海事プレスの記者陣によるコラム。
2025年11月20日
◆過去30年ほどの海運会社の中期経営計画を簡単に振り返ってみたい。多角化の一環として新規事業は常に打ち出されてきた。傾向としては不況期に策定された経営計画は投資力が限定されているこ…続き
2025年11月19日
◆人工知能(AI)の普及がもたらす労働市場の地殻変動。その兆しとして注目されているのが、最近話題の米国の「ブルーカラー・ビリオネア」現象だ。AIが急速にホワイトカラー業務を代替し、…続き
2025年11月18日
◆本紙は連載「船舶用船料先物取引(FFA)を知る・使う」(全7回)を、エクセノヤマミズ穀物部の大本博司副部長のご協力を得て10月に掲載した。スポットの定期用船(タイムチャーター)価…続き
2025年11月17日
◆記者は学生の頃からモダニズム建築巡りをほそぼそと続けている。特に前川國男建築が好きで、青森・弘前の作品群を観に行ったこともある。前川の弟子にあたる丹下健三の建築も大好きだ。彼の作…続き
2025年11月14日
◆先日、ジャパンモビリティショーに訪れた。自動車ファンはもちろん、家族連れや就活生、ビジネス関係者まで多様な層が会場を訪れ、東京ビッグサイトの東・西・南3つの展示棟はどこも大勢の人…続き
2025年11月13日
◆慣れとは恐ろしいもので、例えば最初は便利さをありがたがっていたものも、時間がたつと当たり前になってしまう。先日、移動中に電車を逃してしまったのだが、次の電車の時間をみて「あと10…続き
2025年11月12日
◆1年半ぶりのフィリピン・マニラ。取材したのは商船三井グループの船員配乗会社マグサイサイ・MOL・マリン(MMM)が開催した船員家族会だ。早朝、街にはマラソンをしている市民の姿。聞…続き
2025年11月11日
◆「『もやいこ』でいいかね」。正月など親族一同が集まったとき、大皿に盛られた料理を出しながらよく祖母はそのように言う。この場合は、料理を最初から小皿に取り分けず、各自で大皿から料理…続き
2025年11月10日
◆欧州で内陸河川を航行するクルーズ船が完全自律航行を成功させたニュースが海外メディアで報じられていた。オランダ・ロッテルダムの東方を流れるメルウェデ川で有人の航行デモンストレーショ…続き
2025年11月7日
◆今年度の年末年始例外荷役は実施する方向で決着した。2001年度から毎年続いてきた年末年始の例外荷役だが、昨年度は約23年ぶりに不実施になり、船社や荷主は対応に追われた。「年末年始…続き
2025年11月6日
◆先月からP&Iクラブや保険ブローカー開催のセミナーが相次いでいる。この時期に行われるのは来保険年度の更改に向けて、顧客である船主らにP&I保険を含む船舶保険全体、あるいは各クラブ…続き
2025年11月5日
◆船舶管理分野の取材を長年担当しているが、船舶管理会社の良し悪しを判断するのは難しい。何を持って良い船舶管理というのか。コスト競争力、情報収集力、迅速に対応する力。いずれも重要な要…続き
2025年11月4日
◆好不況の波が大きい造船業にとって新造船の受注のタイミングとともに難しい判断の1つとなるのが、設備投資だ。設備投資が大きな償却負担となるため、業績の厳しい不況下では、設備投資コスト…続き
2025年10月31日
◆大型客船が入港するとその街は一気ににぎわう。港には観光バスがずらりと並び、ターミナルには長い列。街の道路がバスで埋まることもある。日本でも大型客船の寄港の増加に伴い、人気観光地で…続き
2025年10月30日
◆10年くらい前だろうか。ある金融マンがこう話していたのをふと思い出した。「海運業にとって未来永劫変わることのない絶対必要なパートナーが金融機関だ」と。船舶投資は巨費を要する。自社…続き
2025年10月29日
◆6月、自民党が日本造船再生に向けて、「官民で1兆円規模の基金を創設すべき」という緊急提言をまとめた。1兆円―。その数字を見た瞬間、率直に『大きい』と思った。これまでの造船関連政策…続き
2025年10月28日
◆今月14~17日に開催された国際海事機関(IMO)の臨時海洋環境保護委員会(臨時MEPC)で、国際海運の温室効果ガス(GHG)削減に向けた中期対策(NZF)の議論を1年延期するこ…続き
2025年10月27日
◆2025年度の内航船員の最低賃金の引き上げ額がこのほど決定した。貨物船・旅客船ともにそれぞれの区分で月額8500円の引き上げとなり、3年連続の大幅アップとなった。平均で3.7%の…続き
2025年10月24日
◆7月に行われた総合政策局長の就任インタビューで、恒例の質問が投げかけられた。「これまで一番印象に残っている仕事は」。鶴田局長は、2016年の軽井沢スキーバス事故への対応を挙げた。…続き
2025年10月23日
◆記者は田舎出身だが、自身の出自や母の仕事の関係もあって、地元でも多くの外国人と触れる機会があった。そのうちの一人、母の友人で南米出身の男性は、いわゆる「デカセギ」。妻と子どもたち…続き