海事プレスの記者陣によるコラム。
2025年12月15日
◆今年も残すところ半月となったが、今年の新造船マーケットの動向を振り返りつつ、考えてみたい。S&P Global Market Intelligenceの新造船データに基づく統計で…続き
2025年12月12日
◆年の瀬が近づくなか、VLCCのスポット運賃市況の盛り上がりが続いている。中東―極東航路では今秋以降、上下動はあれど基調としては強含みの展開が続き、11月下旬にはワールドスケール(…続き
2025年12月11日
◆今年は数多くの業界関係者と同じような会話をした。「昔と似た感じですよね」「あの時と雰囲気が似ていませんか」。以前にも当欄で書いたが、リーマン・ショックが起きた2008年9月以前の…続き
2025年12月10日
◆今年は造船業にとっての大きな転換点だった。その象徴が、造船が一躍、注目を浴びる産業になったことだろう。世界的に造船の存在感が増し、経済安全保障などの文脈で語られる機会も格段に増え…続き
2025年12月9日
◆間もなく終わる2025年は、戦後80年、そして日本の海事産業にとって大きな転換点となったプラザ合意から40年という節目の年だった。本紙ではこれらに関連した特集記事を掲載したが、企…続き
2025年12月8日
◆ガソリン減税法が成立した。トラック燃料である軽油の価格に長年上乗せされていた1リットル当たり17.1円の旧暫定税率が、2026年4月1日に廃止される。 ◆そもそも旧暫定税率とは…続き
2025年12月5日
◆オンラインショップを見ていると時々、船舶のドック入りに伴う配送遅延のお知らせを目にすることがある。最初に目にしたのはタオルショップで、可愛らしいサイトのお知らせ一覧に「船舶のドッ…続き
2025年12月4日
◆最近巷を騒がせているクマのニュース。記者の地元でも目撃情報が相次いでいる。記者もかつてクマを見かけたことがあるが、そのころのクマは、人に気づくとさっと山へ逃げていったものだ。とこ…続き
2025年12月3日
◆AXSマリンによると、今年1~9月に8万~8万5000重量トン型パナマックス・バルカー(カムサマックス)が寄港した積出港として最も多かったのは、ブラジルのサントス港だった。今年は…続き
2025年12月2日
◆港湾分野を担当するようになって苦労したのは業界知識を身につけること。まだまだ教えてもらうことばかりだが、当初はさらに訳も分からずのスタートだった。ただ、それでも自分の強みの1つだ…続き
2025年12月1日
◆北半球で9月といえば季節が夏から秋へと移行する時期であり、反対に3月ごろは季節が冬から春に移行する時期となる。北極海では例年3月に海氷面積が最大となり、9月に最小となる。ところが…続き
2025年11月28日
◆コンテナ船マーケットが落ち着きつつある。過去5年間は、コロナ禍や紅海情勢の悪化に伴う喜望峰経由への迂回定着、米国トランプ大統領の関税政策による影響などを受け、市況が乱高下した。特…続き
2025年11月27日
◆P&I各クラブが来保険年度の更改方針を決める理事会について、大半のクラブが今月末で終了する見通しだ。各クラブの更改に向けたスタンスも明らかになってきた。基本的に今保険年度は多くの…続き
2025年11月26日
◆海洋事業、洋上風力発電、宇宙。日本の海事産業にとって新規事業の領域は、より深い海や空へとスケールの大きな広がりを見せているが、実は足元にもニューマーケットが存在する。それは船舶の…続き
2025年11月25日
◆都内ではインバウンドの観光客を見ない日はないが、最近は地方都市でもインバウンドの観光客を多く見かけるようになった。広島県の尾道を訪れた際も、観光客が尾道水道沿いで自転車を漕いでい…続き
2025年11月21日
◆従来のエネルギーの先行きをめぐり、今年の国際エネルギー機関(IEA)による「World Energy Outlook 2025」はまだ需要が長く続く世界観を濃くした。これまでの脱…続き
2025年11月20日
◆過去30年ほどの海運会社の中期経営計画を簡単に振り返ってみたい。多角化の一環として新規事業は常に打ち出されてきた。傾向としては不況期に策定された経営計画は投資力が限定されているこ…続き
2025年11月19日
◆人工知能(AI)の普及がもたらす労働市場の地殻変動。その兆しとして注目されているのが、最近話題の米国の「ブルーカラー・ビリオネア」現象だ。AIが急速にホワイトカラー業務を代替し、…続き
2025年11月18日
◆本紙は連載「船舶用船料先物取引(FFA)を知る・使う」(全7回)を、エクセノヤマミズ穀物部の大本博司副部長のご協力を得て10月に掲載した。スポットの定期用船(タイムチャーター)価…続き
2025年11月17日
◆記者は学生の頃からモダニズム建築巡りをほそぼそと続けている。特に前川國男建築が好きで、青森・弘前の作品群を観に行ったこともある。前川の弟子にあたる丹下健三の建築も大好きだ。彼の作…続き