続き

2025年12月2日

【青灯】新人時代の感謝は後から

◆港湾分野を担当するようになって苦労したのは業界知識を身につけること。まだまだ教えてもらうことばかりだが、当初はさらに訳も分からずのスタートだった。ただ、それでも自分の強みの1つだ続き

2025年12月1日

【青灯】南極観測船が出航

◆北半球で9月といえば季節が夏から秋へと移行する時期であり、反対に3月ごろは季節が冬から春に移行する時期となる。北極海では例年3月に海氷面積が最大となり、9月に最小となる。ところが続き