日本造船

    2025年7月3日

    《連載》日本造船業の再転換(下)、技術、人材、業界モデルに注目

     「常石ソリューションズ東京ベイ」に社名を改めた旧・三井E&S造船。三井から常石へと看板は掛け替えられたが、他の国内造船所に技術を提供する「造船エンジニアリング事業」を軸とする姿勢続き

    2025年7月2日

    《連載》日本造船業の再転換(上)、専業造船が「規模も技術も持つ」

     今治造船がジャパンマリンユナイテッド(JMU)を子会社化することを決め、常石造船が三井E&S造船(現・常石ソリューションズ東京ベイ)を完全子会社化した。日本造船業では、「建造規模続き

    2025年6月13日

    《連載》日本造船、協業の本気④、聖域なき協業、購買や営業は

     「日本版SDARIを―」。造船協業のたとえとしてよく名前が挙がるのが中国の国営設計会社、上海船舶設計研究院、通称「SDARI」だ。中国造船業は、このSDARIや中国船舶海洋工程設続き

    2025年6月11日

    《連載》日本造船、協業の本気③、利害を超える連携の姿いかに

     連休前の4月25日。神戸市内のホテルで、水素燃料船の実証プロジェクトの本格始動を記念したキックオフパーティーが、関係者によって開かれた。世界初となる、大型低速2ストローク水素燃料続き

    2025年6月6日

    《連載》日本造船、協業の本気②、設計連携で余力を将来技術に

     日本の造船業では従来、将来技術や基礎研究の分野は「協調領域」に属するものとして各社が共同プロジェクト(JIP)などで積極的に連携していた。最近でも、実海域性能や自律運航などの次世続き

    2025年6月4日

    《連載》日本造船、協業の本気①、次世代船は「小異」捨てる好機、LCO2船と液化水素船の連合が端緒に

     海運・造船7社による液化二酸化炭素(LCO2)運搬船の共同プロジェクトに続いて、液化水素運搬船でも造船3社が将来の建造体制への共同検討を開始した。国内の深刻な人手不足と、中国造船続き

    2024年8月27日

    《連載》ギリシャ船主と日本造船③、日本との関係強化する中堅船主群

     日本造船所とマッチせずに取引が疎遠になったギリシャ船主がいる一方で、日本建造船を長年にわたり優先するギリシャ船主も多い。「中国建造船も品質は上がっているが、日本建造船のリセールバ続き

    2024年8月26日

    《連載》ギリシャ船主と日本造船②、一部船主はミスマッチで関係希薄化

     「もちろん今でも先方とは定期的に連絡はとっている。ただ受注につながるかというと…。先方の目線が、昔とすっかり変わってしまった感じがする」。日本造船所の担当者は、とあ続き

    2024年8月23日

    《連載》ギリシャ船主と日本造船①、船主国と造船国、70年で変わる関係

    日本造船所の建造量が韓国・中国に対して相対的に縮小する中で、世界最大の船主国であるギリシャとの関係性も変わりつつある。日本との取引なしで、中国や韓国造船へのロット発注によって船隊規続き

    2022年9月20日

    《連載》日本造船の新3極構造④、脱炭素需要が連携への決断迫る、アライアンス超えた広域協力必要に

     液化水素(LH2)運搬船や液化二酸化炭素(LCO2)運搬船、電気運搬船―。脱炭素時代に造船所にとって新しい船舶の需要が生まれようとしている。日本造船業は限られたリソースを有効活用続き

    2022年9月16日

    《連載》日本造船の新3極構造③、中堅と中小のポジション戦略、中韓との競合避け技術活用

     今治造船/ジャパンマリンユナイテッド(JMU)連合や、常石造船/三井E&S造船連合などのアライアンス群は、生産規模と技術力を融合して、マーケット船の領域での国際競争で勝ち残りを図続き

    2022年9月14日

    《連載》日本造船の新3極構造②、総合重工との連携が戦略を強化、高付加価値の名村、生産力の大島、多角化の常石

     三菱重工が今治造船、名村造船所、大島造船所とそれぞれ商船事業に関する包括提携で合意したのは2017年だった。まだ船舶部門が分社する前の頃で、当時は三菱重工を核にして日本造船業の新続き

    2022年9月13日

    《連載》日本造船の新3極構造①、今治・JMU、1年目の評価、受注で成果、トップアライアンスへの期待と注文無料

     日本造船業が、新しい産業構造に生まれ変わる。今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の最大手グループが昨年からスタートし、大島造船所と名村造船所はそれぞれ三菱重工グループと続き

    2019年6月20日

    日本造船工業会、新役員体制

    日本造船工業会、新役員体制 (6月19日) ▼会長 斎藤 保(IHI会長)=新任 ▼副会長 中村吉伸(住友重機械工業相談役) ▼同 大宮英明(三菱重工業相談役) ▼同続き

    2019年3月20日

    日本造船所、にわかに高まる技術協力の機運

    新船型の共同開発も選択肢に 日本造船所、にわかに高まる技術協力の機運  日本の造船所の中で、技術リソースを有効に活用するために、他社と新造船の船型開発を共同で行う機運がにわ続き

    2019年3月13日

    北日本造船、NKからHSE鑑定取得

    NKからHSE鑑定取得北日本造船 北日本造船は12日、日本海事協会(NK)から労働・安全・環境での国際規格基準のHSE(Health, Safety & Environme続き

    2019年1月8日

    ≪年頭あいさつ≫日本造船工業会・加藤泰彦会長

    規制対応の改造・代替需要に期待●日本造船工業会・加藤泰彦会長 ▼昨年の海運市況は、世界経済の拡大により海上荷動量の増加が続いたことで、明るい兆しが見え始めてきた。しかし、本格的な回続き

    2018年11月2日

    北日本造船、新設計の40型ケミカル船竣工

    新設計の40型ケミカル船竣工北日本造船、EEDI実海域係数も取得 北日本造船はこのほど、海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所(海技研)の協力のもと、新設計となる4万重量トン続き

    2018年10月16日

    日本造船、1~9月は横ばいの722万トン

    1~9月は横ばいの722万トン日本造船、商談の本格回復なお時間    日本船舶輸出組合(輸組)が15日発表した今年1~9月の輸出船契約実績は154隻・722万総トン(31続き

    2018年8月28日

    日本造船、新造船建造量が韓国と僅差に、上期シェア25%

    新造船建造量が韓国と僅差に日本造船、上期シェア25% 日本造船業の新造船建造量が韓国と僅差に迫っている。IHS統計によると、今年上半期(1~6月)の新造船竣工量は日本が826万総ト続き