2024年10月17日無料公開記事洋上風力発電
東洋建設、海底ケーブル埋設機を調達
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東洋建設は15日、英ソイル・マシン・ダイナミクスの海底ケーブル埋設機の調達を決定したと発表した。調達費用は約40億円。東洋建設は洋上風力向けのケーブル施工に関する取り組みを進めており、海底ケーブル埋設について新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業による技術開発を行っている。また、昨年は自航式ケーブル敷設船の建造を発表した。
洋上風力事業は大規模化や沖合への展開に進むことにより、大水深において大規模で大量施工に対応する船舶と機械の導入が重要となる。同社は海底ケーブル技術開発を通じて取得したエンジニアリング力と海底ケーブル埋設機の導入、建造中の自航式ケーブル敷設船を用いて、日本の自然条件に適応するケーブル施工技術の確立に向けた取り組みをさらに進め、施工の低コスト化を目指す。
ケーブル敷設船については9月に起工式がヴァルドのルーマニア工場で行われ、2026年度上期の完成に向けて計画が予定どおり進捗している。