船舶大型化・再検証

    2021年8月18日

    《連載》船舶大型化・再検証⑨、LNG船の再利用、船型がネックにも

     タンカーの中で大型化が特に進んだのがLNG船だ。大型の汎用船型はかつての12~14万立方㍍型から現在は17万~18万立方㍍型へと変遷した。大型化と推進機関の変化をはじめとする技術続き

    2021年8月13日

    《連載》船舶大型化・再検証⑧、バルカー、大型化メリット高める技術に力点

     バルカーの歴史は船型大型化の歴史でもあり、海運・造船業界は輸送効率を高めるためにさまざまな制約下での最大の船型を開発してきた。その結果、大型鉱石船(VLOC)、ケープサイズからハ続き

    2021年8月10日

    《連載》船舶大型化・再検証⑦、船主・金融、賛否両論で対応二極化

     大型化した船舶を保有するのか、超大型船に融資するのか―。国内船主(船舶オーナー)や金融機関には超大型船をめぐって賛否両論がある。船主にとっては長期用船の獲得、償却資産の確保などで続き

    2021年8月5日

    《連載》船舶大型化・再検証⑥、事故損害リスク、“質的変化”に注意

     船舶の事故による自己と関係者、第三者に対する損害の規模は、理論上は船舶が大型化するにつれて漸増する。その理由は、経済的には船価や搭載する舶用機器が高額化するほか、積載貨物の量と価続き

    2021年8月3日

    《連載》船舶大型化・再検証⑤、造船所、設備投資判断迫られる

     船型が大型化するにつれて、造船所では設備の制約により従来の建造体制が維持できず、設備投資や生産体制の見直しが常にテーマとなる。  かつて造船所で大型設備の1つの基準となる船種はV続き

    2021年7月29日

    《連載》船舶大型化・再検証④、船舶管理、事故時の対応が課題に

    ■操作性に変化  船舶の大型化を船舶管理の側面からとらえるとどうか。  さまざまな船種でじわじわと大型化が進んできたが、運航の現場では、特に超大型コンテナ船でそれまでの船型と比べ続き

    2021年7月27日

    《連載》船舶大型化・再検証③、コンテナ船、強度要件シビアに、落水事故と大型化の因果関係は

    ■15年の規則改正で大幅強化  船舶大型化で話題に挙がるのが、構造面での安全性だ。長年にわたり船舶が徐々に大型化する過程で、船舶の運動や外力、構造強度に関する研究が進み、ここで得続き

    2021年7月19日

    《連載》船舶大型化・再検証②、コンテナ船大型化、座礁事故後も評価揺るがず、環境面で一層重要に

     今年6月、ドイツの海事コンサルティング会社オーシャンズ・ワンが「ポスト・メガマックスコンテナ船における規模の経済性」と題するレポートを公表した。超大型コンテナ船における現在の主流続き

    2021年7月15日

    《連載》船舶大型化・再検証①、輸送効率を追求、新たな課題も

     船舶の大型化が、再びクローズアップされている。輸送効率を追求するため船舶のサイズは徐々に大きくなってきたが、メガコンテナ船の全長が400mを突破するなど、大型船型は新たなフェーズ続き

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