《連載》船舶大型化・再検証①
輸送効率を追求、新たな課題も

　船舶の大型化が、再びクローズアップされている。輸送効率を追求するため船舶のサイズは徐々に大きくなってきたが、メガコンテナ船の全長が400ｍを突破するなど、大型船型は新たなフェーズに突入した。近年は、輸送単位当たりの二酸化炭素（ＣＯ２）排出削減の観点で、環境対応の解決策としても大型化は注目を集める。新パナマ運河の開通からちょうど今年で５年が経ち、航路やインフラの整備、トレードの変化なども、...